「待つ」ココロ

8月23日(土)


ひとりごとを少々。久しぶりにかなりかなり長いです。


オリンピックの番組をみていると、異口同音にみなさんおっしゃいます。

「がんばれ、がんばれ」
「最後まであきらめるな。あきらめなければ夢はかなう」

確かにその通りです。

何かを達成するためには、まずは「出来ると信じる」ということからしか
何も始まりません。

そして何よりも、たとえ結果は残せなくても、精一杯あきらめないでやる、
という過程がもっと大切だということも誰もが感じていることです。

ヒトは、生まれたときには無限の可能性をもっています。

でも、生きていくにつれて、自分の無力さや小ささを感じていくものです。
これは自分には無理だなあ、とひとつひとつあきらめていくものです。

俺が努力しているのに、遊びでやっているあいつにまったくかなわない。
じゃあ、俺はもっと他の道をみつけていこう。

というような経験を子供時代に積むことは、すごく大切なことだと思います。

もし、いくつになっても、「自分には無限の可能性がある。努力すれば
夢は全部かなう」と思っていても、ちょっと違うかなあ、という感じはします。

ひとつひとつ「これは違うなあ」と選択肢を消していった末に、「これなら
自分にもできるなあ。一番になれなくてもいいけど、一番になるための
努力は続けることができるなあ」というような道がみつかったとしたら、
すごくシアワセなことだとおもいます。
他人との競争や比較ではなく、「このことにかかわって生きていけたら
嬉しいなあ」と思える何かを見つけられたら、シアワセなことだと思います。

そういう生き方をしているうちに、実際に出来そうなことしか夢見なくなる
のでしょうね。地に足がついて、等身大の夢をみる力がつけば、まさしく
「諦めなければ夢はかなう」ということなんでしょうね。


しかし、時として「あきらめないでがんばる」「夢はかなう」というような
ポジティブな生き方をするのが難しくなることもあります。

どんなに努力していても、ジンセイをとりまく理不尽に悩まされる人はたくさん
います。本人の努力や意志や思いとは無関係に、不運がやってくることも
あります。

人違いで刺されることもあります。
大地震にあうこともあります。
身内が飲酒運転で人身事故を起こし、莫大な借金を肩代わりする、ということもあります。


そんなとき、人は何を信じていけばいいのでしょうか。

答えは、十人十色。いろいろあるでしょう。

答えのひとつに、「待つ」ことがあるのかな、と思います。

他人や、運命や、神様に対して何かを期待して、「ああなったらいいなあ」
「もっとこうしてほしい」と思って「待つ」ココロではなく、

他人にも、運命にも、神様に対しても、何にも期待しないで
「まあどうにかなるでしょ」と流れに身をゆだねるように「待つ」ココロ。

それは、いい意味での「あきらめ」「落ち着き」のココロです。
肩の力が抜けた、自然体です。
自分の我を守るのではなく、むしろ自分を空っぽにすることで、
いろんな人や気や風やエネルギーが体を吹き抜けるような、ココロ。
できることだけやって、淡淡と過ごすココロ。

諦める、とは明らかに究めること。
落ち着くとは、落ちて地に足が着くこと。

なかなか赤ちゃんができなかった友達が、言っていました。

「ああ、また今月もだめだった・・。の繰り返し。もういいや、子供ができなく
てもそれはそれでいい。構わないや、ときれいさっぱり諦めたちょうどその月に、
この子を授かったんだよね」

まあ、そんなものなのでしょうね。

物事を計画して、目標をたて、計画を練り、実行して、達成する。
それはそれで、もちろんシアワセなことです。
イチロー選手のような、才能も努力もすごい人には、そのようなシアワセを
しっかり歩んでいって、周りの人にも力を与えてほしいです。

でも、物事が計画通りにいくことは、稀です。
明日死んでしまうかもしれないのが生きものの業です。

もしジンセイが計画通りに進むのであれば、計画したことしか起こらない、
ということになります。
計画通りにならないからこそ、計画や想像をこえるようなものすごく楽しい
ことも起こるのですよね。

どんな「思いもよらぬ楽しいこと」が明日のわが身に訪れるのか。
そのことにワクワクドキドキするほうが、われわれ凡人にとっては
楽しい生き方なのでは、とも感じます。
そして、身の丈にあった範囲で、自分の足の歩幅の範囲で
「諦めないでがんばる」ことが出来たらいうことなしですね。

そして、もし「思いもよらぬつらいこと」が明日のわが身に訪れたとしたら。
その時自分がどんな態度を示し、どういう行動をとるのか、ということに
ワクワクドキドキできたとしたら、われわれ凡人にとっては、それが救い
になることもあるのでは、とも思います。
それに、そういうときにもやはり「諦めないでがんばる」自分や、
「待つ」ことが出来る自分に出会えるとしたら、嬉しいですね。

僕の2008年のモットーは、「待つ」です。

大体、年始に掲げたモットーなどは、梅雨時には忘れられて
いるものです(笑)

いやー、「待つ」ことも、すっかり忘れていました。

今年も残りあと1/3です。
季節の移ろいの速さに、少しの焦りと、たくさんの安らぎを覚えます。

「待つ」ココロを思い出して、過ごしていきたいものです。

いやー、長かった(苦笑)

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2008年08月23日 ひとりごと トラックバック:0 コメント:2

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こんにちは。
コメントありがとうございます。メールを差し上げようと思ったのですが、なんだかエラーになってしまいます。もしよかったら、カバシマ tkabashima@hotmail.com  までメールをいただけますか。
お手数おかけします。

2008年08月29日 はっしーさんへ←KB@南阿蘇 URL 編集

こんにちは。
昨日メール送りましたが、届きましたか?

2008年08月30日 はっし~ URL 編集












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