シーズンオフ

雨が上がり、本格的に冷え込むかと思っていたのですが、少し足踏み状態です。

雲が残り放射冷却が弱いのでしょう、朝はやや暖かです。しかし日中はお日様がささずに北風が吹き、最高気温で6度前後の日が続いています。まだまだ寒くなると思うので、今から寒い寒いとはいってられないですね。

子供の頃から、ひとつ不思議に思っていたことがありました。

プロ野球選手や、他のスポーツ選手は、長いシーズンの終わりに「オフ」を過ごします。体を休めたり、気持ちをリフレッシュさせたりしす。そして、年が明けて日も長くなろうかという頃に、自主トレ開始、キャンプ始動、というニュースが聞こえてきます。

なぜ、そんなに長く休むのだろうか。休みの間もトレーニングしてこそ来年いい成績を残せるのではないだろうか。シーズン中は毎日試合ばかりで、じっくりと練習する時間もあんまりないだろうに。

と、ずっと思ってました。自分に直接関係のない著名人には、遠慮なく厳しい意見を言ってしまうものです(笑)

百姓として独立開業し、農繁期を終えて、ようやくそれなりにゆたっと出来るようになった今、よくわかりました。たしかにしっかり休まなくちゃ体がもたん!

おお、この生活はプロ野球選手と同じじゃないか、と。

農繁期という長いシーズンに備えて、疲労が蓄積した体を休め、気持ちをリフレッシュさせ、作付け計画を練り、意志の確認をしていく・・・。

プロ野球選手が自主トレで汗を流す頃には春野菜の育苗も始まり、オープン戦の頃には夏野菜の育苗や畑の準備で忙しくなってくる。そして、長いシーズンを迎える・・・。風邪を引くことも、腰を痛めることも、そのままダイレクトにわが身にのしかかる。健康管理が一番の基本。実力がつくことが喜びとなる・・・。

思えば思うほど、自分がプロ野球選手のように思えてきました。収入の差は凄いですが(笑)でも、そのくらいの気持ちでやらにゃやっとられん。やったるぞー。ちょっと自意識過剰かな(笑)

そんなこんなのシーズンオフを迎えております。やってしまいたい仕事はかなりたくさんあり、出荷仕事もたくさん頂いておりますので、なかなか本当にのんびり、という訳にはいきません。

でも、体の疲れを取る、ということの優先順位を高くしてしばらくは過ごそうかな、と思ってます。

という訳で昨日は、先日ご紹介した南阿蘇ビジターセンターに行き、
野鳥&自然観察会に参加です。

駐車場から、猫子岳が良く見えます。

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トチノキです。湿り気をこのみます。山地の沢沿いなどに自生します。この木の花からとった蜂蜜は、凄く美味しいらしいです。実はトチ餅に。東北地方では、昔は飢饉の年に備えて、トチの実を各家庭で大量に保存していたそうです。

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冬芽です。じっと春をまちます。

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シロダモが実をつけています。クスノキの仲間なので、いい香りがします。

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雑木林。手前の低くて細い木は、クロモジです。

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クロモジの冬芽。やはりクスノキ科なので、いい香りです。和菓子に添えられる高級爪楊枝の材として有名です。

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おなじみソメイヨシノです。

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この木はテングス病という病気にかかっています。短い枝が密生しているところが、天狗の巣というわけです。湿度が高いところでよくかかる病気だそうです。

グロテスクでごめんなさい!幹のうろには、ヨコヅナサシガメ(カメムシ)の幼虫が集団越冬してまいました。

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みんなで春を迎えられるといいね。

南阿蘇ビジターセンターでは、野草園という公園を併設しています。阿蘇地域で見られる多種多様な植物を、ぎゅっとコンパクトにまとめて観察できるようにした公園です。野鳥もたくさん来ます。ガイドの綺麗なお姉さんが丁寧にいろんなことを教えてくれます。

本物の自然ではないかもしれません。でも、このような場所を自分の「ホームグラウンド」としていければいいな、と思います。

こういう場所でしっかり勉強していけば、野生のフィールドで樹木や草やムシや風や雲が語りかける声がもっと聞こえるようになるだろうな、と思います。
その、大きな自然の一部として、農地が、畑が存在する、という認識を忘れないようにしたいものです。




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2007年12月16日 樹木 トラックバック:0 コメント:0

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