ごちゃごちゃ自問&てんこもり
7月28日(水)
梅雨明け後はじめての雨天の一日でした。
出荷。米ぬかを分けてもらったお店に袋を返しに行く。ついでにダンボール貰い。鶏の餌混ぜ。卵の配達。
雨なのでどっかでかけるか、と思ったものの、ついついちょこまかと動いてしまい、結局出来ずじまい。
最近、こういうパターンが多いです。すかっと晴れた日にまるまる一日でかけてリフレッシュするということを、何ヶ月やってないかなあ。気持ちの疲れが溜まってきた感じがしてきて、プチウツモード気味。
気がついたらかなり出荷量が増えていて、ひとりでは限界に近い量になっていました。いろんな偶然が重なり、去年と比べて「助っ人さん」の数も少なく、「うわっ、こりゃきついわ」ということに改めて気づいたという次第・・・。この性格なので、ある程度きっちりと作業をこなしていきたい、いい仕事をしたい、そしてある程度稼ぎたいという欲求(笑)にいつのまにか囚われてしまっていたようです。集中力が切れそうでまずいなあ、と自省。
そんな時、とにかく手当たり次第に人に「いや、きっつい、調子いまいち、プチウツですわ」と言いまくるというのもひとつの逃げ道です。もう、最近は、だれかれ構わず言っております(笑)。おかげで、なんとかなりそうかな。皆さんお騒がせしております。「ああ、またか」という感じで聞き流してもらって結構です(笑)。そのうち、一番忙しい時期が過ぎれば、盛り返してくるでしょう。
それに、落ちているときに人に言うと、思わぬ効果があるものです。例えば、ちょっときついなあという時に、他の人が「いや、きつい、もう死にたい」と勇気を出して口にしてくれるとします。そうすると、「死にたい」とまでは思ってない自分としては、「ああ、そうか、俺の現状はまだましだ。たいしたことない。ぐじぐじ弱気なこと言ってる場合じゃないぞ。ぎりぎりのところでふんばっとる人がおるのに、たいしたことない状況でじめじめしとる俺はなんて弱いんだ。申し訳ない。よっしゃ、いっちょふんばったろ。」と思うわけです。
そう、弱音を吐く、ということは、回りまわって人助けにもなります。そういう意味では、ひとりの相手に深刻に打ち明ける、というような弱音の吐き方ではなく、なるべく多くの相手に「もう~、聞いてくれよ~」と言えると、相手の負担にもなりませんし、社会貢献にもなります。プチウツの段階で言いまくることが、ウツを防ぐことにもつながるようです。
とはいってもまあ、プチウツ気分な時には、いろいろ疑問は沸き起こります。「現状のひとりの暮らしでそんなにお金もいるわけではないし、なんでこんなに忙しく出荷してるんだろうか」とか、「そもそもこういう暮らしがしたかったのか」とか「もっともっと自然のリズムに添って暮らせないのか」とかとか。
まあ、視野がちょっと狭くなっているのが自分で分かるので、そういう時には、やっぱり物事を深く考えないほうが健全ですね。ネガティブな発想ばかりが浮かぶわ(笑)。と、分かっているのだけど、考えてしまうこの性格。頭でっかちな自分がとことんいやになります。でもなあ、なんというか、まあ、しょうがないか。そう、しょうがない。これでいいのだ。と、無理やりにでもつぶやいてみよう。
前にも書いたけど、これでいいのだ、という赤塚不二夫さんの言葉は、チベット仏教の祈りの言葉「オンパニペマフミ」の意味なのだそうです。そして、バカボンとは、「悟った者」という意味だそうです。深いなあ。
そういえば、いろいろ検索してたら見つけたのですが、公共広告機構のCMで、
「これでいいのだ」(youtubeです)
を、見つけました。
辛いことがやってきた時、「これでいいのだ」。赤塚不二夫さんの言葉を呟いてごらん。
そうすれば世界は案外笑いかけてくれるから。
あなたの人生は一度きりのもの。あなたの人生はあなただけのもの。あなたはあなたでいいのだ。
プチウツの時には、ググッとくる言葉です。出演している女優、韓英恵さんのまなざしもステキです。韓さんは、映画「誰も知らない」を見て、その存在感に惹かれました。あ、こりゃ蛇足か。
ついでに、同じく公共広告機構で、
「生きている証」
くじけそうなのは、あなたが進んでいるという証。
しかられたのは、あなたが愛されているという証。
つらいのは、あなたがあきらめていないという証。
生きているという証を、感じてほしい。
も、いいです。こりゃ効きますわ(笑)。
とまあ、ひとしきり書くとまたすっきりしてきます。よしっ。なんとかバランスとっていこう。しかしまあ、こういうタイプの人間は、普通に暮らしていくことそのものが、けっこうなエンターテイメントのように感じられます。はらはらどきどき。お金がかからなくていいや(笑)。
以下、溜まっていた写真。
育苗&トマトハウス。
中のミニトマト。だいぶん甘みがのってきました。
ハウスの手前にあるクヌギが、
虫の酒場となってます。スズメバチはやっぱり強いです。
キュウリの2回目。今年はキュウリが絶好調です。
クマバチが着てます。受粉の手助け。ありがとう。
ナスを食い荒らしているのは、
ニジュウヤホシテントウ。ほとんどのテントウムシの仲間はアブラムシを食べる「益虫」ですが、こいつは「害虫」とされています。ものすごい勢いで増えていきます。
こりゃまずい、と思って先日ひととおり葉っぱを一枚一枚チェックして潰していったのですが、またすぐに増えていき・・・・。若干お手上げ気味です。まあ、盆も過ぎて涼しくなれば落ち着いてくるとは思いますが。
幼虫も、とにかくよく食い荒らしてくれます(怒)
ピーマンには、
カメムシがよくついています。
今年は多いです。赤い点は、カメムシに寄生しているダニです。ダニよ、もっとがんばって増えてくれ。カメムシをやっつけてくれ。
こちらはカメムシの卵。メタリックな輝きが綺麗です。ピーマンを食べないのであれば飾っておきたいくらいに燦然と輝いてます。
モロヘイヤの葉の上で交尾するシオヤアブ。
よく見ると獲物をくわえています。
コガネムシのようです。食欲と性欲を同時に満たすとは、なんという輩か。酒池肉林じゃないか。このくらいに、本能のまま、単純に、何も考えないで生きていけると楽なんだろうけど、たいていの人間はこうはいかんもんなあ。
卵から孵ったカマキリの幼虫が、畑のあちこちにいます。だんだん大きくなってきました。生き残って成虫になるものの数はごくわずかです。
そりゃ、必死になって、
ハエを捕まえて、
食べるわけです。頑張って。健闘をいのりますぞ。
いやー、てんこ盛り。お疲れ様でした。