7/28~8/3のセット

7月27日(日)

梅雨明け後、今年もまたすごい暑さですね。
阿蘇でも、暑い暑い。温暖化進行中を実感の毎日です。

7/28~8/3のセットの中身です。

沢山あるもの
ジャガイモ、玉ねぎ、人参、トマト、ミニトマト、ミディトマト、大葉、ピーマン、オクラ

ぼちぼちあるもの
卵、キューリ、なす、モロヘイヤ、九条長ネギ、

ちょっとあるもの
にんにく、バジル、ゴーヤ、つるむらさき、エンツァイ、ニラ、


卵が不足気味です。春にいれたヒヨコが大きくなって、そろそろ産み始めます。今産んでいる鶏さん達がそろそろ、疲れてきました。この暑さもあり、かなり数が減ってます。あともう少しで、春生まれの雛たちが産み始めます。しばらくの間、10個→6個というふうに、数を調整させて頂きますね。いつもご迷惑をおかけしてすみません~。

これは是非入れて、というご希望がありましたら、お届け予定日の前々日の夕方頃までにご連絡(tkabashima@hotmail.com までメール)を下さい。

始めてのご注文の場合は、こちらの詳細をご覧の上、ご連絡下さい。


ひとつお知らせを。

今年も、ブルーベリーのご注文、承っております。

ブルーベリーP8107280

つるこばあちゃんP8107283

うちの畑の地主さんでもある、ツルコばあちゃんのとっておきのブルーベリーです。
完全無農薬、無化学肥料栽培。年に数回、草を刈って株元に敷き詰めるだけの自然栽培です。

1キロ1500円です。1キロ単位でのご注文をお願いします。選別は、少しだけ甘めです。野菜や卵と一緒に箱詰めの際も、一キロ袋でドン、といれます。場合によっては重みで傷みが出ることもあるかもしれませんが、選別梱包の手間を減らした分、たいへんお徳なお値段となっております。本業のブルーベリー農家さんではなく、ばあちゃんの楽しみとしての収穫・販売なので、このお値段となっております。感謝感謝。安心安全おいしさは、保証いたします!



農作業も、この時期は暑さとの闘いの毎日です。秋冬野菜のための土作り、種まき、苗の世話、畦草刈り、夏野菜の剪定や追肥、潅水、などを汗をかきかきやってます。いやー、暑い暑い。


さて。

最近やたらと長文モードなので今日はあっさりと。


不調だったナスも、盛り返してきました。つやつや。

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春かぼちゃ収穫。少し納屋で寝かせておいて、甘みがのってきたら入れますね。

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トマトも元気になってきました。

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人参の種取りに初挑戦。花が咲いた後、こんな感じで種をつけます。

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この後、手でこすってトゲトゲをとり、ごみを網や風を利用して取り除く作業が待ってます。ちゃんと発芽して人参が育ってくれるかどうか、楽しみです。

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森羅万象。いろんな色が美しい。

ヒイロタケ(緋色茸)。

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ツバメと青空。若鳥たちよ、しっかり食べて強くなれ。海を渡る体力をつけて帰るんだぞ。

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2014年07月27日 今週のお野菜 トラックバック:0 コメント:0

7/21~27のセット

7月20日(日)

7/21日~27日のセットの中身です。

沢山あるもの
ジャガイモ、玉ねぎ、ニラ、人参、インゲン、大葉

ぼちぼちあるもの
卵、キューリ、トマト、ミニトマト、ミディトマト、なす、ピーマン、モロヘイヤ、九条長ネギ、

ちょっとあるもの
インゲン、キャベツ、枝豆、つるむらさき、空芯菜、にんにく、バジル、オクラ、

ようやく、夏野菜がもりもり出てきました。よかったよかった。真夏なので、クール便で送っています。

これは是非入れて、というご希望がありましたら、お届け予定日の前々日の夕方頃までにご連絡(tkabashima@hotmail.com までメール)を下さい。

始めてのご注文の場合は、こちらの詳細をご覧の上、ご連絡下さい。


先週のセットは、こんな雰囲気でした。これはMサイズです。

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ジャガイモ、玉ねぎ、人参、にんにく、キューリ、大葉、インゲン、キャベツ、九条長ネギ、ピーマン、モロヘイヤ、ニラ、卵。
野菜+卵で送料込みで関東で4000円、九州で3600円、といったところです。自分で言うのも何なのですが、かなりバランスのよいセットだと思います。すぐに食べたほうがよい葉物、1週間ぐらいは冷蔵庫の中でフレッシュさを保てるもの、かなり長く保存できる根菜類、などのバランスが野菜セットのミソだと思って、がんばっております。


こちら、先日お伝えした鶏のブランコの様子。

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最近、見事にとまってくれてます。写真では分かりにくいですが、かなり、ゆらゆらしてます。ふふふ。やった。



さて、今日は地区の宮祭りでした。

平たくいうと、神社のお宮の中におられる神様を、ピクニックに連れ出して感謝をささげる、という農耕神事です。

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神輿を担ぐのは消防団員たちの仕事。ピクニック先で、祝詞があげられ、握り飯をいただきます。

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こういう、祭り歌が代々伝えられています。

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たとえば、右にある「田の神起」の意味を、詳しい方に教えてもらったままに平たく言うと、こんな感じです。多分。よく分かってないなりに。主語述語も何なのかよくわからんけど。

ひとつ謡って、田の神様にささげます。田の主も、神様も、ご覧下され。田を植えて喜んでます。植えなければ、また元の山に、狩猟生活に戻ります。田のおかげで、家も集落も出来て暮らせてます。稲刈りも心待ちにしてます。

うーん、やっぱりよくわからん(笑)

70代の方がおっしゃってました。「昔は、今となっては考えられない位ににぎわってた祭りだった。出店がずらーっと並んでた。なんも娯楽がなかったからね。祭り歌も、昔は完璧に暗記するまで上の人に教え込まれてた」。

今は、出店の屋台は一つだけ。歌も、ラジカセ頼み。なんだか、さびしいような、現状では仕方ないような・・・。そもそも農耕神事だけども、農家自体がどんどん居なくなってますし・・・。複雑な感じです。

でも、「このままじゃなあ。何かしなくちゃ」「子供達には何か伝えないと。」「楽しんでもらえるといいな」という大人達の気持ちと気運は満ちてきているような気もします。

で、スイカ割りなんかしてみたり・・・。

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ほのぼのですね。結局、仕事なんだよなあ。お祭りも楽しかったし、スイカも美味しかったという記憶が残っていくとしても、地元に仕事がなければ、若者は町にでていくしかないんだよなあ。田舎でこそできること。なんだろなあ。やっぱりこれからは、農業はもちろんなんだけど、バイオマスエネルギーをはじめとした、エネルギー産業を伸ばしていくのが一番なのかなあ、と思ってみたり。

たとえば町民10000人ので、電気代を一人平均、年間仮に2万円九州電力に払っていると試算して、町全体で2億円。そのうち、九州電力に半分、原料代その他で半分は中東諸国などに出て行くのでしょうか。もし、町で、森林資源などのバイオマスをりようして発電し地域自給できるとしたら、いったい2億円でどれだけの投資ができて、どのくらいのインフラ整備が可能となり、そしてどのくらいの雇用が創出できるのでしょうか。

結果的に、何百年続いてきた農耕神事という文化も継承されるのでしょう。なんて、ふわふわした事を考えてみるのも楽しいですね。自分で実際に何か具体的なアクションを起こすことは現状では厳しいし、そこまでのエネルギーもありませんが、せめて関心は持っていたい。具体的な活動をしている方の支援はしていきたい、などと感じています。

いやはや、なんだか話が膨らんでしまいました。

2014年07月21日 今週のお野菜 トラックバック:0 コメント:0

田畑の様子

7月20日(日)

田畑の様子をいろいろ。

ヤフオクで買った中古のエンジン式水田用除草機。かなりボロです。

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今年で使用3年目。これまでかなり調子が良かったのですが、ちょっと無理をさせてしまい、急に動かなくなりました。ギリギリもとはとったかなあ、と思わなくも無いので、来年には新しいものを買おうかどうか悩み中。ここで中途半端に修理代をかけるのもいやだし、気軽に何でも修理を教えてくれる師匠的おっちゃんが忙しくて時間がとれなかったりで、

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結局手押し式の除草機で頑張ってしまいました。稲も大きくなり、あと1回入ればいいし、もう手でやっちゃえやっちゃえ、という判断。しかし、一度エンジン式の楽さを覚えてしまうと、5反の除草も、けっこうきつい・・・。4枚あるうちの一枚の田は、油断していたらびっしり草が生えてしまっていて、結局去年同様四つんばいになって株間の草を前面手でひっかきまわす羽目に。やっぱり大事なのは深水管理と、まめに除草に入ることですね。反省。

手で除草に入ると、田んぼの生き物達の様子がよく分かります。

アマガエル。まだ尻尾が残っています。ラブリー。

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ウスバキトンボ。

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ウスバキトンボの、ヤゴ。脱皮後の殻です。

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ウスバキトンボのことを調べてみると、面白いことが書いてありました。田んぼの水面などに産卵され、一ヶ月位で羽化するそうです。成虫になると、交尾をし、産卵し、と世代交代を繰り返しながらだんだん九州南部から北海道にまで北上するとのこと。成虫がみられるのは鹿児島では4月ごろから、北海道では9月ごろからになるそうです。そして、寒さには強くないので、成虫は冬を越せずに死んでゆくのです。

となると、最初に九州南部に現れる成虫はどこから来るのか!?という疑問がわいてきます。暖地では越冬しているのかもしれません。結局のところ、まだ「よくわからない」というのが現在での定説なのだそうです。火星に人類が到達しようかという計画があがっているこの今、ウスバキトンボがどこから来るのかわからない、ということに生き物の世界のミラクルを感じてしまいます。


自家用の大豆も蒔きました。

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6月下旬に撒いたものの、見事に鳩に食べられてしまったので蒔き直しです。そりゃそうだよなあ、大豆の双葉って、豆そのものなんですよ。写真でわかりますかね。

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テグスと、案山子の力で、今度は被害ゼロ。よかったよかった。案山子は、先に大豆を撒いた農家友達のものを借りてきてそのままスライド使用。やっぱショッキングピンクは効果絶大でした。鳩目線で見てみると、その威力が良く分かりますね。


こちらは、虫除けネットをはったトマトハウス。ヒヨドリ被害、なくなりました。ついでに、蛾もブロックです。いやはや、無農薬栽培はこのあたりのことに手間がかかりますね。例年お盆過ぎには元気をなくしてしまうトマトさん達なのですが、今年は剪定方法を実験的に変えてみました。今のところいい感じです。またそのうち報告します。

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かぼちゃ。葉っぱも枯れてきて、そろそろ収穫です。

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しかしながら、梅雨の雨がしつこく、葉っぱが枯れるのがちょっと早かったです。真夏の日差しをスッパダカで浴びるとかぼちゃも焼け焦げてしまうので、こんな感じで日よけ。これまた、手間がかかりますが、やるしかないのであります。

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さあて、梅雨もほぼ終わり、しばらくはガンガン肉体労働モードが続きます。秋冬野菜の種まき、土作り、ジャガイモの収穫、畦草刈り、鶏餌の麦の買出し、などなど。熱中症にならないようにして、頑張ります~。









2014年07月21日 田畑 トラックバック:0 コメント:0

こうのとりのゆりかご

7月20日(日)

先日のこと。

地元の中学校に、「こうのとりのゆりかご」で有名な熊本の慈恵病院の元看護部長、田尻由貴子さんの講演を聞きに夫婦で出かけた。息子の通う保育園で案内チラシを頂いたのだ。中学校の授業の一環としての講演なのだが、部外者も参加可とのこと。講演会好きな僕達夫婦にとっては、嬉しいお知らせだった。昼の暑い時間帯で、行って帰ってで1時間半。農作業の支障にもさほどならない。昼ごはんを書きこみ、いそいそと車に乗り、家を後にした。

会場は、中学校の体育館。講演の後に、PTA総会があるとのことで、保護者の方にも参加をよびかけていたという企画だということだった。出席者は、全生徒120人位、先生方15人位、保護者100名弱、といったところだろうか。

通称「こうのとりのゆりかご」とは、いわずと知れた、慈恵病院にある赤ちゃんポストだ。この世に生を授かったものの、親が育てることが出来ずに、赤ちゃんを遺棄する事件が日本でも少なからずある。そんな惨状をどうにかしようと立ち上がったのが、慈恵病院の蓮田先生をはじめ、スタッフの方々というわけだ。

ちょうど、僕が阿蘇に来て新規就農した年に赤ちゃんポストの運用が開始され、賛否両論いろんな意見がニュースや新聞上で飛び交っていたのを覚えている。あれから7年。ドラマ化もされ、ますます議論が盛んに行われている。

田尻さんは「こうのとりのゆりかごは、シンボル的存在なのです。」とおっしゃっている。大事なのは、シンボルとして認知されることで、とにかく出産前に相談をしてほしい、ということなのだそうだ。そういう意味では、効果はあがってきているそうだ。ただ、24時間体制で相談を受け付けるのは人手の面でかなり厳しいとのこと。

話は、パワーポイントのスライドを見ながら、分かりやすく流れていった。ちょうど難しい年頃に入る中学生向けのお話ということで、講演というよりも、授業、という感じだった。田尻さんの自己紹介から、慈恵病院、こうのとりのゆりかごのについての説明、効果と課題、と流れるように進んでいく。

こうのとりのゆりかごからみえてくる具体的な事例は、聞く者にとって驚きを感じるものであった。利用者のデータから見える、若年層の性の実態。そして、社会のセーフティーネットやコミュニティーの脆弱化。ネット社会化がすすんでいることが、明らかな原因の一つとなっているようだ、と。中学生や、保護者にとって、かなり衝撃的な具体例をひとつひとつ挙げておられた。警鐘として胸に迫るものがあったと思う。

そして、話はより深くなっていった。では、大事なことは何なのかと。田尻さんがおっしゃるには、自己肯定感をはぐくむ家庭環境が何より大事なのだそうだ。自分を大事にする心や、自分の行動に責任をとることのできる理性を、大人が子供に教えていかないといけない、と。

残念ながら、このあたりから話がちょっと抽象的になっていった。46億年の地球の歴史、36億年のいのちの営み、ということから始まり、ヒトの受精、妊娠期間中の胎児の様子、と話が進む。最後は、みんな違っていい、という金子みすずさんの詩や、相田みつをさんの詩を引用しておられた。本当に、すばらしいメッセージなのだが、中学生にとっては前半の「現場の話」のほうがわかりやすかったかと感じた。中学生には「いのちを大切にしましょう」「思いやりを持ちましょう」と言葉で言っても多分、伝わらないと思う。いや、それは大人相手でも同じことか。結局、人は自分が体験したことからしか本当には学べないのだと思う。

そして、この日一番嬉しかった光景が、この田尻さんのこの質問の直後に見られた。「どうでしょう。みなさん、自分のことは好きですか。自分のことが大嫌いっていう方はいますか?」

ここは、日本だ。居合わせた参加者は、(おそらく)みんな日本人だ。こういう時、ぱっと手を挙げられる人はほとんどいない。周りの目がきになるし、恥ずかしい。それが、田んぼ社会、村社会の文化というものだ。その中で、たった一人だけ、手を挙げた生徒がいた。僕には、その、ぴんと、まっすぐ、天井にむかって、伸びていた手は、とても力強いものに見えた。

ああ、よかった。ここに、勇気ある中学生がいた。だいたい、思春期なんて、自分のことが嫌いで当たり前だ。もちろん、好きな面も、嫌いな面もあるのだろうけど、嫌いな面がないという子は、あまりいないだろう。僕の座っていた席からは、その顔はまったく見えなかったが、いったいどんな子なんだろう。何年生かなあ。部活動は何をしているのだろう。ご両親との関係がうまくいっていないのかな。友達が出来にくい子なんだろうか。一気に僕の妄想は膨らんでいっただった。

そして、僕は君に伝えたい。大丈夫。自分のことが嫌いだ、とみんなに言える君は、素晴らしい。もし、自分が嫌い、ということを膝を突き合わせて話し合える友達がいたら大事にてもらいたい。そして、もしそんな友達がいないとしても、いや、そもそも友達ができないとしても、まったく心配しなくてもいい。君はひょっとしたら友達がいなくてもいいタイプの人かもしれないし、今がそういう時期なだけかもしれない。

そして、世界は広い。もし君がなにか一つでも好きなことがあれば、それを大事にしてどんどん深めていけばよい。友達は作るものではなく、出来るものだ。君がもし、「変わったやつだ。空気の読めない奴だ」と思われているとしても、大丈夫。大人になったら、世の中にはそういう人間が輝ける職場もあるということがきっと大人になったら分かるよ。

僕が、そうやって妄想にふけっている間に、時計の針は進み、講演も終わりとなった。「はい、保護者のみなさん、今日はありがとうございました。では、最後に。」パワーポイントの画面が切り替わる。

「豊かな自然と」 

うなずく僕達夫婦。

「適度な貧乏と」

ん?

「愛情があれば」

「こどもはしっかり育ってゆく」

聞こえてくるクスクスという保護者の方々の声。そしてにんまりしてささやいてしまう僕達夫婦。「適度な貧乏って、必要条件なのか!?」「わお、うち完璧じゃない?」まさか締めの言葉がこんな風なものだとは思わず、びっくり。いやはや、面白かった。ゆっくりとしたやさしい語り口に、聞き入ってしまう講演だった。ありがとうございました。

聴衆の拍手で田尻さんをお送りした後、中学校の先生の言葉。「今日は、保護者の皆さんも御忙しい中お集まりくださり、ありがとうございました。また、保護者以外の地域の方もお見えになっておられます。ありがとうございました。ではこれから、警察署の方からスマートホンやインターネットの利用法について注意と説明がありますので、保護者以外の方はどうぞここで解散ということで、よろしくお願いします。ありがとうございました。」

よし、じゃ、帰ろうか、と席をたったところ・・・。保護者以外の方で着ていたのは、僕達二人と、もう一人女性の方がおられるだけだった。なんだか、こっぱずかしいなあ。妙に急ぎ足で体育館を後にする。ああ、あの手を挙げた子だたら、ゆっくり歩いていくのかなあ。なんで俺はこんなにイソイソしてるのだ、まだ息子が一歳半なのに性教育がテーマの講演など聴いて気が早いと思われていたらどうしよう、とか、そんなの誰も気にしてないだろ、とか、頭の中で言葉がグルグル(笑)。そして、隣をあるく妻もイソイソしているのだ、まあこの人は僕ほどには頭の中で言葉をグルグルさせてはないのは間違いないけど、アウトプットとしての行動派似たもの夫婦だなあ、と笑いが出てきた。

体育館を出ると、梅雨の終盤の曇天の合間から、まばゆい一条の光が村を照らしていた。よし、とりあえず、今、ここで、できることを、毎日コツコツやっていくのだ。課題は多いけど、生きていくって、そういうことだ。ちょっとだけ、腹に力がはいった午後のひと時であった。

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2014年07月20日 日々の暮らし トラックバック:0 コメント:0

7/14~7/20のセット

7月13日(日)

7/14日~20日のセットの中身です。

沢山あるもの
ジャガイモ、玉ねぎ、ニラ、人参、キューリ、インゲン、大葉

ぼちぼちあるもの
卵、山東菜、ピーマン、ルッコラ、キャベツ、大根、モロヘイヤ、つるむらさき、にんにく

ちょっとあるもの
ミニトマト、ミディトマト、トマト、枝豆、ナス、ネギ、空芯菜


依然、春野菜と夏野菜の間のちょっとした端境期中です。
夏野菜がわんさか採れだすのにあと1週間くらいかかるかなあ、という感じです。

気温もだいぶ上がってきたので、クール便で送ります。

これは是非入れて、というご希望がありましたら、お届け予定日の前々日の夕方頃までにご連絡(tkabashima@hotmail.com までメール)を下さい。

始めてのご注文の場合は、こちらの詳細をご覧の上、ご連絡下さい。




さて。

台風8号、沖縄や長野などでは大きな影響があったようですね。こちらでは、まったくといっていいほど被害はなかったです。珍しく、あらゆる天気予報がはずれてしまう結果となりました。沖縄を通過後、瞬く間に勢力が弱くなり、鹿児島に上陸したもの、隣県の熊本でもたいした雨風もありませんでした。ご心配のご連絡もいただきまして、ありがとうございました。

再接近の前日は大忙しでした。ナスやピーマンなどを支柱にしっかり結びつける作業や、ハウスのビニールの破れた箇所の補修、納屋の壁板がはがれているところの応急処置、そして畑の水路作りなど、大慌てでいろいろすませました。

近くのアスパラ農家の方は「もう、仕方ない。やれるだけのことはやって、あとは祈るだけ。」と悲愴な顔をされていました。ハウスで大規模に栽培している方にとっては、台風直撃は究極の選択をせまられるのです。ビニールハウスは風に弱く、台風の風圧でパイプが歪んでしまいます。それを防ぐためには、風が強くなる前にビニールを剥いでしまえばよいのです。ですが、中の野菜はボロボロになり、夏の間の収入もなくなります。ギリギリまで様子をみての判断が要されます。

うちのように露地野菜でいろいろな種類のものを育てていくスタイルだと、こういう場合のリスクは、少なくてすみます。夏野菜がだめなら、はい、秋冬野菜が頑張るぞ、ジャガイモや玉ねぎは保存しているものがあるし、卵もお米もある、というふうに気持ちの切り替えがまだききます。とはいえ、まあ、ほんとに良かった良かった。引き続き、台風シーズンは続くので、気を抜かずにいきたいと思います。


写真いろいろ。

今年は、例年と比べて夏野菜の出足がいまいち。ナスが出遅れているのがちょっと残念。苗にアブラムシが付いていて、定植後も、盛り返しに時間がかかりました。

そして、トマトも、ようやくもりもり玉が鈴なりに太ってきたところに、

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思わぬハプニング。

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おそらく、ヒヨドリの仕業だと思います。鳥よけの糸を張ってみたのですが、さてはて、どうなることやら。


でも、サイドを固める方々、

モロヘイヤや、

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大葉などは、

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元気です。オクラやゴーヤなども、あともう少しで採れはじめます。

そして、春野菜が粘りに粘ってます。

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10月ごろにお届けする早だし用人参の種もまきました。播種機「クリーンシーダー」活躍中。今までやっていた手作業と比べると、格段の速さです。

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そして、お盆ぐらいに撒いて、11月から来年4月頃にかけてお届けする予定の人参のための畝たて&太陽熱処理ビニール張りも行いました。太陽熱処理とは、夏の太陽の熱で透明ビニールマルチに覆われた土の表面が60度くらいの温度にまで上がり、雑草の種子をやっつけてしまう、という技術です。

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これまた文明の利器を導入。畝立て&マルチ張りの機械。いろいろ調べた末に、佐野アタッチ研究所さんの「台形うね整形マルチDV15N-RM」にしました。まだ全然使いこなせてなく、「これでいいのかなあ」と悩みながらの作業ですが、それでも早い早い、キレイキレイ。やはり機械は見事なものです。投資したぶんしっかり販売もしなくちゃ、できるかなあ、と、プレッシャーがかかるのでもありました(笑)

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ぴしゃりとした、キレイといえばキレイな光景。でもなんだか殺風景といえば殺風景。

こういうのも、ほのぼのして、大事ですね。バランス感覚が大事だなあ。

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2014年07月13日 今週のお野菜 トラックバック:0 コメント:0

雑感いろいろ

7月13日(日)

雑感色々。

田は、美しい。

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空は、青い。

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中が気になるひと。

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を、中から見てみる。

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話題の本を、読んでみた。アドラー心理学入門の良書。

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むむ、とうなってしまう一冊。やはり大事なのは、メンタルだなあ。気持ちだなあ。考え方だなあ。習慣だなあ。目からうろこの言葉が多かったです。なんとなく「生きにくいな。自意識過剰すぎるからなんだろう。自分のことばっかり考えてるし、自分に期待しすぎてしまう。なんだか組織に属すといつもマイノリティーな感じになってしまう」という僕のような方(笑)にはお奨めだと思います。

書かれてある精神世界に近づけるとしたら、得られるものとしては、内観とかヴィパッサナ瞑想とか、近いように思えます。

困ったことに、カウンセリングを受けたり、各種セミナーやら自助グループに参加したりすること以外に、実生活においてアドラー心理学の教えを実践する手法が分かりません。理論と実践の間の橋渡し的な何かがもっと身近にあればなあ、と思います。

こんな言葉も思い出してみたりして。

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こんな詩も思い出したりしつつ。



大事を成そうとして
力を与えてほしいと神に求めたのに
慎み深く従順であるようにと
弱さを授かった

より偉大なことができるように
健康を求めたのに
よりよきことができるようにと
病弱を与えられた

幸せになろうとして
富を求めたのに
賢明であるようにと
貧困を授かった

世の人々の賞賛を得ようとして
権力を求めたのに
神の前にひざまずくようにと
弱さを授かった

人生を享楽しようと
あらゆるものを求めたのに
あらゆるものを喜べるようにと
生命を授かった

求めたものは一つとして与えられなかったが
願いはすべて聞き届けられた

神の意にそわぬ者であるにもかかわらず
心の中の言い表せない祈りは
すべてかなえられた

私はあらゆる人々の中で
最も豊かに祝福されたのだ



「病者の祈り」という詩だそうです。

ニューヨーク・リハビリテーション研究所の壁に書かれているのだとか。
ある患者さんが綴った言葉だ、といわれています。

6年ほど前に、このブログでも紹介していました。久しぶりに、思い出して
みました。僕はけっこう無神論者ですが、しっくりくる詩です。
こういう気持ちになれることはまずありませんが、何回かはあったなあ。

いいことが続いているときは、欲がふくらみ、ちょっとしたことで大きな失望や不安や
挫折感を感じてしまいます。逆に、大きな困難を乗り越えて機運が上向きに変わり
はじめるタイミングでは、こういう心理になりやすいのかも。

やっぱり人は困難に直面しないと、成長しないんだろうなあ。
人の喜びを自分の喜びとし、人の悲しみを自分の悲しみと出来るような人になれれば
いいなあ、と思います。道のりは遠いなあ。

2014年07月13日 日々の暮らし トラックバック:0 コメント:0

7/7~13のセット

7月6日(日)

7/7日~13日のセットの中身です。

沢山あるもの
ジャガイモ、玉ねぎ、ニラ、にんにく、人参、大根、キューリ、インゲン、

ぼちぼちあるもの
卵、、ミズナ、山東菜、ピーマン、ルッコラ、キャベツ、

ちょっとあるもの
ミニトマト、セロリ、ズッキーニ、枝豆、ナス、ネギ、


依然、春野菜と夏野菜の間のちょっとした端境期中です。
はやく夏野菜がわんさか採れはじめてくれないとなあ、と思いつつも、梅雨の最中の日照不足で期待できそうもありません。そして、台風もやってくる予報です。かなり降りそうだなあ。やだなあ。梅雨明けまでは、なかなか厳しくなりそうです。

もし、あんまり台風が強い場合には、関東までのお届けが翌日だと難しくなる可能性がありますので、その際はクール便にして翌々日配達といたしますね。

これは是非入れて、というご希望がありましたら、お届け予定日の前々日の夕方頃までにご連絡(tkabashima@hotmail.com までメール)を下さい。

始めてのご注文の場合は、こちらの詳細をご覧の上、ご連絡下さい。



梅雨でも元気なキューリ。もりもり採れてます。今の時期の救世主です。

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雨上がりの西陽を浴びる稲。うつくしいなあ。

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雨の晴れ間にジャガイモを掘っています。

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今年からの新戦力、芋掘り器のホリオ君。耕運機本体は大分から、タイヤは広島から、芋掘り機は栃木から、すべてヤフオクでかき集めて完成。結局10万円くらいかかっちゃいました。最低15年位は頑張ってもらわなくちゃ、です。ジャガイモとサツマイモ、あわよくば里芋までホリオ君に頑張ってもらうつもりです。試運転してみましたが、なかなか良かったです。土を鋤き返したあとに、芋を掘りあげるのは人力ですが、鍬を使って人力で行うよりかは格段に早くて楽ちんになりました。

肝心のジャガイモの出来はというと・・・。今年は、いまいちでした。味はよいですが、収量が伸びませんでした。いつもよりはやく葉っぱが枯れてしまいました。周りの農家友達も、だいたい同じようなことを口にしていたので、今年はそういう年ということなんでしょう。


ルリチュウレンジ。

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蜂の一種です。幼虫はつつじの害虫として名高いです。いやはや、きれいだあ。

2014年07月06日 今週のお野菜 トラックバック:0 コメント:2

息抜き旅行

7月6日(日)

ひとつ、つまらない話を。久しぶりに、長いっす。特に中身のない内容です。思い出備忘録的に書いておりますので。お暇な方のみご覧下さいませ(笑)



別府。いわずと知れた日本有数の温泉の街。ここ数ヶ月、息つく暇もなく働き続けてきたので、一泊の息抜き家族旅行にでもいこうか、よし、別府に行こう、ということになりました。たまにはいいよね、どうせ雨ばっかりで畑作業はほとんどできないし。と、自分に言い聞かせ、計画を練ります。

ほとんど泊りがけで家をあけることのない我が家ではあります。泊まるとしても、農場見学などを兼ねての友人知人宅というケースばかり。でも今回のテーマは「とにかく息抜き、リフレッシュ」。珍しく、お金を払って宿に泊まることにしました。

お宿選びも、新婚旅行以来2年半ぶりのことなので大仕事。海の幸が食べたい、とか、子供連れでも大丈夫なのかとか、お値段はどうなんだろとか、ネットで調べてから、とある宿に予約をしました。

水曜日、出荷作業と急ぎのこまごました作業を済ませ、午後3時過ぎくらいに出発。当日の朝までのりこは胃腸風邪をこじらせて青白い顔をし、春人もいまひとつ体調がよくないようで、機嫌が悪い様子。それでも「行かないでもキャンセル料がかかるなんて、あほらしい。」「なかなかない機会だし、行かない後悔より、行った後悔!」と覚悟を決めて家を出る頃には二人の体調も戻っていました。

竹田経由で近道をしようとして道を間違えて、運転すること結局3時間。日が暮れる少し前に到着。

どんよりとした梅雨雲。平日の黄昏どき、道行く人々もまばら。そんなしめっぽい雰囲気などどこ吹くものよ。久しぶりのプチ贅沢旅行。なにせ宿の看板には「御料理の宿○○」とあります。ネットにも「小さな民宿。もちろんアメニティーは値段相応それなりのものだけど、おかみの人柄と、とにかく料理がすばらしい」と書かれています。杉乃井ホテルのバイキングにも心惹かれましたが有機農家がそれじゃ行かんぞと思い(笑)、家族経営の、小さくともステキな宿を応援するんだ、と選びました。期待に胸を膨らませて、がらがらと引き戸を開けます。

「いらっしゃい」と、奥から声が聞こえてきます。パタパタとスリッパの音を鳴らせておかみさんがやってきました。挨拶もそこそこに、「はい、じゃあ、まずはお支払いを先にいいですか」とおかみさん。そして財布を手にしてお金を出していると、奥から「あっ」という声。振り返ると、ショッキングピンクのブリーフひとつで風呂から上がってきた中年男性の姿。「ああすみませんねえ、お仕事で長く泊まっている方で」というおかみさん。目の前の階段を、ショッキングピンクのお尻がムチムチあがってゆきます。

部屋に案内されました。部屋は、6畳間で、ビニール畳。トイレや洗面所は共用。どうも、案内にあった「民宿」というよりかは「ビジネスホテル」や「学生向けの合宿宿」といった感じの作り。部屋のちょうど真向かいがトイレで、昔東京に暮らしていた頃に住んでいた4畳半の風呂無し共同便所のアパートを思い出してしまう造りです。

テレビの前には、小さな貼り紙。「布団の上では飲食は絶対しないで下さい。ぬらしたり汚したりした場合にはクリーニング代5000円頂きます」と。同じものが、トイレの、トイレットペーパー入れにも貼ってあり、なんだかなあ・・・。

ん、うちらちょっと宿選び間違ったかね?と話す僕とのりこ。

いやいや、ご飯はすごいはず。なにせ、「御食事のお宿」だ!。声がかかり、食事の部屋へ。部屋は2階。食事は1階。階段が珍しい春人は、大喜び。僕の手を握り、よいしょよいしょと一段ずつ自分の足で降りていきます。

すると、階段の踊り場で、階下にいるおかみさんから声がかかりました。「気をつけてくださいね。ほんとに、ね。」

親としては「あら、がんばってるね。かわいい」といった感じの言葉をつい期待してしまうものです。いや、それは親ばかだなあとは自覚しているものの、これまた、ん、という感じ。

そして、肝心のご飯はというと・・・。いまひとつでした。温泉大好きなで、別府に何回か来たことがあるのりこも、「今までとまったところと比べると、やっぱりかなり見劣りするわ」と。多くを語るのはここでは割愛します。そして、最後に運ばれてきた豚汁を運んできたおかみさんからまた一言。「熱いですからね。気をつけてね。お子さん。ほんとに。」ん。また、こんな感じかあ。

温泉のお湯はすばらしく、家族湯でゆったりとできました。が、結局その晩は春人が部屋の備品を壊さないかどうかが気になり、いつも以上に目が離せなくなり、なんだかとても疲れてしまう羽目に。

そしてご飯があまりすすまなかったからか、後から「腹減った」とわめく春人。となりの部屋のお客さんにも迷惑がかかるし、とりあえずパンでも与えてみよう、と宿のはす向かいのコンビに。食べ物でご機嫌をとるダメ親炸裂。店に入ってみたものの、パンもなく、代わりにクラッカーを購入。その結果、ぽりぽりクラッカーの食いかすを散乱させて部屋を歩き回る息子。ああ、よりによってこの宿で。うーん・・・。

寝床に入り、息子を寝かしつけた後に、夫婦ミーティングが始まりました。「やっぱり、1歳5ヶ月児をつれて、こういう宿に泊まるって、疲れるね。やっぱり無理な企画だったかな。」「この宿代で、今日の出荷の打ち上げに近いくらいのお金がかかってしうのか。はぁ~~~」「往復5時間も6時間もかかるんだったら、その時間かけて気合をいれて家を片付けて、美味しい海の幸でも買ってきて食べたほうがリフレッシュになるんじゃない」「片づけか。うちらダメだしなあ~」などなど。蒸し暑さもあり、すっきりしない夜でした。

そして翌朝。やっぱりいまひとつな朝食のあと、この旅のハイライトを迎えたのです。この宿には「猫部屋」なるものがあり、15匹の猫が飼われています。希望する方には猫部屋で猫を楽しむこともできる、とネットにも書いてあります。猫好きの僕としては、「それはぜひ」と、猫部屋タイムを予約していたのです。

プルプルプル。部屋の電話が鳴りました。「はい、じゃあそろそろ猫見ましょう!」というおかみさんの声。テンション下がりまくりに拍車がかかります。「見ましょう!」って、何だか言葉足らずだよなあ、接客業としてはもうちょっと違う表現の仕方はあると思うんだが」と、妙に重箱の隅をつつくようにおかみさんの言動が気になってしまいます。日本的な「おもてなし」や過剰なサービスはどちらかというと嫌いな僕なのですが、今日はどういうことか。表には出さないものの、上から目線で宿の評価をしている自分にもまた辟易し、ますますテンションが下がります。自分は何様だ、と。

ああ、もう猫なんてどうでもいいや。きっとおかみさんも、子供連れのお客さんを泊めて過去にいやな目にあったんだろうな。きっとそうに違いない。はたまた今日はたまたま機嫌が悪いのかな。今回はいい勉強になった。まあ、自分もきっと無意識のうちに誰かをなんとなくいやな気分にしてしまっていることもあるのだろう。

さっさと、別の温泉にでも入って、地元の有名な回転寿司でも食べて帰ろうっと。明日の出荷の用意をしよう。そんな気分になっていたのですが、一応、案内されるがままに猫部屋の中に足を踏み入れてみました。

おお!!!!

6畳ほどの部屋に、確かに、猫が、わんさかいました。そして、部屋も、猫も、実に、きれいでした。皆毛づやがよく、落ち着いた表情を見せています。各々の寝床、トイレ、ご飯皿があり、狭い空間の中にも、さほどストレスなく縄張りのすみわけができているように見えます。

むむっ、やるな!!

にわかに、テンションがあがってきました。おかみさんの話を聞いてみたいぞ。そう、知的好奇心が湧き上がります。

以下、おかみさんの話をまとめるとこんな感じです。

捨て猫の面倒を見ているうちに、だんだん数が増えてきてこうなってしまった。もともと1匹しか飼ってなく、そんなに猫好きというわけでもないのに不思議なものでねえ。6匹目までは大丈夫だったんだけど、今は猫アレルギーになってしまって、毛をブラッシングするのも大変なのよ。

確かに。ブラッシングではなく、おかみさんは、いわゆるコロコロで、猫の体をなでている。その最中の猫達のなんと幸せそうな表情・・・。

そう、コロコロ代も馬鹿にならないけんねえ。うちは、箱で買うんよ。えさ代もすごいけんねえ。あと、病院代。これだけ飼っちょると、風邪なんかもすぐうつるけん、ちょっとおかしいな、と思うたら他の部屋にうつすんよ。そして、病院すぐに連れてくもんね。そしたらなあ、注射代がかかるんよ。5キロ以下だと一本4000円やけど、5キロより大きいと、8000円やもん。たまらんわ~。

たしかに。家の中にいて、運動量が少ないのであろう。みな、かなりよい体格をしている。そして、毛づやはよい。一日3回はコロコロしてあげるそうで、そのつどおかみさんは服を着替えるそうだ。お宿という場所なので、衛生管理にはしっかり気を使っているそうだ。

ここからが心髄。猫達は、オスが7匹、メスが8匹いるらしい。面白いことに、みんな避妊去勢をしているのだけれども、見事に、カップリングが行われているとのこと。寝床のダンボールに、2匹で仲良く過ごし、それが何年もずーっと続いていくのだそうだ。風邪を引いて別部屋に行く際も、カップル単位で連れて行くこともあるそうだ。一夫多妻であぶれオスがいる、ということではなく、基本的には一夫一妻のカップリングというのが、ほほえましい。

一組だけ、一匹のオスに二匹のメス、というカップルがあるらしい。二匹のメスは姉妹で、ダンボール寝床に、いつも3匹で寝ているのだとか。ダンボールが棚から落ちて横向きに床に落ちてしまった時、一番下にオス、その上にメスが二匹、いうなれば雪だるまが3段あるような感じで縦にくっついて寝ていたのだと。いやー、これまたほほえましい。

さらに。

この子たちはなあ、みんな生後2週間とかその位で宿の前に捨てられてくるんよ。別府は野良猫が多いし、いかんわなあ。飼うんやったらちゃんと飼わんとなあ。でも、かわいそうやけん、仕方無しに面倒見てたらこうなってしまってなあ。ん、子育てはどうするのかと?それが、すごいんやわ。母親役の猫がおるんよ。

おっぱいも出ないのに、どうやって育てるんかと思ってみとったら、自分の食べたもんを、やわらかくして吐き出してから離乳食としてあげとるんよ。もう、ほんとに、あれにはびっくりしたわ。

だけん、お客さん来たときなんかも、あの子(母親役の猫)が心開いてすりすりしとったら、他の子もみんな落ち着くんよ。もう、そりゃあ、見事なもんよ。あ、今日は風邪引いて別部屋にいっとるんやけどね。あと、この子(母親役の猫のパートナーオス)もさすがなもんでねえ。落ちついとるし、人なつっこいんよね。

春人が、いつも家でレオやしょうにやっているように、なでなでして、猫まくらをしようとする。頭をのせられた猫ちゃんはたいしたもので、動じず、春人を受け入れている。



おかみさんにお礼をいい、猫部屋を後にする。お茶をすすりながら、しばし余韻に浸る。いや、これは、すごい。なかなか聞けない話を聞けた。面白かった。可愛かった。いやー、すごい。

おかみさんや宿への不満が吹き飛ぶくらいに、猫に圧倒されてしまった我々なのであった。

お茶のおかわりをし、一仕事終えた後のような心地よさを感じていると、部屋の扉をノックする音。コン、コン。扉を開けると、おかみさんと、猫が一匹。

「お母さん猫連れてきたよ」。おかみさんは、僕達が興味津々で話を聞いていたのが嬉しかったのか、話にあがった母親役の猫をわざわざ見せにきてくれたのであった。




というわけで、個性的なお宿でした。面白かったです。

のりこが帰りの車でつぶやいていました。「あの、おかみさんの猫にむける愛情やエネルギーを、もうちょっとだけでもお客さんに回せるといいのいねえ」

確かに。おかみさんはぶっきらぼうで、あまり接客業にむいている感じではありませんでした。なんというか、裏表がないような方、という印象を受けました。接客業者としては、損をされることもあるのかもしれません。その代わり、長い付き合いをしていくにはお互いに楽、というタイプの方なのでしょう。そういう方って、いますよね。性格に損も得もないのだろうなあ。

はい、そういうわけで、知的好奇心がおおいに満たされた旅となりました。結果オーライ、といったところですね。

が・・・、


やまなみハイウェイを通り、2時間ちょっとで意気揚々と帰宅。お昼前後に猛烈な雨がふったようでした。留守を預かってくれたユースケさんと話をし、ほっと一息ついていたら、

隣の畑の方がやってきて「降ったなー。だいぶ畦がやられたな。モグラの穴から水がもれとったけん、踏んで穴うめとったからね」と。ん、何事ぞ!?

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確かに!この畦は、以前は竹に覆われていたところです。毎年刈り続けて竹は無くなったのですが、一度竹の根っこで畦が覆われてしまうと、刈り取った後に残った根っこが腐れて土がズブズブになります。そこに、里芋の貯蔵穴を掘ったり、モグラがきたりで、なんとなく怪しい雰囲気になっていたのでした。

崩れはしなかったものの、崩れる寸前、といったところもありました。あぶなかった。足で踏みまくり、スコップでバンバンたたきまくり、なんとなくでこぼこがないようにして応急措置。いやはや、疲れた。結局明るいうちは畦処理に時間をとられてしまい、翌日の出荷の用意はヘッドランプをつけての残業。とほほ。

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結局、どちらかというと結果的に疲労回復というよりかは疲労蓄積の旅行となってしまいました。どうにもこうにも体が重い。よくよく考えてみると、農作業以外にまったく体を動かしていません。田舎暮らしって、全くもって車社会だし、本当に歩きません。農家だって例外ではありません。そう、この体の重さは「運動不足だ」と思い立ち、村のグランドに行っていろいろトレーニングしてきました。走って、スクワットして、腹筋して、腕立て伏せして。ああ、気持ちよかった。

というわけで今日は心地よい筋肉痛。明後日くらいから、体が軽くなることでしょう。台風で大雨がきて、いつ消防団で呼び出されてもいいようにしておこうっと。いやはや、息抜きも楽ではありませんねえ。長文ご覧くださり、ありがとうございました~。










2014年07月06日 日々の暮らし トラックバック:0 コメント:0

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