バランス

2月27日(土)

すっきりしない天気が続いております。

今日は、早朝upです。書き始めは朝6時20分です。

冬の間は、夜型生活でした。朝はがちがちに野菜が凍ってしまうので、夕方に収穫して、夜にある程度箱詰めをするというリズムなので、ついつい寝るのも遅くなる、というわけです。

でも、気がつけばもうそろそろ春です。今週は、フライング気味の暖かさでしたけどね。

収穫も朝に切り替えました。夏野菜の育苗ももう少しで始まります。寝坊は厳禁です。それにやっぱり朝型生活は気持ちがよいものです。


いろいろ思うところがあり、いいこともあり、はたまたここ数日の「だんだん朝型にするぞ」という気持ちが功を奏したのか、4時に目が覚めてしまいました。それから、出荷の事務仕事をして、部屋の壁塗りの下準備をして、これを書いていて、もうこんな時間。

おそらく昼に眠くなるだろうから、そこをふんばって昼寝なしでいくと、このまま朝型生活にいけそうな気もするので、ちょっと期待大です。でも、4時は早すぎるなあ(笑)。




さて、


自分の中に、「これをやっていればものごとがうまくまわる。大丈夫。」という「いい引き出し」がいくつかあります。

時と状況によって常に変わっていくのでしょうが、今は、



農業。いいものをお届けする。誰にも恥じないような仕事をする。結果として伴うお金。精神的なだけでなく、経済的にも持続可能な生活。

野鳥。虫。植物。山。自然。に対する好奇心。一体感。畏敬の念。

ココロの世界(笑)やジンセイ。に対する好奇心。

ひとつの生命体としての強さや、人の遺伝子の中に眠る「野性」や「歩く力」「自然の中で生きる技術」への憧れ。自給自足。そのために(?)体をいたわること。鍛えること。マラソン。などなど。

人のために使う時間。誰かのお手伝い。誰かを気にかけること。具体的に時間とエネルギーを注ぐということ。元気かな、連絡でもしてみようかな、という思いつき。地域の付き合い。自分の役割。

家のリフォーム。なるべく手作りの暮らしがしたいという好奇心。純粋な、ものづくりの楽しさ。

人はコミュニケーションをとる動物である、という認識。苦手だけど(笑)、そこから逃げないで、楽しむこと。間。その気持ちを忘れずに、磨くための、演劇的なもの。リーディング。

本や、音楽、映画、など。

いつも頑張りすぎてしまうので、何も考えずにまったりぼーっと、する時間。きれいに家を片付けて、お茶をすする時間。気の置けないひとと、一杯やる時間。(かなり無頓着なほうだけど)おいしいものでも食べよう、という気持ち。

適度な色恋沙汰(笑)。



まあ、そんな感じかなあ。相変わらず自分の楽しみばかり追求する独身貴族です。働いている時間で言えばものすごい量だし、十分忙しいのに、余裕があるといえばあるのかもしれません。もっと誰かのためとか、社会のためにとか、地球のためにとか、エネルギーを向けられないものか。いやいや、まずは本業の有機農業でしっかりすることが身の丈にあったスタイルだ。何をするにもまずはそこからだ。とか、自問自答は絶えません。

やっぱり「完璧主義」「いい子」から脱しきれてないんだろうなあ、と自省。人付き合いも、油断するとついつい100パーセントの力でやってしまうから、7割くらいの「適当」な力でやるように、と自分に言い聞かせてみたり・・。

などと、とにかく繊細にいろいろ考えまくるこの自意識過剰ジゴク。まいったまいった。まあ、しょうがない。けっこうこれで得もしてるしな。でもこりゃはやく所帯もって子育てにでも追われないことには先にすすまんなあ(笑)。


おっと、脱線。はい、で、何が言いたいのかというと、



自分の持てる時間とエネルギーには限りがあります。

今よりもっと若い頃は、ずっと「何かひとつに集中してそれを極めるのがかっこいいことだ」と思っていました。そのおかげで、ずいぶんとしょうもないことに囚われていたなあ、と今になって感じます。

ひとつのことに集中する時期も、時には必要です。でも、長い目でみたら、一番大事なのはバランス。

調子を崩すときには、たいてい、意識が何かに偏ってしまいます。自分自身で逃げ道をふさいでしまうものです。

だったら、何に偏っているのか自分で分析して、うまくエネルギーを分散させればいいのかな、と思うようになってきました。型から、行動から、自分の気持ちを「ほどほどに」コントロールしてゆく。その結果、感情はあとからついてくる。そんな技術というか処世術があれば、いざというときに自分を救うことになるのだろうなあ、と思うのです。

そのためにも、まず、自分の中にある「いい引き出し」をこつこつと磨いていけたらよいですね。「世間」や「常識」や「思い込み」や「競争」などにはなるべくなら囚われないで、自分のココロの中の声をきけたら、ステキです。


というわけで、


昨日は、雨もふっていたので、大分の竹田へ行ってきました。就農前の土地探しのときにお世話になった方々に久しぶりに会いたくなり、足を運びました。


子供のときや学生時代は、いつも学校で会う人や、同じサークルやバイト先の人と時間を共有する中で友達関係を作っていくことが多いものです。

大人になり、それなりに自分というものが出来てくると、違ったタイプの友人関係ができてきます。なかなかお会いする機会はない。でも、同じものを共有できるという感覚や、抱えている状況をお互いに察するココロ。そんなもののおかげで、短い時間しか共有できないなりに、お互いのことをよく知らないなりに、それでも、絆を感じることができることがあるものです。ちょっと臭くて大げさな表現かな(笑)

まっ、年をとるって、悪くないもんですね。


おっと、もういい時間だ。鶏さんに餌をやらないとっ。では、ごきげんよう。




今日も、みなさんにとって、ほんの小さなことでも、ひとつだけでも、いいことがありますように。


スポンサーサイト

2010年02月27日 ひとりごと トラックバック:0 コメント:2

納豆

2月24日(水)

まだ2月なのに春本番を思わせる陽気が続いております。



ご近所Hさんのお手伝い。

セットにもいれさせていただいているしいたけの原木の切り出しです。

100223クヌギ山

クヌギの木を切り出し、菌をうちこみ、しいたけが顔を出し始めるのは、来年の秋です。ゆったりとした、菌の営みですね。

100223クヌギはこび


人参や、大根、カブなどの種をまきました。出荷できるものが少なくなる4月の下旬に間引きのものでも出せればいいなあ、と思ってまきました。まだ寒いので、保温資材に頼ってます。まあ、この時期にはしょうがないです。

100223人参

週末に雨がふるとの予報。土が湿ったら、ビニールをかぶせて温度を上げてあげます。ひと手間かかりますが、端境期を少なくするためにガンバというわけです。



ご近所さんから納豆をいただきました。藁あっぱれ。納豆菌あっぱれ。Sさんあっぱれです。ありがとうございます。

100223納豆

100223納豆拡大

ごま油と塩で頂くことを思いつき、はまってしまいました。たくさんあるから誰かにおすそ分けしよう、と思っていたのに、気がついたらあっというまに平らげてしまっておりました。おそるべし、手作り納豆の魔力(笑)。


今日も、ぼちぼちよき一日でした。


2010年02月24日 日々の暮らし トラックバック:0 コメント:2

コミミズク

2月20日(土)

快晴の一日でした。晴れた日の日中は、春の息吹がすぐ近くに感じられます。

今日は、自然観察ネタです。最近、季節柄もあり、本業の畑ネタが少なく、ココロ系&自然観察ネタばかりで我ながら笑ってしまいます。まっ、いっか。



いつものように、高森の野草園にて。

希少種ミチノクフクジュソウが、開きかけていました。九州なのに、「みちのく」福寿草。不思議です。

100220ミチノクフクジュソウ

トチの若木。

100220トチ幼木

なんといっても冬芽が立派です。寒さや虫から身を守るために、ねばねばで覆われています。美しいなあ。

100220トチ冬芽

夕方に家を出て、例のコミミズクに会いに行きました。2回目のチャレンジ。

今日は、会えました!ウェルカム トゥ 阿蘇!

北のほうから、数千キロも飛んできて、阿蘇の草原で冬を越すあなたたちは、かっこいいです。ねずみを捕まえるために、木の上に止まり、耳をすませている姿のそのりりしさたるや!

ただ、遠くにいる姿は双眼鏡で見るのがやっと。

そこで、先日頂いていた写真をupさせてもらいます。

2010小池さんコミミズク

Kさん、いつもありがとうございます!

2羽のコミミズクが喧嘩をしながら飛んでいる姿です。

そろそろ旅立ちの季節です。無事に、北に帰るんだよ~。


今日も、なかなかよき日でした。

感謝!



追記。しょうもない話。

近くの温泉にて。つるっと、足元が滑り、見事にこけてしまいました。なんとびっくり、柔道の受身をとってしまいました。無意識のうちに。

中学高校時代にやっていた柔道を、体が覚えていたようです。もう、15年以上まえのことなのに。ただもうそのことにびっくりして、ひとり湯船で笑いがこみ上げてきました。他の方からすると、気持ち悪い人だなあ、と見えたことでしょう(笑)

しょうもないことに笑えるのは、幸せなことですね。



2010年02月20日 野鳥 トラックバック:0 コメント:0

いっぱいいっぱい

2月19日(金)

朝は雪がちらついたものの、日中は晴れて日差しは暖かな一日でした。

しばらく更新の間があいたので、今週の出来事、感想を少々。メモふうに。読みにくいです。読んでくださる方のための更新ではなく、自分の頭をすっきりさせるための更新(笑)。スンマセン!



今週は、約30箱の出荷。まあまあ多めの数。月曜から金曜の朝までは出荷作業がてんこ盛り。今日も、昼に「ふぅー。今週も無事終わった」という気分に。なんだかそういう意味ではサラリーマン的(笑)。週末は、出荷もなく、畑作業が進められるので、気分は楽。

玉ねぎに追肥。玉ねぎは、何はさておきある程度の収量はしっかり確保しておきたい。なので、去年と同様に、生育がいまいちの畝のマルチを剥いで、鶏糞ぼかしで追肥。

にんにくも追肥。こちらは、もとから地力がいまいちのとこに植えつけたので、追肥しやすいように、マルチなし。おかげで、草取りが大変だったが、がんばって終わらせた。

今月の頭に種をまいたブロッコリやレタスの苗の生育順調。今日、セルトレイに移植。3月に入ったら、不織布をかけて定植の予定。

今日は配達ついでに種屋さんへ。カボチャ、ズッキーニ、ジャガイモ(キタアカリ、赤じゃが)、大根、カリフラワー、九条ネギ、下仁田ネギ、の種を購入。今年は、カボチャやズッキーニや、ジャガイモなどを、早めに収穫・出荷できるように、霜除けをして早めに定植するつもり。ズッキーニは、普通だったら5月の連休くらいの定植だけど、ひと手間かければ2週間は早められると思う。30株植えるとしたら、7株だけ早植えしてみる、という感じ。そのひと手間で、春野菜と夏野菜の端境期がぐんと楽になると思う。この、「一部」作戦は、いろいろ応用が利くのでは、と思っている。うまくいくかなあ。

10年近く前に東チベットの旅でしりあった友人が熊本を訪れたついでに寄ってくれて、5年ぶりに再会。細く長くでも、縁がつながっているということは、ステキなものだと実感。彼の行っているvipassana瞑想の話が面白い。

冬に北極圏からわたってくる草原性フクロウ、「コミミズク」が、今年は阿蘇に来ているとのこと。「まだ見にいってないのか。あとひと月で飛んで行っちゃうよ」と聞き、見に行く。活動を始める夕方から日没まで粘ってみるも、会えず。うまいこと時間を作って、あと2,3回見に行けば、会えるかな・・。

モームの「人間の絆」読み終わりかけ。面白い。読書ばんざい。

ささやかな物欲で自分を励ますというのもいいもの。思い切ってipod 購入。でも、一番安いshuffle2G。送料込み5500円。なんと生まれて初めて買った携帯音楽プレイヤー。届いた当日は、嬉しくて調子にのって聞きまくり、若干難聴気味に(笑)。反省。

同様に、ちょっと高いけど、欲しかった本をamazonnで注文。認知行動療法の専門家向け入門書。ものごとをありのままに見ることができるようになるには、いろんな引き出しを持っていたほうがよい。

せっかく復調してきたのだから続けなくちゃもったいない、ということでジョギングぼちぼち継続中。ipod大活躍。しかしながら腰の調子がいまいち。あたりまえのことだけど、20代の頃のようにはいかないなあと実感。今年は、村のヨガ教室やら、温泉施設にあるトレーニングジム活用やらで、根本的に体をいたわり&鍛える年にしよう、と思案。

近所のO2ファーム(大学の先輩夫妻。農業の先輩でもある)から「うちらの学部の1年生の女の子が来てるから、ご飯食べにきな」とお誘い。ひさしぶりに顔を出す。現役学生(14年後輩にあたる)の話を聞いて、自分もおっさんになったなあ、と痛感。暗中模索五里霧中の学生時代を思い出し、今とりあえずなんとかなっていることと照らし合わせ、ちょっと感慨深し。

学生時代の友人から「今度赤ちゃんうまれるし、これからカバの野菜とらせてよ」とご注文をいただく。最近こういうケースがちょっとずつ増えてきた。いろんなご縁に不思議なくらいに助けられている、ありがたい、という感覚を思い出し、感謝。

今年度末も、消防団の方から、入団のお誘いを頂く。この3年間の暮らしの中で、時間的な余裕がなかったので「嫁さんが来るまで待ってください(笑)」といってお断りをしていた。少しずつ、気持ちにも時間にもゆとりがでてきたので、そろそろ入ってもいいかな。地域に暮らしているのだから、消防団くらい入っとかんとなあ、という気もするし。でも、焦んなくてもいいか。とまあ、これまた思案中。

そんなこんなで落ち着きしの生活なので、部屋の掃除が後回し。台所が特に見苦しい。参った(笑)。リフォームいっこうに進まず。まっ、体はひとつ。しょうがない。一歩一歩。



とまあ、こんな感じで毎日は流れてゆきます。今日もいっぱいいっぱい。明日もいっぱいいっぱい。一生いっぱいいっぱい、かな(笑)。まっ、よしとしましょう。


今日もお疲れ様でした。

2010年02月19日 日々の暮らし トラックバック:0 コメント:0

探鳥会

2月14日(日)

曇天の一日でした。

今日は手短に書きます。

日本野鳥の会、熊本県支部主催のバードウォッチングに参加してきました。

場所は、宇城市、八代市の八代海沿岸、氷川河口周辺でした。海鳥主体の探鳥会に参加するのは、2回目でした。珍しい鳥や、初めて見る鳥も多く、楽しかったです。


アットホームな雰囲気で、とにかく親切にいろいろ教えていただきました。皆さんありがとうございました。

100214探鳥会

こちらは、世界で約1800羽しかいない、クロツラへラサギです。今日は約50羽ほど見れました。冬鳥として九州にやってきますが、夏も九州に残って繁殖活動をする子たちもごくわずかいるそうです。3月になると、夏羽に生え変わってくるそうです。今日見た子の中にも、うっすらと羽の色が変わり始めている子もいました。

100214クロツラヘラサギ

ちなみに、今日見た鳥。

カルガモ。チョウゲンボウ。セグロカモメ。ジョウビタキ。ミサゴ。ツルシギ。カワウ。クロツラヘラサギ。ツクシガモ。ヘラサギ。スズメ。ズグロカモメ。アオサギ。カンムリカイツブリ。ハマシギ。ダイサギ。ダイゼン。コガモ。イソシギ。コサギ。マガモ。ハクセキレイ。ムクドリ。ヒバリ。トンビ。ユリカモメ。モズ。オカヨシガモ。タゲリ。ハシブトガラス。ハシボソガラス。ミヤマガラス。カワラバト。カワラヒワ。ツグミ。オオジュリン。ヒドリガモ。オナガガモ。ホオジロ。タヒバリ。キジバト。

41種。あっぱれです。


昼過ぎに帰宅して、さあ働くか、と思ったものの、昨晩久しぶりに友人宅で飲んで寝不足だったので、ダウン。というわけで、今日中に済ませておきたかった事務仕事は、夜に持ち越し。これから終わらせないとね。丸一日、なんにも仕事をしないで、という状況にはまずならないですなあ。でも、まずまずの感じでバランスが取れてきてるのかな、とちょっと上向きな感じ。「休み」の日は年間を通してもほとんど無い代わりに、見方を変えれば「毎日が日曜日」なのがこの暮らし。うまいこと楽しんでいかないと損ですしね。

昼ごはんを食べたラーメン屋さんでみた上村さんの滑り、惜しかったなあ。自分の暮らしとは、まったく無関係なオリンピックやサッカーの結果が、どうでもよいといえばどうでもよいのだけど、やっぱりちょっとは気になります。いい結果がでると、嬉しいですね。

よし、ひと仕事がんばろっと。

今日もお疲れ様でした。

2010年02月14日 日々の暮らし トラックバック:0 コメント:0

ばか尾根

2月12日(金)

昨日までの異様な暖かさはおさまり、また少し寒さがもどった一日でした。

今日も、ココロねたでひっぱります(笑)

先週ものすごく頑張って畑作業をすすめておいたおかげで、今週は長雨にもあたふたすることなく、いい感じです。それでも、「ゆたっと」することに罪悪感を感じてしまう哀しい性です・・。困ったものです。何か、先手先手で済ましておける仕事はないか、常に仕事のことが頭から離れません。

まあ、これが長所でもあり、そのおかげで暮らしがそれなりに成り立っているというわけです。農業経営という点では、まあとりあえず今の段階では及第点だと思っております。これはこれで、十分に自分をほめてよい点だとは感じています。

でも、同時に短所でもあり、のんびりとできずに、常に「もっともっと」と、自分にいろいろ高いハードルを課してしまい、それが出来ない自分を歯がゆくおもったりするわけです。暮らしの豊かさ、という点では、なんだかこれじゃあいまひとつだと自省してしまいます。と、自省している時点で、「もっと楽しまなくちゃだめだろ」と自責モードに入っている証拠です。自責は不安を呼び込みます。

「もっともっと」という気持ちは、向上心でもあり、欲望だともいえます。紙一重のように思えます。できれば、向上心も欲望も持たずに、ただ行動すればよいのだと思います。自然と。それが出来る状態を、人はシアワセと呼ぶのだと思います。なかなか難しいことです。

いい状態だなあ、と感じることもあれば、そうでもないな、と思うときもあるもの。そんな波はどうしてもあるし、そういう波自体を、まるでサーフィンのごとく、楽しんでいければかっこいいですね。

結局、人は、誰でも完璧な存在ではありません。きっと、プロ野球人としては完璧な存在であるイチローだって、別の角度からみたら厄介なお兄ちゃんなのかも知れません。ましてや、この自分が、へなちょこなのは当然のこと。

人間は馬鹿なものだし、俺もお馬鹿さんだよなあ、ということを懐かしい気持ちで感じられれば、ステキです。


出荷仕事を終え、キャベツの種をまき終わったお昼前に、ふと思いつきました。それにしても俺はお馬鹿さんだなあ。なんでなんでもかんでもいろいろと考えすぎてしまうんだろう。頭のなかに、いつも言葉が渦巻いているんだろう。あ~、いやになってくる。でもまあ、馬鹿は馬鹿でしょうがない。どうせ馬鹿なんだから、そうだな、馬鹿尾根でも登ってくるかな、そうだな、なんだか語呂もいいし、

という無理やりな思いつきで(笑)、


仙酔尾根(通称ばか尾根)から、阿蘇高岳に登ってきました。いやー、前ふり長かった。すんません!



根子岳がちょっぴり雪をかぶっていました。

100212ねこだけ

北尾根をバックに仙酔尾根。「さあ、頂上まで直登、傾斜きついよ、延々とのぼりが続くよ、標高差あるよ、でも頂上まで最短距離よ。がんがん登ってよ」と言わんばかりに道をつけたれた尾根を、通称馬鹿尾根と呼びます。阿蘇では、この仙酔尾根が、ばか尾根と呼ばれているようです。丹沢のばか尾根、甲斐駒の黒戸尾根、剣の早月尾根。日本は、愛すべきばか尾根でいっぱいです。ばか尾根という響きが、僕は大好きです。ばか正直のばか、と同じように、ぬくもりのある言葉だと思います。

100212仙酔峡

単調な尾根です。でも登りこむと、味わい深いのだと思います。食べ物に例えると、するめのような尾根かな。

100212ばか尾根

登り始めが午後3時。ここのところ暖かかったとはいえ、稜線は、やっぱりまだまだ冬でした。

100212もよう

さむっ。高岳頂上は1592m。肥後の国(ひごのくに)、と覚えます(笑)。

100212高岳頂上

火口のある中岳へ向かいました。反対側に回らなければ、中のエメラルドグリーンの湯だまりは見えません。でも、そちら側は常に人がいっぱいで、観光地然としています。それはそれでよいとは思うし、僕もよく来客の折にはお連れします。でも、こちら側(北側)から見る火口は静かで、荘厳な雰囲気でした。

100212河口

ロープウェイ横の道を下って降りました。春先の観光シーズンになると、北側もやっぱり賑やかになるようです。

100212ロープウェイ

仙酔峡は、ミヤマキリシマというつつじがきれいに咲き乱れるという場所として有名です。火山の影響で、他の樹木が育たないような過酷な地でも、ミヤマキリシマは生存できます。結果的に、ミヤマキリシマの群生ができます。そして、花の咲く時期には、それはもう見事にきれいなのだそうです。

友人の話によると、きれいに花が咲くように、行政の方が「手入れ」をすることがあるそうです。殺虫剤をまいたりすることもあるそうです。

ミヤマキリシマが群生してきれいな花を咲かせるのは、「自然」です。人の手がどうこうということではなく、結果として、あらゆることが、ありのままに存在して、花が咲き乱れるのです。

「今年は見事に咲いたね」「去年はいまいちだったね」というまなざしを忘れないようにしたいものです。
「今年もたくさん咲かすぞ」ということは、畑やフラワーパークで行えばいいのではないか、と感じてしまいます。

でも、批判する資格は、おそらく僕にはないのでしょう。僕の存じ上げない方々が、観光地としての阿蘇の魅力を高めるためにされている努力を、とやかく言える立場にはありません。僕の農業経営も、「阿蘇」というブランドにずいぶん助けられているなあ、とよく感じております。いろんなご縁が複雑に影響しあっているはずです。

いろんなことが、ほどほど、でありますように。白か黒か、イチかゼロか、ではなく、ものごとをありのままにみることができるようになりますように。いつも、そう感じております。


いやはや、また長くなった。困ったもんです(笑)




2010年02月12日 風景 トラックバック:0 コメント:0

ヒバリ

2月11日(木)

ひどい雨が続いております。まるで、梅雨のような雰囲気です。

気温も高く、今日は最低が13度。最高が17度。うーん、5月並の気温です。



少し前から続く、「気分がいまいちのらないな」状態から、いまひとつきちんと抜け出せていません。まいった(笑)。

が、

出荷の用意も雨のわりにはかどりました。(ちなみに、今日の中身は、卵、ジャガイモ、さつま芋、里芋、玉ねぎ、カボチャ、ヤーコンorカボチャ、長ネギ、白菜orキャベツ、聖護院大根、カブ、ほうれん草、小松菜といった感じです。いろんなものが、だいぶんトウ立ちの気配を見せてきました。)

雨が止んだ隙にジョギングにでてみると、「よっしゃ、雨があがった。」といわんばかりの、鳥の大合唱。イカル、ホオジロ、ヤマガラ、シジュウカラ、コゲラ。そしてなんともう飛びながら歌うヒバリの姿や、やぶの中で練習にいそしむウグイスの声、にも会えました。

梅のつぼみがぐっと膨らんできました。ちらほらと花びらも開き始めました。1分咲きといったところです。

一昨日は、ハウスの中でモンシロチョウをみました。

ここ数日はいくらなんでも暖かすぎだとは思いますが、まあそれはさておき、春が確実にやってきているようです。やっぱり、嬉しいものです。


そして、

ジンセイで2回目(笑)の、自作の白菜漬けが、けっこうおいしくてはまっております。

はたまた、

たまには骨太の小説でも読むか、と思って読み出した「人間の絆 モーム著」。序盤はいまいち乗らなかったのですが、中盤になってきてぐんぐん面白くなってきて、「ああ、こういうの久しぶりの感覚だあ」とちょっとゴマンエツです。


ささやかなことに、楽しみを見出せるということは、とてもとても大事なことだなあ、ということを「はっ」と思い出した一日でした。ちょっと上向きな感じが漂ってきました。よしよし。


一歩、一歩、です。


2010年02月11日 ひとりごと トラックバック:0 コメント:0

とりぱん

2月7日(土)

つい先日お正月を迎えたような気がしたのに、もう立春です。はやいなあ。

今日は、移動性高気圧に覆われ、快晴の一日でした。きもちいい!

調子の悪さを吹き飛ばすかのような仕事日和でした。ここ数日風邪気味&腰痛だったのですが、その峠も超えて、よく体が動きました。いろんな段取りもすすみ、ひさしぶりのゴマンエツモードです。



先日ご紹介した踏み込み温床です。

100207温床

レタスの芽もちゃんと出揃いました。

100207レタス

あと1ヶ月もすると、ジャガイモやレタスやブロッコリの植え付けです。大根や小松菜の種まきも始まります。また来週には雨が続いて畑に軽トラを入れられなくなる可能性があると思ったので、久しぶりに「気合をいれて畑仕事」してます。先手先手の仕事は、本当に気持ちがよいものです。先手先手でルーティンワークをこなし、作り出した時間をクリエイティブな仕事に充てる。というのが理想です。あんまり実践はできてないですけど(笑)

100207堆肥まき


今日嬉しかったこと。

100207とりぱん

先日の菜の花マラソンでご一緒し、帰りにうちに遊びにきてくれた北海道の有機農家はるきち君が、ステキなものを届けてくれました。

自家製ワイン!と、彼が製作に携わった有機農業大国キューバのドキュメンタリーDVD。感謝感謝!

そして、最近はまっているのが、右にある漫画「とりぱん」。世にも珍しい、野鳥&虫&自然を愛する人のための漫画です。とりぱんを読めば、きっと誰でも自然大好きになると思います。おそらく。そうあってほしいなあ。講談社から出ています。お勧めですよ~。そうそう、返すのが遅れてすみません、Mさん!もうちょっとで読み終わりますっ。

よし、眠い、寝よっ。今日もお疲れ様でしたっ。


2010年02月06日 未分類 トラックバック:0 コメント:1

ミノムシ

2月3日(水)

日差しは暖かでしたが、気温は上がらず風も冷たい一日でした。

出荷の後に、スナックエンドウの支柱立ての仕上げ、玉ねぎの追肥、納屋ハウスの屋根シート張り、といった感じでちょこちょこと動き続けました。なかなかここちよい疲労感を覚えます。


午前中に、電気工事の方がみえました。家の横の出荷作業小屋の、

100203出荷小屋

電気のアンペアを下げてもらいました。契約しているアンペアを下げることで、基本料金がとても安くなります。一度に多くの電化製品を使うとすぐにブレーカーが落ちるので、節電意識も高まります。

100203アンペア



ウツの時には、しっかり休んだほうがいいのでしょう。それほどではなく、プチウツ(笑)&なんとなくブルー位の時ならば、そんなことはおかまい無しにとにかくいつもどおりに、淡々ぼちぼち、一歩一歩、期待せずに動くこともまた大事ですね。行動と体で、気分を無理やりにでも引っ張るということはステキなことです。

ぱあっと気分転換もまたよし。淡々ぼちぼちもよし。処世術は臨機応変に使い分けていきたいものですね。






さてここから先は、虫好きな方のみご覧下さいませ(笑)


「生きものたちのシグナル 毎日新聞科学環境部 著 岩波ジュニア新書」という本を読んでいて、面白い記述がありました。ミノムシの代表種、オオミノガが、1995年を境に、突如オオミノガが絶滅寸前になったそうです。従来日本では生息していなかったはずの、オオミノガヤドリバエという寄生バエが大繁殖したことが原因だそうです。

オオミノガヤドリバエは、ミノムシが葉っぱを食べているのを見つけると、その葉っぱに卵を産みます。卵ごと食べてしまったミノムシの体内では卵が孵り、幼虫はミノムシの体を食べて大きくなり、やがて成虫になってミノを飛び出す、というわけです。多い時には、ひとつのミノから100匹もハエが出てくるそうです。

ではなぜ突如オオミノガヤドリバエが発生したのかという疑問が浮かびます。いくつか説がある中で、中国から飛来したのではないかという説がもっとも有力とされています。1992年に山東省でオオミノガを駆除するための大規模な実験で、オオミノガヤドリバエを繁殖させて、72ヘクタールにも及ぶ実験地に大量に放出したのだそうです。

2000年の各県の調査では、寄生率がのきなみ9割を超えて、絶滅も真剣に危惧されていました。ところが、徐々に寄生率が下がってきているそうです。原因は、オオミノガヤドリバエに寄生するハエやハチが勢力を増していることにあるようです。

あっぱれです。あっぱれとしか言いようがないです。

ほどほど。バランス。中庸。ミノムシが、いろんなことを教えてくれます。



本を閉じて、さっそくミノムシ探しにいきました。

スモモ(っぽい木)にて。ミノの長さは3センチほど。オオミノガと思われます。眠りをさますことになっちゃったら申し訳ない、ごめんよ、と思いながらも好奇心を抑えられずに・・・

100203蓑虫

確かに!!

100203オオミノガヤドリバエ?

それらしきものがありました。

中のミノムシは死んでいました。ミノ自体も、おそらく今年のものではなく、もっと古いもののように見えました。でも、仮にハエがミノの中で羽化したとして、どうやって外に出るんだろうか。ミノはとても硬いのに・・・。

謎ばかりが深まります。どなたか、ご指南ください!

2010年02月03日 昆虫 トラックバック:0 コメント:1

かなり支離滅裂(笑)

1月31日(日)

本の紹介です。

移動中に読んだ一冊。


狩猟サバイバル 服部文祥 著 みすず書房

100131狩猟サバイバル


いつぞやご紹介した 「サバイバル登山」の続編にあたる一冊です。


書評めいたことを書くとまた長くなるし、話題の一冊なのでいろんな方がいろんなところでご感想を書いておられるので、今回は僕はやめておきます。いや、自分なりに感想をまとめるエネルギーが、今日の自分にはないから、という言い方のほうがいいのかな。遅いし、眠いし。でも、それでも、何か書いておきたいという悪癖(笑)。


ひとつだけ、服部さんの「あとがき」に、胸があつくなってしまったことだけ、お伝えしたいです。



============

・・・そして最先端の登山から落ちこぼれていく私はもう一度「どうして山に登るのか」と自分に問いかけてみる。体験を積みたいとはどういうことなのか。目の濁ったオヤジになりたくないとは、どういうことなのか―。


深く生きたい、それが答えだ。

生きるとは覚悟である。覚悟とは折れない心である。折れない心とは命あるものの掟である。人生はハッピーエンドで終わらない。私は格好よくなりたい。私が格好いいと思うのは、体験を積み重ねた深い人間である。そして私の自意識が、自分がどこまで深くなれたということを表現しろと私に迫る。

============


服部さんにとっては、それが山だった。登るという行為だった。

人によって、それは異なる。

僕は僕で、積み重ねていくしかない。

もっともっと、体験を。経験を。ただ、もう、その積み重ねを。



自意識と戦うということ。

自意識を寛容するということ。

自意識を超えるということ。

越えた先にあるもの。それが、命あるものの掟なのだろうか。



表現する資格をもつおっさんになりたいものだ。

いや、そんなことも気にしないおっさんになりたいものだ。

存在自体が、表現である。そんな人がステキだ。



言葉という衣は、いらないのかもしれない。

言葉を出せば出すほど、思いは軽くなってしまうことだって
あるのかもしれない。



言葉がひとり歩きしていないだろうか。

いつも、どきどきする。恥らう。



それでも、言葉は、勇気をあたえるものだ。

だから僕は言葉が好きだ。

でも、言葉に頼る自分は嫌いだ。

嫌いだけども受け入れるしかないというのも事実だ。

受け入れたら楽になるというのも確かだ。

意識ばかりが、ぐるぐる回る。

回り回り、回ったあとに見えるものは、やっぱり自分だ。

だったらもう、見ていくしかない。





美しい言葉を、使いたい。

そして、書くように、言葉を選んで、喋ることができたら、楽なのになあ
と思ってしまう。

なんで、言いたくもないことを言ってしまうのか。

聞きたいことが、聞けないのか。

黙っていたほうがよい時に、黙っていることができないのか。

一歩引くことができないのか。あるいは、4歩も5歩も引いてしまうのか。





あらゆることが、難しい。

でも、だからこそ、楽しい。

言葉にならないものを、大切にしたほうがいいのかもね。





いろいろ思いはあるけれど、結局は、

ただもう、生きる。ありのまま。いいも悪いもないし、損か得かもない。

深くてもよいし、深くなくてもよい。深くなれるかどうかは、結果にすぎないのかもしれない。

それを、人は開き直りとも呼ぶし、タッカンとも呼ぶのかも。







あ”~、支離滅裂。まいったなあ。いや~、まいった。




諸事情により(笑)、いろんなことを考えた一日でした。
まあ、こんなもんでしょう。

さあ、明日も、しっかり働きますっ!明日も大忙しです。
目の前に、やることがあるというシアワセ。型があるということのシアワセ。
大事なことですね。

も~、わけわかんなくてごめんなさいね。
よしっ、寝ます。おやすみなさいっ。



ちゃんちゃん。


2010年02月01日 未分類 トラックバック:0 コメント:0

| 南の大地より  椛島農園日記TOP |