100世代

11月26日(月)

雨、強風の1日。

出荷の用意と、家いじりを少々。縁側の天井がボロボロになっていたので、張替え。だんだんこの季節らしい時間の使い方になってきました。何年越しかの、家の防寒工事にもそろそろめどをつけたいっ、と(毎年ながらに)思うシーズンであります。

一昨日から、のりこ不在です。去年僕も行ってきた「内観」に行ってます。一週間の独り身生活です。一年ぶりにまともに料理をしてます。ああ、主婦というのはえらいものだなあ、と、自分の料理のいけて無さを痛感しております。

ちなみに内観とは、こんな感じです。僕の体験記です。かなり長いですがご興味があれば参考までに。たまには、こういう贅沢な時間の使い方もいいものです。


セットの中身は、あまり変わりなしです。ジャガイモが終了しました。
卵、玉ねぎ、里芋、人参、大根、白菜、ネギ、ブロッコリ、ほうれん草、ミズナ、カブ、ルッコラ、サニーレタス、ターツァイ、といった感じです。種まきが少し遅くなってしまい、キャベツがいったん切れてます。カボチャも、来週からちゃんと入れていく予定です。


霜もしっかりと降りる季節になってきました。家の前の、隣のじいちゃんの畑です。

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ほうれん草も、どんどん甘くなってきてます。朝、こんなふうにがちがちですが、日がのぼれば復活です。すごい。

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里芋の貯蔵も終了。こんなふうに埋けこんで、

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湿度調整やねずみ避けのために杉の葉を敷き詰めて土をかぶせます。

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温かすぎても寒すぎてもだめなので、地方地方によりいろんな方法があるようです。この、杉の葉作戦は、水はけのよいところに穴を掘れば、わりといい方法です。杉の葉をこまかめに切っておけば、取り出す時も楽です。となりの95歳のじいちゃんが教えてくれたものを、自分なりにアレンジしてみました。

それにしても、緑がきれいですねえ。

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さて。村内で発掘調査中の「幅・津留遺跡」です。弥生時代のムラの跡です。

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担当の県職員の方が見学ツアーですごく丁寧に解説してくださいました。いやーーーーーーー、すごく面白かったです。2000年前に、この、足元で、人々がこうやって暮らしてたんだぁ、と思うと、ジンときます。これをロマンといわず、何というのでしょうか。

ちょうど、図書館で借りてきたNHKスペシャルのDVD「日本人 はるかな旅」にはまっていたところに、「こんなんあるぞ。行ってみな」との友人のお誘いでした。

当時、日本にどのくらいの人が住んでいたのか知りません。でも、2000年位前だとすると、世代にしてわずか100世代くらい、あるいはもっと少ない世代数なわけです。まさにこの南阿蘇で暮らしていた人の血が、僕にもかすかにつながっているという可能性は十分にあるわけです。うむ、日ごろのあくせくした考えがちょっとおさまった楽しいひと時でした。

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2012年11月26日 日々の暮らし トラックバック:0 コメント:0

朝露

11月19日(月)

曇り、時々晴れ。出荷の用意や、その他雑用などでちょこまかと動き回ってました。

毎年この時期、虫除けネットをはずして、冬野菜の畑のがとてもきれいな姿です。

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そろそろ、霜よけ布をべたべたかぶせていきますので、見た目は再びいまいちになります。いっときの、本当にきれいな眺め。きらきら、ぴかぴか、燦燦。どんな言葉があうかなあ。

キャベツの葉の上の、朝露。

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里芋の貯蔵穴を掘りました。この手の作業をすると、まだ若いなりにも、それなりに年を感じてしまいます。おっかしいなあ、5,6年前はもっとガンガン掘れたのになあ、といった感じ。

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今年は、耕運機を使ってみました。耕運機でちょこっとずつ耕して、スコップでかき上げ、また耕して、の繰り返し。手で掘り続けるよりかは、ちょっと楽でした。粘土質の土だと厳しいかもしれないけど、もし可能ならばわりといい方法です。が、きっともっと楽な方法があるはず…。


今週の中身は、

卵、玉ねぎ、サツマイモ、里芋、人参、大根、カブ、下仁田ネギ、ほうれん草、ルッコラ、をベースに、

白菜、ブロッコリ、ミズナ、カボチャ、サニーレタス、ターツァイ、といったものも入れていきます。キャベツもいれたいところですが、最後に植えたものが仕上がるのにもう少し時間がかかりそうで、いったんきれてます。うーん、ちょっと悔しい。

日ましに寒くなってきますね。皆様お風邪など召されませんように~。

2012年11月19日 田畑 トラックバック:1 コメント:0

日向ぼっこ

11月11日(月)

雨天の1日。先月は、とにもかくにもずっと秋晴れが続いていましたが、すっかり晴天周期も終わり、ここのところ天気がぐずついています。

いやあ、気がつけばあと2ヶ月半で赤ちゃん誕生です。農閑期に第一子誕生予定で本当によかったです。夏の農繁期と重なることを想像しただけで恐ろしい…(笑)。初めてのことなので、しっかり準備をしたいです。というわけで、なるべく前倒しでしっかり畑仕事をすすめておくべく、最後のひとふんばり中です。



玉ねぎの苗を手に取るのりこ。だいぶお腹が出てきました。手前はほうれん草。よく育ってます。

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「髪の毛ぼさぼさだからあんまり近くからとらないで~」と(笑)。女性は大変ですねえ。赤ちゃんが生まれたら、ほぼ赤ちゃんブログになってしまいそうな気も今からしているのですが、それまではちょこちょこ我々の顔も載せて近況報告していきますね。


で、こんな感じでマルチを張って、植え付け中です。

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冬を越して、収穫は6月です。12000本くらいの植え付け予定。今のところ半分くらい終わりました。有機栽培の場合、地温があたたまらないと肥料分が効いてこないので、玉ねぎのマルチは効果絶大です。マルチを貼るのも専用機械がないと大仕事だし、ゴミはでるし、心の中で「うーん…」とも思うのですが、「とにかくちゃんと必要分は収穫してお届けするぞっ」という判断で使ってます。去年は結婚式前のドタバタでマルチなしで植えつけたら、案の定いまいちの出来でしたので、今年は期待大です。


仲良く、とはいきませんが、ほどほどの距離感で並んで日向ぼっこ中の二人。見てるだけでしあわせ。

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クックパッドを見て作ったというチーズケーキ。「クックパッドすごい。クックパッドすごい。」と連呼してました。確かに、美味しかったです。結婚してよかったぁ。

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余談をひとつ。最近のマイブーム「ことだま」について。前にも書きましたが、どうも最近疲れが抜けずに、気分もどんよりしがちです。僕の性格は、けっこうアップダウンがあるほうでして、プチそううつ、とでもいうような気分の波があります。

どよーんとしてるときには、これでもかといわんばかりに、ネガティブな考えが頭にうかびます。気分がよくなるのにさして意味や根拠が必要ないのと同じように、気分がわるくなるのにも何の根拠もありません。気分とはそういうものです。それにたいし、意思でどうにかできるのであればいいけど、どうも僕にはそんなガッツはないようでして。

そんな時、どうするかというと、「ことだま」を利用するというわけです。何かネガティブなことが頭にうかんだときにはすかさず、それを打ち消すようなポジティブな言葉をそらんじたり、つぶやいてみたりします。どういう言葉は、その人次第、自由に決めればいいのです。

今まで、気分がおちる波が来たときに、そのつどいろいろ試してみていました。「これでいいのだ」とか「大丈夫大丈夫」とか。あるいは「困ったことはおこらない」とか「いい人をしない」とか。

先日も、「いやー、かくかくしかじかでねえ。なんか、しっくりくる言葉ないかねえ」と、夫婦ミーティング。嫁はあまりその手の気分の波がなく安定している性格の持ち主ですが、夫の気分は農業経営上でも暮らしの上でも安定していたほうが何かとラクチンです。お腹の子も入れれば3人です。3人よれば文殊の知恵。いやいや、ネコ2匹も入れれば5人です。何かいい言葉が浮かんでくるはずっ、と意気込む夫。

「そうねえ、こんなのどうかな。大丈夫、世界はやさしい。大丈夫、世界はやさしい。どう?」と嫁。

ふむ。気分が落ちているときはちょっと対人恐怖症気味になる夫にとって(笑)、なんとやさしい言葉の響き。というわけで、「大丈夫、大丈夫、世界はやさしい。」と家のなかでつぶやいています。僕ばかりつぶやいていてなんだか悔しいので、「ちょっと手伝ってくり」と言って、夫「大丈夫」嫁「世界は」二人「やさしい」とせりふをかぶせたりして演劇風にアレンジして無理やりつき合わせてます。

台所で料理中の嫁が、隣室からかちゃかちゃと聞こえてくるそれらしいキーボードの音に気づき「ちょっと恥ずかしいことかかないようにね。やめてよね~」と言ってます。でも、書きます。てへ。


大丈夫大丈夫、世界はやさしいのだ。

2012年11月11日 未分類 トラックバック:1 コメント:1

新米のご案内

11月4日(日)

新米のご案内です。

今年からご縁を頂き、本格的な米作りをスタートいたしました。3反くらいの田んぼなので、たいした面積ではないのですが、それでも畑との両立を考えれば大きなチャレンジでありました。

先日の記事でも紹介いたしましたとおり、無事稲刈りも終了。そして、とうとう、

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諸々の準備、段取りも完了し、この度商品として販売をはじめることが出来ました。先日、野菜と一緒に初めてお米を箱につめた時、ジーンときました。単身阿蘇にやってきて6年弱。ようやく念願のお米農家にもなれたわけです。

野菜、卵、結婚、お米、そして子供、というふうにだんだん暮らしの基礎が固まってくる感じはなんとも言葉にしがたいほどの充足感があります。と同時に、「もっとしっかりしなくちゃ」という自分への(時として過度な)プレッシャーとの闘いもエンドレスに続いていくわけですが、まあ、無理しないように、やってまいります。

さて。お米の説明です。

椛島農園の、無農薬・無化学肥料で育てたお米です。

品種は、ヒノヒカリです。コシヒカリとのかけあわせで生まれた品種です。もちもちつやつやです。台風の多い西日本では、背が低く倒れにくい稲として農家にも人気ですし、味もコシヒカリ系統なので食卓でも人気です。

肥料は、農園の鶏のふんの堆肥と、米ぬかを使いました。熊本の麦を主に食べている鶏の糞なので、安心安全ばっちりです。標高400メートルの田んぼなので、昼と夜の温度差で美味しいお米となりました。水も、地下水からくみ上げた水をそのままダイレクトに利用。他の田んぼの水や生活用水が入ることもありません。

育苗期間中の床土のみ、市販のものを使ったので、化学肥料を使いました。田んぼそのものには一切使っていません。草は、ブログにも書きましたように、手や機械で取りました。ガッツ除草です(笑)去年まで、除草剤を一回だけ使っていた田んぼなので、厳密には「無農薬」ではなく「減農薬」になるのでしょうが、ほぼ「無農薬」といっていいレベルだと思うので、無農薬という表現を使わせてもらいますね。

玄米と、白米、および8分づき米(ヌカを少し残して精米)をご用意できます。

お値段は、

玄米⇒600円/㌔

白米・八分づき米⇒660円/㌔ です。5キロ単位で承ります。

送料は、お米だけの場合、佐川急便さんにお願いしています。20キロまでの場合、

九州530円。四国、関西580円。東海740円。関東甲信越950円。です。


これまで野菜や卵をとってくださっている皆様の分で売切れてしまうかもしれないので恐縮なのですが、新たに「食べてみたいわ~」という方からのご連絡もお待ちしています。


お名前、ご連絡先、ご希望のお米の種類、量、希望の配達日を

・メール(tkabashima@hotmail.com)
・電話・ファックス(0967-67-0899)   

でお知らせください。確認、ご挨拶、振込み先ご案内、日程打ち合わせなどのうえ、発送いたします。また、ご不明の点がございましたら、お気軽にご質問ください。


ご賞味のうえで「これなら毎月10キロ定期的にお願いしたいわ」というお声もお待ちしております。なお、在庫に限りがありますので、お早めのご予約をおすすめいたします。また、ご予約をいただく際にも、暑くなって風味がひと段階下がりはじめる梅雨頃までのお届けといたします。将来的には一年をとおしてのお届けができるようにしてきたいのですが、今年は販売一年目ということで、ご迷惑をおかけいたします。

長文ご案内のご拝読、ありがとうございました~。







余談追記。

今回、ラベル作りに苦戦しました。こういうのって、センス勝負ですね。百姓は、典型的な個人事業主です。何でもかんでも基本的には自分たちでやらねばいけません。得意な友達に頼むという手もありますが、思い入れも強かったので、がんばって作ってみました。まあ、80点の出来かなあ。

しんどいのは、こういう『クリエイティブなデスクワーク』、『淡々ぼちぼちと量をこなしていかない体力外仕事』『段取り、判断、交渉、事務連絡などの諸々の仕事』といった多種多様な仕事を同時進行に進めなくてはいけないということなのでしょうねえ。じっくりゆっくり考えることが出来ないけど、時間の制約があって追い込まれた分だけ力をだせる、というのもまた然り。楽しいことよりきついことの方が多いのが、仕事というものなのでしょう。そのぶん、「よし、なんとかなったぞ」という喜びはひとしおですねぇ~。なんとかなっているということに、ただただ感謝したいものです。

2012年11月04日 お米 トラックバック:1 コメント:0

とこさん

11月4日(日)

曇天、夕方から雨の1日。

鶏ハウスに籾殻入れ、ほうれん草に追肥、掛け干しのお米を脱穀しようとして機械不調で悶々、午後は地区の清掃作業、といった1日でした。なんだかちょこまかと動いて時間だけが流れて「よしっ、いい仕事ができたぞ」という気持ちのよさはなし。そういう日ということで、まぁいっかな。

夏の疲れが今頃出てきてるようで、ここのところ体の調子が上がらずちょっと困ってます。軽い腰痛気味。まだまだ若いといえば若いけど、プロスポーツ選手がほとんど引退する年齢です。そりゃあどこかしらはちょっとは傷み始めます。

人間は、死ぬ確立だけは100パーセントです。一休上人も「正月や冥土の旅の一里塚、めでたくもありめでたくもなし」と詠っています。今日もまた、死への旅の途上。浄土真宗的表現では「いのちがわたしを生きている」と。
体は遺伝子の乗り物のようなものと思えば、軽やかに体の機能低下を笑っていけるのかもね。そんなおっちゃんになりたいもんだなあ、と思った11月4日、36歳の誕生日でありました。


セットは、なかなか充実中です。

卵、ジャガイモ、玉ねぎ、サツマイモ、里芋、白菜、キャベツ、セロリ、人参、大根、カブ、ほうれん草、春菊、ネギ、ルッコラ、カボチャ、冬瓜、ミズナ、チンゲンサイ、といったところ。多くなりすぎないように、入れてまいります。

霜も降りて、人参の味もぐっとのってきました。今年もよい出来です。

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秋ジャガイモ。品種は出島。春ジャガイモがあまりに不作だったので初めて植えてみました。思わぬ豊作に満足であります。

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セロリも白菜もよく育ちました。セロリもまた、初めてまともに出来ました。種をまいた時期(7月頭)がよかったのでしょう。ちょこっとマヨネーズをつけて、生でポリポリかじってます。とまらない美味しさです。

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花の季節も、もうすぐ終わり。野山の草花さんたち、目を楽しませてくれて、ありがとう。

山道のマツムシソウ。

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田んぼの脇のコセンダングサ。

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同じくナンテンハギ。

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あくび中のレオさん。ちょっとその顔はないやろ~。でもかわいいっ。

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最近の、夫婦のマイ(というかアワー)ブーム。ぬかづけ。

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まだ床を作っている段階です。そろそろ、本漬けスタートできるかな、というところ。なのに、毎日混ぜ混ぜするのが楽しくなってきました。ヌカ床の名前も決まりました。「とこさん」です。二人とも飽きっぽいから、いつまいつまでとこさんが長らえるか微妙ではあります。特に年明けのお産直後にだめにしてしまう確立はきわめて高いですねえ。とこさん、なるべくがんばるからね。よろしくっ~。

2012年11月03日 日々の暮らし トラックバック:0 コメント:0

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