盆踊り

8月17日(火)

朝から大気が不安定で、時折強い雨がザーッと降り、すぐにやみ、の繰り返し。蒸し暑い一日でした。

出荷の後、ジャガイモ掘り。昼には急遽入った事務仕事でちょっとどたばたし、その後ジャガイモの後に堆肥をまき、トラクターをかける準備。夕方から宮崎からのお客さん。宮崎で新規就農して数年たち、また新たにリセットしようかということで、情報収集のために阿蘇にお越しとのこと。同業同世代のみんなが抱える課題はだいたい同じようなものだな、と改めて感じる。まあ、やれることやっていくしかないっすね。

ちなみに、まだジャガイモが三分の一くらい土の中です。うーん、いいかげん早く掘ってしまいたい。とりあえず、白菜や大根の予定のところだけはそろそろ済ませてしまわないとまずいかも。ちょっと焦り気味。



先日、去年と同じく、大分の水産試験場に出張にきた友人のところを訪れました。でかけるのは楽しいのですが、そのための段取り(苗のみずやりとか鶏の世話とか猫の餌とか)が疲れてしまうので、けっこうキアイが要ります。どうも最近キアイ不足(笑)なので、例によって夕方に家を出て、翌日の昼前には帰ってきてしまいました。なんだかもったいないような気もしますが、週末にはまた結婚式に出るために一泊するので、まあしょうがない。今の時期にあんまり家をあけると、あとあときつくなるしね。

で、友人K先生いわく、「盆踊りが面白いぞ」とのこと。そんなに面白いんかなあ、と思って行ってみると、

100814盆踊り

確かに、面白かったです。

試験場がある集落では、いまどきのにぎやかな「盆踊り」ではなく、昔ながらの仏事としての「盆踊り」が行われていました。

出店やステージなどは、一切なし。ひたすら、亡くなった方の供養と、先祖を迎えるための踊りが延々と続く。聞こえる音は、人々の話し声と、やぐらの上でおっちゃんが奏でるアカペラの音頭と、おばちゃんがいれるお囃子の掛け声、そして太鼓の音。そんな空間でした。およそ3時間ほど、一回の休憩をはさみ、踊りっぱなしです。休憩時には、「亡くなったおじいちゃんのために踊ってくれてありがとう」という感じで、初盆を迎えたご家族がタオルや飲みものを配ります。ビールもおいしゅうございました。でも、なぜかヤクルトも振舞っていただき、久しぶりに飲む冷えたヤクルトのおいしさにびっくりでした。

毎年、出張ついでに踊っているというK先生の身のこなしは地元の人も感心する(と思われる)ほどさまになっていました。K先生や、出張先の研究所の顔を汚しちゃいかん、と思い、僕もとりあえず踊ってきました。なかなかきちんとリズムをとるのは難しく、最後まで見よう見真似の怪しい踊りとなってしまいました。

時々、輪から外れて休みました。若い人がとにかくいない、という集落なのだそうですが、盆の里帰りのせいか、ちらほらと若い人もいました。ひとり、僕と同じくらいの年齢と思われる女性の方が、とても美しい所作で踊っていました。容姿端麗、というタイプの方ではなかったのですが(失礼っ!)、その振る舞いが凛としていて、目を奪われてしまいました。どことなく、容姿が昔お付き合いをしていた方にも似ており、ちょっと胸がキュンとなったひとときでした。なんだかこういうの楽しいですね。

最後に、15分ほどかけてお念仏を唱えて、解散となりました。その後、片づけまで手伝い、研究所まで戻ると、12時になっていました。片付けの際の男衆は50代60代中心でした。確かに働き盛りの若い人がいないようです。聞けば、浦ごとに踊りも異なるのだそうです。まさしく、本当に地域に根ざした文化です。こういう伝統的な仏事は、あとどのくらいの間守られるのだろうか、と他人事ながらちょっと心配になってきました。田舎での暮らしは都会にはない良さと窮屈さと両方あるものです。祭りごとや仏事はその典型なのでしょう。やはり文化が無くなってしまっては哀しいものです。いつまでも続いて欲しいなあ。そのためには若い人が帰ってこないとね、そのためには雇用かなあ、なかなか現実は難しいな、などと思う夏の夜でした。

そんなこんなで、なかなか新鮮な体験でした。

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2010年08月17日 日々の暮らし トラックバック:0 コメント:1

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私盆踊りに参加したことないですわ(@@)
今ハタと気付きました。

寺女のくせにねぇ

盆踊りってにぎやかなイメージですが、こういうのもあるのですね。
というか、これが本来の姿なのかも?

「亡くなったおじいちゃんの為に踊ってくれてありがとう」

ってなんかいいですね。

2010年08月17日 のり@玉名 URL 編集












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