臭くてすみませぬ

8月27日(土)

快晴の一日。
長らく続いたじめじめ空模様も終わり、晴れの周期にはいったようです。

一日中、地区のちょっとしたお祭りの準備。朝9時スタートで、夜の11時帰宅でした。

研修生時代から数えると、今の暮らしも7年目です。生き物とともに歩む少量多品目農家というスタイルですと、なんというか、とにかく時間の使い方が独特になります。農繁期の間は、丸々一日休み、という概念がそもそも無くなります。「よし、今日は休みっ」という日でも苗の管理や鶏の世話、収穫、お客さんから頂くご連絡への対応、などは休みというわけにはいきません。

例えばこんな感じ。朝最低限の仕事をこなし、苗の管理などがおちつく昼頃から出かけ。家に戻って、夜は事務仕事。あるいは、朝から夕方までは普通に過ごし、夕方からお出かけ。といった具合かな。人にいろいろお願いして、パーッと出かけてしまってもよいのですが、およそ半年の農繁期の間はついつい、家を空ける段取りを組むよりかは一定のリズムをキープしたほうが楽、という選択となることが多いです。

まあ、そういうメリハリの無さもどうなのかな、と自分でも思うことはあります。暮らしがこの先、ひとりではなく、例えば子供を授かったとして、このままのペースに付き合わせるとなると子供が寂しい思いをするだろうから、変えていこう、とも感じています。

ですが、夏にがんばってこそ、冬のゆったりが可能となります。メリハリにもいろいろあります。一日の中のメリハリ。週の中のメリハリ。季節の中のメリハリ。数年という時間の中でのメリハリ。いろんなことに折り合いをつけて、限られたジンセイの時間を有意義に使っていかんともったいないですしねえ。

はい、そんな状況な中、今日は久しぶりにほぼ丸々一日地区活動に時間を使いました。ついつい、こなれてきて「参加させてもらってありがとうございます。地区に受け入れていただいて、ありがとうございます」という気持ちを忘れてしまいがちになってしまいます。それじゃあ、いかんよ。

うだうだと、このブログにあるような内面の話ばかりが大好きな椛島としては、どうしても人が集まってワーワーする場の雰囲気に物足りなさやちょっぴり落ち着かない感じを抱いてしまいます。これは、田舎暮らしがどうこう以前に、昔からの自分の気質です。外見の超体育会系的なごつさ及びそれゆえに人から頂くご期待と、文科系な内面とのギャップに我ながら困ってしまいます。ジンセイ永遠の課題(笑)。そして、こんな性格でよく単身田舎暮らしをしているということに、いつも自分で自分にびっくり、感心ですわ。

地区の集まりについても同じです。単純に、にぎやかで楽しいなあ、子供がお祭りで喜んでいる姿はいいなあ、というだけでは僕のがっつり複雑な気持ちは収まりませぬ。

でもね、大事なのは、そういうことではないのだよね。人や場にかかわることで、自分が何を得られるかではなく、自分が何をさせてもらえるか、ということ。あるいは、ごちゃごちゃとした自分の感情は、それはそれで棚の上にでも置いておいて、具体的にちゃんととるべき行動をとるかどうか、ということ。仲良くなるかどうか、受け入れてもらえるかどうかということは、目的などではなく、その結果にすぎないのではと思います。それを、誠意というのだろうかなあ。なんてことを、感じております。うーん、恥ずかしげもなく、言葉が臭くてすみませぬ~。


まっ、こういうたわいもない独り言が、「これから田舎に移って農業をしようかなあ、でも俺の性格で田舎でやっていけるのか!?」という方にとって何かのご参考になればちょっと嬉しく思います。


普段僕はほとんど酒を飲みません。ひさしぶりにたくさん飲んだら、案の定夜中に目が覚めてしまいました。いつものことながら、そうなるともう寝付けません。おっさん化まっしぐら(笑)

というわけで久しぶりに、深夜書き書きとなりました。明日も午前中は祭りの片付けです。眠そうだなあ…。まっ、やれることをやっていきましょう。


日は昇り、畑を照らす。

110827畑


それで、いいのだ。


ちゃんちゃん。

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2011年08月28日 ひとりごと トラックバック:0 コメント:0

パシャッ

8月22日(水)

今日もまた、すっきりしない空模様でした。午前中はけっこう強く降りました。午後からはお日様も顔をちらほらと出してくださったので、まあよしとしましょう。

仕事は、出荷、春かぼちゃのマルチ片付け、キャベツやレタスの移植、などなど。


今日は手短に写真少々。


収穫スタート。三尺ささげ。長いインゲン、といった感じです。三尺はありませぬ。大げさな名前ではあります。

110802三尺ささげ

スケバハゴロモ。となりのじいちゃんの庭のウドにて。せみの仲間です。

110822ウド





あこがれていた

あのこに

このまえ

はじめて

あえた

あのこは

とっても

すばしっこいこで

てれやさん

しゃしんを

とらせてくださいと

おねがいしたのだけど

ぷいっと

いってしまった

それから

なのかがすぎて

あのこは

また

きてくれた















パシャッ。

110822オオスカシバ

110822オオスカシバ2


オオスカシバ。となりのばあちゃんの花畑にて。

高速ホバリングで蜜を吸います。図鑑で見て恋焦がれておりました。

ねばってねばって撮れました。こういうことでとってもよい気分になれるのは、ありがたいことだなあ…。

幸せの青い鳥。

幸せの若草色の蛾。

今の世の中、そんなことを考えてすごしていくのも悪くないものですね。

2011年08月23日 昆虫 トラックバック:0 コメント:0

ちゃきっとせにゃならんたい

8月20日(土)

降ったりやんだりの一日。降っている時の雨の激しさは、かなりすごかったです。いやはや、いつまでこんな天気が続くのやら、です。

出荷、配達を少々。事務仕事。なんとなくウダウダ体休め、読書。という感じの一日でした。近所の友達主催の親子キャンプで、鶏をさばいてお肉を頂くという企画の講師役をおおせつかっていたのですが、雨で延期となりました。

そういうのは久しぶりだったので、昨晩はちょっと気合を入れて包丁を研いだりしてみました。ですが…。今日、スイカをその包丁で切る時にあまりに切れ味が悪く、「スイカも切れん包丁で鶏をさばこうとしてたのかっ!」と自分つっこみをしてしまいました。もうちょっとましな仕事をせにゃいかんなあ~(笑)


昼間の豪雨のあとに、ちょっと気になって育苗ハウスに足を運んでみると、

110820みずびたし

見事に水浸し…。

110820みずびたし2

水が引くまで下にコンテナなどを敷いて、応急措置。

でも、これじゃあ、ある程度ひょろひょろ苗になってしまいそうです。まあ、許容範囲であることを願いましょう。

原因は、ハウスより高いところにある家の敷地の水が、流れ込んできたことにあります。そうならないように、ハウス横の道に溝を掘って下の水路に水が流れるようにしていたつもりだったのですが、つもりでしかなかったようです。

今年は柿の裏年のようで、道の横の柿の木からぽたぽた落ちてきた柿の未熟な実や、流れてきた泥が溝を埋めてしまってオーバーフローをしていました。いや~、まいった。なんとなく、大丈夫だろう、と思い込んでおりました。自分で、自分に厳しくし続けるというのは、本当に難しいことです。気が緩んでるなあ~。ちゃきっとせんかいっ!


隣のばあちゃんの花畑。


110820はな

雨がやむと、いっせいに蝶がやってきます。かなりの数です。ツマグロヒョウモンやオオチャバネセセリやアカタテハ、などなど。見事なバタフライガーデンです。雨が大変なのは、蝶も一緒。ああ、腹減った。でも、この雨じゃ、蜜を吸いにはいけんたいね~。そんな声が、きこえてきそうな、雨の一日でありました。

2011年08月20日 日々の暮らし トラックバック:0 コメント:0

日照不足!!

8月18日(木)

雨続きです。今日で、5日目。降ったりやんだりですが、ほとんど晴れ間はなしです。

そして、天気予報によると、この先1週間はずーっと曇りか雨。こりゃ本格的に日照不足になりそうです。

椛島農園畑も、じわじわと元気なし君になってきております。オクラやゴーヤの生りが悪くなってきています。10月収穫予定の秋かぼちゃも、さっそく葉っぱが黄色くなってきました。はぁ~。ナスやピーマンは今のところまだ大丈夫ですが、この感じだと、さすがにちょっと怪しくなるかもです。

というわけで、セットの中身が来週はいまいちになりそうです。保存してあったニンニクやかぼちゃをいれてなんとかしのいでいこうっと。ちなみに夏かぼちゃは、例年のことながら、梅雨の大雨で葉っぱにウドンコ病(というカビ)が入り、熟し方がいまいちっぽいものが多くでてしまいました。

何個か試食したら、まあなんとか商品にはなるかな、という感じでした。ヘタのしまり方などで、なんとなくは熟れ具合がわかりますが、正確にはスイカと一緒で割ってみないとわかりません。もし、「あれまあ、いまいちね~」のかぼちゃ君が入っていたら、スープや、カレーの隠し味、がお勧めです。毎年のことですみませぬ~。

ちなみに、今週来週の中身は、こんな感じです。

確実に入るもの 
(卵)、じゃがいも、たまねぎ、ナス、ピーマン、

たぶん入るもの
オクラ、ゴーヤ、バジル、青じそ、モロヘイヤ、かぼちゃ、にんにく

入るかも、のもの
空芯菜、つるむらさき、三尺ささげ、伏見とうがらし、キューリ、


天気があまりにひどかったら、場合によっては、お休みのご連絡をいたします。


まあでも、放射能のことも気にせずに野菜作りができるというだけで、感謝せねば申し訳ないというものです。ついつい、こんな天気だとそういうことを忘れてぼやいてしまいますけど、それじゃいかんばい。目先のことも大事だけど、もっともっと大きなものを見ていかんとね。

気がつけば、就農して5回目の農繁期ももう後半戦。いい意味でも、悪い意味でも、さすがに慣れを感じております。ちょっとこのままじゃいかんぞ、いろんな意味で、もっと、ひと皮むけたおっちゃんになりたいなあ、と思う今日この頃。この気持ち、向上心とも呼べるし、自己評価の低さとも呼べます。なんでもバランスが難しいなあ。まっ、一歩一歩。今、ここ、できることから。そういうことですね。


雨音に 内省すいっち オンとなり

2011年08月18日 田畑 トラックバック:0 コメント:0

へちま

8月11日(木)

暑さが戻ってきました。夏まっさかりです。

とはいえ、熱帯夜になることはなく、昼間もせいぜい30度をちょっと超えるくらい。当地は標高400m弱。たいした高さではないですが、それでも涼しい山地バンザイです。ありがたいことです。まあ、そのぶん冬は寒いですが…(笑)

今のところ、夕立も少ないなりにも降っており、畑はいい雰囲気です。


ねぎも元気です。

110811ねぎ

人参とゴーヤ、ヘチマ、モロヘイヤ、オクラ。

110811にんじn

人参は、発芽まで時間がかかるうえに、乾燥を嫌います。そのくせ、光を感じないと発芽しません。要するに、ある程度大きくなるまでの初期生長がゆっくりなので、周りに光合成をじゃまするものがない(つまり、光があたる)のを確認しないと芽が出ないのです。

というわけで、結局先日雨の合間に播いて、籾殻をしっかり上からかけておきました。火山灰土の排水性をもってできる荒業です。おかげで、播きなおした分はちゃんと発芽しそうな雰囲気です。ひと安心です。


ヘチマ。感じで書くと糸瓜。遊びでちょっとだけ植えてみました。若い実は沖縄料理では立派な食材です。僕も食べてみました。ズッキーニに少しクセをつけた感じかなあ。好き嫌いが分かれる感じです。「食べたい」という方はご一報ください。

110811へちま

やっぱり、野菜の花の中では、オクラがぴか一ですね。

110811おくら

でも、こちらも負けてないかも。ニラです。

110811にら

茎の先っぽと花のつぼみは、花ニラとして食べられます。甘いです。が、そのことをすっかり忘れてました。気がついたら、つぼみどころか、花盛り。のこっている分は箱にいれていきますね。


ぼけた写りですが、愛くるしいので…。

110811れお

イネ科の草をよく食んでいます。体に必要なんでしょうね。先日図書館で「猫の気持ち」という本を借りてぱらぱら読んでみました。「猫用の草以外はあげないこと」と書いてました。

ま、レオさんだし、いっか。



草をはむ 細めにあふるる 自由かな いのち短し どんどんお食べ

2011年08月11日 田畑 トラックバック:0 コメント:1

アリグモ

8月5日(金)

とりとめのない更新です…。



曇天の一日。かなり涼しかったです。

出荷8箱。午後からいろいろやろうと考えてはいたものの、疲労蓄積でまったく体が動かず、うだうだ昼寝の半日となってしまいました。なんとも中途半端な時間が流れ、むむ~んっ、です。まあ、明日うまく仕切りなおしです。

夕方から雨が降り出し、明日の天気もチェックしなおすと、雨の予報。ああ~、なんとか気合入れて人参だけは播いておけばよかった、と後悔。人参は雨の前後に播かないとなかなか発芽しません。椛島的には、雨の前が確実な感じがしております。

先日播いたものの発芽がいまいち。お盆前にはなんとかもう一度まき終わらせたいとこ。これが最後のまとまった雨となる可能性もあるかも、と思ってしまい、う~ん、と唸る…。「まあ、まだ10日くらいあるわ。もう一回ちゃんと降るでしょ。雨の後でもいいんだし、明後日まいとけばいいや」と、なかなか思えない自分のネガティブ思考にわれながらうんざりしてます。が、ネガティブ=慎重&堅実にもつながりますし、まあ、よしとしましょ。

一昨日、昨日と、鶏の餌の小麦をとりにいき、納屋にしまうという大仕事に奮闘してました。熊本、玉名産の小麦を3t確保。去年は量の計算を間違えて少し足らなくなってしまいました。今年は、問題なし。30キロの米袋が約100袋、納屋に綺麗に積みあがりました。ご協力いただいた皆様には感謝感謝です。


出荷用意の光景。調子がいいものもあれば、悪いものもありますが、なんとか10種類はそろえられております。少量田品目、ありがたや~。

110802収穫

今年は、家のすぐ目の前の畑にナス、ピーマンを植えています。家の前だと、さすがに虫チェックをこまめにできます。おかげで、つやつや。

110802つやつや

なすの葉の上のアリグモ。メスです。

110728ありぐも

クロヤマアリに擬態してます。クモの足は8本で、アリは6本。この写真ではちょっと分かりにくいですが、前足を頭の上にかざして、まるでアリの触覚のように見えます。あっぱれです。

擬態の理由は、アリの巣にもぐってアリを食するためだとか、はたまたアリから逃れるためだとか、あるいはアリにまねることで他のちいさな虫を捕まえやすくなるためだとか、いろいろ諸説があるようです。

それはさておき、クロヤママアリを食らう姿は、猛々しい…。ちなみにアリの体についているのはアブラムシ。


食べられることで、アリグモのいのちを支えるクロヤマアリ。

もし、アリグモが地球から消えてしまったら

ひょっとして

ひょっとしたら

回りまわって

その何百年万年後かに

ヒトも消えてしまうのかも

しれない

ということは

ヒトは

クロヤマアリにもまた

生かされているのかもしれないのだなあ




2011年08月05日 昆虫 トラックバック:0 コメント:0

虫こぶ

8月2日(火)

曇天、この時期の割には涼しい一日でした。

今年は、ニュースでもよく言われているとおりに、太平洋高気圧の勢いがいまいちのようです。ここのところ、30度に届くか届かないかぐらいの、まあまあの暑さ、といった感じの天気が続いております。一年で一番あつい時期のはずなのに、なんだか嬉しいような、ちょっと怖いような…。

今日は、出荷、サラダ白菜とインゲンの定植。明日鶏のための小麦を取りにいくのでその用意。溜まってしまっていた事務連絡いろいろ。あ~、体があと2,3個欲しいです。


とはいえ、いや、だからこそかな、「よっしゃ、やったるか」という直感を大事にして、時間を使っていかねばもったいないです。

さて。先日、近くの友人が企画した子供向けキャンプで、

110730きねん

生き物観察プログラムの先生係を拝命いたしました。まったくの未経験、子供時代に特に虫好きでもなかった椛島が虫好き子供たちに何を教えられるというのか!?コースを下見しても、なんというか、いまいち面白い虫も鼻も見当たらない…。

ちょっぴり重い気持ちで当日行ったら、プログラム参加者は思わぬ少人数。これならば、と、近くの通いなれた南阿蘇ビジターセンターの野草園に車で移動。結果、おお盛り上がり。「オオムラサキみたい~!!」という子供たちの声や、携帯顕微鏡ファーブルで見える花の姿に感嘆の声。いやー、たいして何もしらんおっちゃん椛島でも、少しはお役に立てたようで、けっこう嬉しかったです。ほんと。マイペースで、遅々とした学びではありますが、続けているといいこともあるものです。

ルンルン気分で、家に帰り、ひと仕事続けました。

行き当たりばっちり、バンザイ。




庭のクヌギの葉。

110730くぬぎ

虫こぶが出来ています。名前を調べたくてうずうずします。哀しい性分です。でも、時間がかかるので、断念。忙しい時期は、こういうのもまたしんどい…。

名前は名前で大事だけど、美しいなあ、と眺めるだけであえてとめとておく。

それもまた、いいもんです。


と書きつつ、どなたか名前教えてください~。


   後日追記。クヌギハマルタマフシという名前がついていました。クヌギ 葉 丸玉 ふし というわけ
   です。クヌギハマルタマバチが卵を産み付けてできるこぶです。今度、割ってみた写真ものせます。


ついでにもひとつ。

ギンイチモンジセセリ。蝶キュート。夏型なので、銀一文字が、黄色がかかってわかりにくいです。一応、珍しい、といえる蝶らしいです。食草であるイネ科のススキなどがたくさんある阿蘇では、わりあいよく目にします。

110728銀イチモンジ

とはいえ、椛島は初めて見ました。いや、性格に言うと初めて見たのではないでしょうが、初めて「ギンイチモンジセセリ」と認識しました。認識してないものは、その人のなかでは存在してないということなのかも。そう思うと、自分がいかに「何にも見てないか」を感じてしまいます。勉強、勉強。知ることは、愛することへ一歩なのだっ(と、ちょっと自分の言葉に照れてみる…)

2011年08月02日 日々の暮らし トラックバック:0 コメント:2

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