南阿蘇ビジターセンターにて

野菜の配達のついでに、南阿蘇ビジターセンターに足を運びました。

国立公園や国定公園には、ビジターセンターという施設があり、公園内の自然環境について学習したり、いろいろな体験をしたりできます。

阿蘇くじゅう国立公園の中の、いくつかビジターセンターのひとつが、南阿蘇ビジターセンターです。

いきなりですが記念撮影。

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スタッフMさんと、居候中の友人T。

阿蘇という地域の特色が良く分かります。掲載許可いただいてないけど、大丈夫ですよね(笑)

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阿蘇は植物の宝庫で、火山荒原、森林、草原、湿地、路傍など多様な環境に1500種以上もの植物が記録されているそうです。その中でも、2万haにも及ぶ草原が、特徴的であり、阿蘇の景観や、植物の多様性の中で最も重要な要素となっているとのことです。

面白いのは、この広大な草原が、火山活動や冷涼な気候といった理由だけでなく、放牧や採草、野焼きなど人々の暮らしに結びついた活動によって維持されている、という点です。結果として、阿蘇以外の地ではほとんど見られない植物が今なお数多く残っているのです。

国立公園、というと、人の手が入っていない原生自然、というイメージが強いですが、阿蘇の場合はまた独特です。火山、カルデラという地形は確かに自然の雄大さを実感させてくれます。でもそれだけでなく、そのカルデラ内に住んで、自然との共生のひとつのモデルを作り上げてきた、ヒトの営みもまた、阿蘇そのものであると思います。

原生自然が至上のものであり、ヒトの手が入っているのは価値が下がるものだ、とは思いたくないです。逆に、ヒトの手によって管理されたものを過剰評価してしまうのも好きではないです。

どんな状態であれ、自然は自然であり、いいも悪いも、ヒトの価値観による判断にすぎないと思います。ありのままに、すべてを受け入れる。
その視点を常にこころにおいておきたいものです。

自然をありのままに、正しく、見ることができれば、自分に対しても、他人に対しても、あるがままを受け入れ、許し、認めることができるのでは、とも思います。

畑で虫を見ることは、苗の生長を見ることは、そんなところにもつながっているのかな、とも感じます。おおげさかな?(笑)

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とはいいつつも、僕は原生自然に強く惹かれます。

ヒトの影響をあまりうけてない、森や高原、高山、海、砂漠、ツンドラ、極地、などなど。

以前、そのような場所に行けば、通えば、何かがわかるのではないかと思って山に通った時期がありました。

確かに、自然は厳しく、そして優しく、美しかったです。いろいろな、深い、言葉ではうまく言い表せられないメッセージを受け取りました。

でも、それと同時に、いつもなんとなく、ちょっとした違和感のようなものも感じていました。ある時、ふと気が付きました。

一生に何度かしかいけない原生自然で、自然のメッセージを受け取るのも素敵だ。しかし、それよりも、毎日の生活の営みの中で、足元に転がっている自然からのメッセージを、どれだけ深く聞くことができるか、ということも面白くて、大切なのではないか、と。そしてなにより、自分に向いているのではないか、と。

気が付けば、それまで全く興味がなかった雑草の名前が気になるようになっていました。そして、木の名前、虫の名前、鳥の名前、etc…。名前を知ることは、自然との会話の第一歩である、と思うようになっていました。

詩人ブレイクが詠っています。

To see a World in a Grain of Sand   
And a Heaven in a Wild Flower,  
Hold Infinity in the palm of your hand   
And Eternity in an hour.
  
一粒の砂の中に世界をみる  
一輪の野の花の中に天国をみる  
つかんでごらん 君の手のひらに無限を  
ひとときの中に永遠を・・・


振り返ってみれば、あくまでも結果として、農業に出会ったという訳です。

「ヒトと自然の関係」「ヒトは自然に対してどこまで手を加えてよく、どこからはいけないのか」というような命題について、考えるヒントを、今の生活は与えてくれます。そして、もっともっと深い考えを与えてくれるような生活にしていきたい、とも思います。

でももちろん、大前提となるのは、まずは経済的になりたっていく、ということですよね。うまいことバランスをとっていく。折り合いをつけていく。これが僕のテーマです。そして、行動のエネルギーの源として、「面白い」や「かっこいい」と感じる心を大切にしたい。日々痛感しています。

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センター内に展示してあるクラフト。素敵です。

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でも、いつものことながら写真がいけてない(笑)

こういうのも、独特です。

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採草地。その奥の森。中庸ですね。

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2007年11月29日 風景 トラックバック:0 コメント:0

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