淡淡と

1月30日(金)

生暖かい雨が降り続けています。
なんだかやっぱり変な天気が続いていると言えるようです。

今日は、ぼかしの仕込みをしました。
米ぬか、鶏糞、おから、ふすまを混ぜ合わせて水を加えて発酵させて、肥料とします。手作業なので、なかなかいい運動です。

これもまたいつものパターンで、いかに経費をかけずに質のよい材料を手に入れて、質の良いものをつくるか、ということに神経を使っています。それも、なるべく身の回りにある素材をうまく活用できればなお素敵です。農場内で循環できれば、もっと素敵です。
今回の材料は、全部自分のところから出るものと、ご近所さんからの頂き物です。バランスを考えると、もうちょっと米ぬかを入れたかったけど、手持ちの材料ですませました。
あんまちケチって質を落としてもだめですが、採算を度外視してもしょうがないです。でも、何かを頂く際には、取りに伺って袋詰めをしたりするのにすごく時間がかかることも多々あります。買ったほうがいいのでは、ということもあります。
とにかく、肥料作りひとつとっても、中庸、バランス、が大事ですねえ。そして、そこがまた頭を使うところでもあり、腕の見せ所でもあり(笑)、面白いところです。

昨日踏み込んだ温床も、じわじわと熱がでてきました。

あとは、春野菜の畑の準備をすすめていけば、作業は間にあっている状態と言えそうです。

出荷も、ぼちぼち順調です。

ジャガイモ、里芋、サツマイモ、人参、ネギ、白菜かキャベツ、大根かカブ、みぶなやターツァイやほうれん草などの菜っ葉が2種類ほど。それに卵。という中身で2月いっぱいはいけそうです。出せるものがなくなってきたら、ヤーコンと山芋を入れて参ります。3月の中旬位までは出荷できそうです。

淡淡と、日々が流れてゆきます。


熊本平野に雲海がかかっていました。奥の山は有明海の向こうの雲仙です。

090130熊本平野雲海2

毎度の事ながら、うーん、曇った日には、きれいな写真はなかなかとれませんなあ(笑)


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例によって唐突ですが、本を読んでいて、目からうろこの文章があったので引用、紹介いたします。

自給再考 山崎農業研究所・編 農山漁村文化協会・発行
結城登美雄氏の文(95P)より要約・引用

日本のカロリーベースの食料自給率は39%。そして、農業従事者は、312万人、漁業従事者は21万人。万人。足して、333万人。人口比率でいうと、2,6パーセント。わずか3%弱の人が、残りの97%の人を懸命に支えている。そして、農業者の45%は、75歳以上である。60代の人も23%いる。日本人の食料は高齢者によってかろうじて支えられているという事実に向かい合わないといけない。(平成19年2月現在)

という数字をふまえた上で、結城氏はこう書いています。

作家で翻訳家の池田香代子さんの著書「世界がもし100人の村だったら」を借りて言うならば、100人の日本という村は、3人の人々が懸命に土を耕し種をまき、草を払って支柱を立て、収穫にいそしんでいる。海では原油高の中を舟を沖へと向かわせて網を入れ、それを引き上げて港に帰ってくる。手にする収入は悲しいほどに少なく空しさをかみ殺している。(中略)
しかも3人の食の担い手のうち、1人は60歳代で、もう1人は既に70歳をこえている。むろん人には体力の衰えがあり寿命がある。このままいけば10年後の日本村の食卓は老農1人が99人の食卓を支えるという異常な村になりかねない。(中略)食を支える人が消えていく日本。それこそが真の食糧危機である。



とてもリアルな表現です。

課題は山積みです。なかなか大変な時代です。でも、だからこそ面白いともいえます。いい時代に生まれてきたなあ、とも思います。

そうそう、明日とは、「明るい日」と書きます。まあ、なんとかなるでしょ!


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2009年01月30日 日々の暮らし トラックバック:0 コメント:0

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