農業体験

10月8日(金)

曇天、雨の一日でした。

出荷7箱、鶏の餌混ぜ、水菜やターツァイの定植。淡々ぼちぼち作業day。


火曜から木曜の3日間、村の中学生の農業体験の受け入れをさせてもらいました。毎年恒例の年中行事。もう今年で3回目。はやいものです。

稲刈りや、夏野菜の片付け、ネギの草取り、などを手伝ってもらいました。午前中の出荷作業中はひとりで集中してすませたいので、最初に段取りだけ説明してあとは「よし、任せたぞ。よろしく!」という感じの毎日でした。いやはやちょっと申し訳なかったです。にもかかわらず、かなり一生懸命、丁寧に作業を進めてくれて、ありがたかったです。

ニンニクの植え付け中の一枚。左の白い粉は、カキ殻の粉です。カルシウムなどのミネラル補給です。

101006ニンニク

最後の日の午後は、畑で見つけたいろんな虫を顕微鏡で見てみる観察会となりました。孵化したばかりのケラ、アリのさなぎ、ネコブセンチュウの卵、などに感嘆の声の連続。なかなかステキな企画でした。自画自賛!

101008顕微鏡

中学生のみんなに深く感謝すべきこともひとつありました。朝の餌やりの時に、一羽のヒヨコが弱っていることに気がつきました。目を半分閉じて、うずくまっています。まともに歩くことも出来ませんでした。経験上、「うーん、大丈夫かな、こりゃこのまま衰弱して死ぬだろうなあ。」と思いました。きっちり100パーセントの割合でヒヨコが無事に大人になることは意外と大変なことです。何らかの理由で体調を崩してしまうもの、怪我をしてしまうものも中にはでてきます。

一応、たまに鶏舎に入り水はやっておきましたが、頭の中はほかの事でいっぱい。つい、忘れがちに…。慣れというものは残酷なものです。畜産として生きものを飼っていると、ペットと同じ感覚でつっききりに、というふうにはいきません。得に鶏の場合には、「群れ」で飼うので一羽一羽に対してはやはりそれなりの見方にどうしてもなってしまいます。この、「それなりの見方」になるかならないかの分かれ目は、名前をつけているかどうかにあるのではないか、と感じています。研修先で豚の世話をしているときも、名前がついている母豚と名前のない子豚(肉豚)とではやはりこちらの情の移り方が違いました。

で、何が感謝なのかというと…。お昼ごろに中学生のみんなに「弱っているヒヨコがいますよ」と改めて指摘されました。ふむふむそうきたか。「心優しい有機農家」という周りの期待通りに振舞いたい、欲深きカバシマとしては(笑)、重い腰を上げるしかないです。「まあ、だめもとで一応」ということで、ひと手間かけてダンボールで別邸を作り、水と保温電球をつけてあげておきました。

すると翌朝、ダンボール箱の中にヒヨコがいません!ん、ケモノにでも持っていかれたのか、と思いつつ群れを見渡してみました。なんと、弱っていたヒヨコが群れの中にもどりヒョコヒョコと歩いております。その瞬間、深く深く反省&感謝でした。

だめもとでもいいから、とりあえずきちんとやるべきことをやる。期待もせず落胆もせず、とにかく目の前のやるべきことをやる。出来る範囲で。そして生き物に対して誠実に向かい合う。そういう初心を、すっかり忘れていた自分に反省。そして、そのことを思い出すきっかけを与えてくれた中学生のひとことのありがたさ。自分ひとりで仕事のスタイルを作っていく中で、どうしてもひとりよがりな部分が出てきてしまうものです。ちょっと嬉しい出来事でした。





畑の横のちっちゃな川。

101006川

の水際に、カヤネズミの巣がありました。キュートです。カヤネズミは、日本では一番小さなネズミです。川原や茅場で巣を作り、草の種やバッタを食べて生きています。

101006カヤネズミ

101006カヤネズミ2



遊びに来た友達がぱぱっと作った一品。

101006バッタ

なんだか、ほっとします。いやはや、あっぱれ!

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2010年10月08日 日々の暮らし トラックバック:0 コメント:0

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