おっちゃんコンビニフォーエバー

7月27日(月)

午後からは雲がでましたが、久しぶりに晴れた一日でした。

今日の作業。

インゲンの種まき(ちょっと遅れちゃいました)。オクラの草取り、追肥。バジルとモロヘイヤが、ずいぶんと花を咲かせていたので、ざっくりと剪定&追肥。サツマイモの草取り。先日定植したかぼちゃの株元に敷き草。畦草刈り。

去年までは手が回らなかったような、除草や剪定のような作業がどうにかこうにかできている、ということにちょっとした喜びを感じます。

さらに、野菜がその手間に応えてくれるのが目に見えてわかるので、これまたうれしいものです。



さて、ちょっと気になったこと。

椛島農園では、セットに入れるお手紙の原稿をコピーするために、コンビニを利用しています。コストやガソリン代、それに往復の手間を考えると、そろそろコピー機を買おうかなと計画はしているものの、とりあえず様子見状態です。ケチって、結局損をするという典型的症状です(笑)

以前は、車で2分ほどの近所のお店に行っていたのですが、1年位前に閉店してしまいました。そこは、中堅コンビニチェーンの(おそらく)フランチャイズということだったのでしょうが、とっても人情味あふれる、田舎然としたコンビニでした。

店主のおっちゃんともすっかり顔なじみとなりました。出荷の段取りに不慣れな1年目には、原稿を書き終えるのが深夜となることもありました。そんなとき、「こんばんは」「お疲れさん。今日も遅くまでがまだしとるね(頑張ってるね)」という挨拶から始まる会話は、心地よいものでした。賞味期限が切れたパンをもらって帰ったことも何度もありました。

おっちゃんのコンビには旧道沿いにありました。十数年前にお店を出した時には、村で最初にできたコンビニだったそうで、大繁盛したそうです。出店から数年後、山沿いにバイパスが開通され、次第に旧道の交通量が減っていくようになったそうです。そして、今も、空き店舗には、誰も入っていません。

そして今、僕は車で7、8分ほどのバイパス沿いのローソンを利用しています。国立公園の景観を損なわないように配慮された、木のぬくもりを感じられるデザインの店舗です。

今日も、いつものようにそのローソンへ足を運びました。

なんとなく、おっちゃんのコンビニを利用していた時の癖で、「こんばんはー」といいながら店内に入っていきました。すると、レジの中で、玄関に背中をむけて何かの作業をしていたアルバイトさんらしき店員さんが、「ぎょっ」とした感じでこちらを振り向いたのです。

そして店員さんの声。「いらっしゃいませー」。

「うわっ、おどろいた。なんだなんだ、こんばんはって!」という心のつぶやきがその表情から伺えて、こちらもびっくりしました。

ふと冷静になり、コピーをしながら店内のお客さんをそれとなく見てみました。学生風のカップル。某大手農業機械メーカーのつなぎを着たおっちゃん2名。立ち読みしている若い男性。ATMであわただしげにお金を下ろしている若い女性。

うーん、確かにこんばんはという雰囲気ではないなあ・・。バイパスにあるお店の、夜9時の客層といったらこんな感じかあ。地元のおっちゃんおばちゃんとかこないよなあ。店員さんも、まあ近くの大学の学生さんだろうなあ。出身は都会のほうかなあ。などと例によっていろいろ妄想(笑)していたその時。

ドアが開いて、

小学校高学年くらいのごく普通の感じの男の子が一人、お店の中にはいってきました。

そして、機械的に響く声。

「いらっしゃいませー」・・・。

そして、その声に、完全なほどに無反応な男の子・・・。

思わず、おっちゃんのコンビニのことを思い出し、なんともいえない気分になりました。アルバイトの学生さんも、男の子も、「店員とお客」という関係である以前に、「人と人」という関係であるはずなのに・・・。一方が挨拶をして、一方が無視をしているという光景が、ごくごく当たり前のように存在しているコンビニという空間に、ものすごい違和感を改めて感じてしまいました。そしてこんな田舎で、こういう光景を目にしたことに、なおさら腑に落ちないものを感じてしまいます。

とはいえ、自分もまたそんなコンビニを利用している客の一人です。とやかく言う資格はなく、便利さという恩恵をいただいているだけの存在です。

まあ、理想をいっても始まりませんし、やれることをやっていくしかありません。でも少なくとも、僕がもっとおっさんになって、僕の子供がごくごくたまにコンビニに入ったときに、「こんにちは」といえる子供であってほしいなあ、などと思います。そして、こんにちは、と言いやすい社会であってほしいなあ、とも思います。

ちなみに南阿蘇村の小中学生は、あいさつ抜群です。引っ越してきたばかりのころ、例によって炉辺で花の写真を撮っていた怪しげなカバシマ(笑)に、通りすがりのこともたちが、みんながみんな「こんにちはー。」
おお、田舎はすごい。いいとこだ。と感じたものです。

じゃああの子供は、村の子か?そうじゃないのか?親と一緒に車で阿蘇に来てて立ち寄ったのかな?そろそろ挨拶も恥ずかしくなる思春期に入ってきたのかな?などなど、いつものように妄想は膨らんでゆきます(笑)

まあとにかく、おっちゃんコンビニフォーエバー。少々不便でも、そういうおっちゃんおばちゃんのお店があったら、どんどん利用していこう。ということですね。今日の結論は。

いやはや、また久しぶりに長くなりました。そして、コンビニのご関係の方々には、おこがましい文章をお詫び申し上げます!

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2009年07月28日 ひとりごと トラックバック:0 コメント:0

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