ハウス

3月4日(水)

今日もまた、曇天の一日。夕方はちょっとだけ陽がさしました。菜種梅雨とはいいますが、これじゃあ本当の梅雨とかわらないなあ、という天気がつづいています。

温床の切返しをしました。およそ1ヶ月前に踏み込んで、だいぶん温度が下がってきました。これから、ナスやピーマンの種をまくので、もう一度水と空気を加えて、温度を上げます。

090304温床切返し

夕方から、ちょっと外出。

新しいトマトの雨よけ用のハウスのパイプを探しています。「ちょっとさび付いているけど、うちにあるよ。見に来るかい?」と知人から声をかけて頂いて、南小国へ見に行きました。

見てみたところ、ハウスはぼろぼろに錆びていて、ちょっといくらなんでもこれじゃあなあ、という品でした。残念です。北京オリンピックの好景気のころまでは、中古のハウスもたくさんで回っていたようですが、今はなかなか出回っていないみたいです。

近所の農家仲間に「ハウスどっかにないかなあ」と聞いても、みんな「うちも欲しいんだなあ」といった感じです。新品を買ってそもそも採算がとれる営農スタイルではないので、まあ、しばらく様子見です。

状況はみんな一緒です。「どっかに出物がないかなあ」と思っています。そもそも自分だけにいい話が来るわけがないです(笑)。かといって、頂いたいい話をすべて人にお譲りする、というほどの余裕は全くないです。これまた、中庸、ありのまま、素のまま、ですねえ。そして、収穫できるかどうかはともかく、とりあえず全く、何にも期待せずに、種をしっかりとまくことなんでしょうかねえ。農業でも、人とのご縁でも、こういう話でも。

トマトは、連作がききません。完熟堆肥を入れたり、水を張って菌を抑えたりすれば、多少の連作はできますが、不自然なことには変わりありません。なので、ハウスを3棟か4棟もって、作る場所をローテーションしていくのが理想です。

まあ最悪の場合は、育苗ハウスでの育苗を終えた後にトマトを植えつけられるように、トマトの種まきを遅らせます。そうすると、秋野菜の苗作りの場所がなくなるので、小さな小さな育苗ハウスでも建てるかなあ・・・。などといろいろ思案中です。

結論。

まあ、なんとかなるでしょう。


さて、帰り道、押戸石に寄りました。知る人ぞ知る景勝地です。

なにやら、古代シュメール文字が刻まれているのだとか・・・。巨石文化マニアの方には垂涎もののスポットだそうです。

090304押戸石

眺めは、抜群です。それにしても、広い。が、この天気じゃあねえ・・。本当ならバンっと阿蘇の山並みが見えるのですが、まっ、しょうがないです。

090304押戸石から

この、見えている草原全部が、人が毎年春先に火を入れることによって、維持管理されています。牧畜や、堆肥作りのための行為が、結果的にこの雄大な景観や生物の多様性を生み出したのです。阿蘇は、でっかいでっかい里山なわけです。人と自然の、持続可能な共生のスタイルが、ここにはるのですねぇ。

でも、今は畜産の不振や農家の高齢化による人手不足のために、草原の維持管理が難しくなってきています。予算をやりくりして、行政やNPOによる支援も行われています。関係者のご苦労と努力には頭が下がります。

ヒトが、自然の生態系の中で行き続けていた、数百万年という狩猟採集生活の時代・・・。そして、自然の生態系の枠の中から出て、それでもなお自然との共生生活を営んでいた数千年の農耕生活・・・。その後に続く、産業革命、大量生産大量消費型社会、グローバリゼーション、温暖化・・・。

それでもほんの少し前までは、自然とうまく共生できる「結果としての里山」が、あたりまえに何百年ものあいだ、ごく当然に存在してきたのです。でも、今は「里山の維持管理」が目的となってきています。変な時代になっちゃたようです。長い農耕の営みからすると、明らかにおかしい。と、批判するのは簡単ですが、さてはてどうしたものか(笑)。草原維持が無理なら無理で、自然の遷移に任せて森へと戻したらいかがかなあ、とも個人的には思うのですが、素人考えなのかなあ・・・。まあ、大切なのは阿蘇の草原の問題をきっかけに、なるべくたくさんの方が、「自然とヒトの関係」みたいなものに興味をもっていただければいいなあ、と思います。

こちらもご覧いただければ、何かのご参考になるかな。リンクしてます。

九州バイオマスフォーラムHP

阿蘇草原再生プロジェクト


庭で、クビキリギスに遭遇。

090304クビキリギス

夏に卵から孵り、成虫で冬を越します。こいつも、寒さに耐えて春を迎えたのですね。なかなかの猛者ですなあ。顎の力が強く、一度噛み付いたらなかなか離さず、引っ張ったら顎がちぎれる、ということからクビキリギス、の名がついたようです。

モンシロチョウやキチョウが飛ぶ姿も目に入るようになってきました。虫のシーズンも、もうすぐそこまで来ているようです。楽しみです。でも、どうか畑ではお手柔らかに!(笑)

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2009年03月04日 日々の暮らし トラックバック:0 コメント:0

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