猫にキャベツ

10月27日(水)

寒い一日でした。朝は、もう少しで霜が降りるかな、という程度の冷え込みでした。北日本では雪となったそうで。そして、台風接近中…。やっかいな気候が続きます。

農閑期、農閑期、といって喜んでいたら、いつのまにやら作業が遅れ気味になっていることに気付き、ちょっとキアイ労働モード中です。昼の休みも短めにして、暗くなるまで作業をして、暗くなってから出荷の用意少々、それから年明けのマラソンに向けてのジョギング。そしてこれを書いている。もう、完全に超マゾ男君です。頼むから誰か止めてくれ、という感じです(笑)。毎日こんなんじゃないけど、今日はちょっとひどい。

これじゃまるでマグロです。止まったら死んでしまう、といわんばかりです。何でこんなふうに動き続けてしまう時があるのか、とふと考えてしまいます。やると決めたことを何が何でもやるということは、確かに気持ちがよいことです。雑念を振りほどいて、今に集中するのはワンダフルなことです。メリハリをつけて遊びにでかけたりする時間を捻出するためにもガツガツ働いているというのも確か。やりたいことが多すぎるのかも。

でも、シンプルにそうも言えない時もあります。何かを恐れていて、その何かと向かい合うために動きまくってしまうこともよくあります。今日は、そんな感じかな。自信の無さの裏返しともいえます。自分に課した何かをひとつひとつ乗り越えることで、強くなろうとしているのだと思います。その行動の裏には、何かしらの成果があげられないと自分を自分で認めてあげられないという「弱さ」があるのでしょう。そのおかげでガンガン働けているのであれば、長所は短所、短所は長所、のようです。ま、ありがたいといえありがたいです。でも、成果があがってもあがらなくても、そんなこと関係無しに自分を認めてあげることができる本当の「強さ」が、僕にはちょいと不足しているように感じています。


人はそれぞれにいろんな課題を抱えて生きているものですが、僕の場合は、そういうことのようです。ぼちぼちでいこう、ありのままでいいんだ、生きてるだけで素晴らしい、といつも自分に言い聞かせていはいるものの、ココロの奥にいつも届いているかどうかというと、ちょっと怪しげだなあ。やはりココロの奥底では、「○○ができるから自分は価値がある」という評価を自分に与えていることがけっこうあるようです。

結局、自分自身をそういう冷たい視点でしか見てあげられないのだとすると、人と接するときにも同じような視点で人を見てしまうものです。仙人じゃないのである程度はしょうがないけど、できることならばそういうものはなるべく小さくしなくちゃ、穏やかには過ごせません。


例えばやれることを自分なりに精一杯やった上で、それでも畑が上手くいかなかったり、お客さんに迷惑をかけたり、はたまた誰かのお世話になりっぱなしになろうとも、人としての価値が下がるわけではないはずです。質素きわまる暮らしをしようとも、そもそも農業に挫折しようとも、それでも人としての価値、生きものとしての価値は、まったく変わりません。

これだけ恵まれている暮らしをしているにもかかわらず、時としてそういう失敗をやたらと恐れている自分がいます。そしてへんちくりんな縦軸の中で自分の位置を確認しようとする自分もいます。生き物と接していると、「こらこら、はやくそういうとこからいいかげん抜け出しておいでよ~」という優しい声が聞こえてくるのですが、それが聞こえないこともけっこうあります。今日は、なんだかその声を聞き取るチューンニングがずれているみたい。まあ皆同じといえば同じなんだけど、ふとしたことでそういう日がやってきます。そんな日には、とりあえず書いて書いて頭の整理、という感じなのかな。


もっと、本質的に、本当の本当の意味で自分を認めてあげられるようになれば、いろんなことがもっとスムーズに回りだすのは間違いないように思えます。その一点を、ごまかさないで、そして、後回しにしないで、見つめてゆく勇気が欲しいものです。今日は、ふと「後回しにしない」ということに覚醒し、こういうごちゃごちゃ考えモードなりに、ワクワクしちゃいました(笑)。そう、もうひと皮むけんといかんですたい。そのための、いろんな作戦を計画中です。やったるぞ~。少しはましになるといいなあ。まあ一歩一歩目の前のことやね。

おっ、ほっといたら勝手にどんどんこういう方向に話が進んでしまいます。まいったまいった。今日はこういうことを書くつもりではなかったのだけどな。書きなぐりモードに入っちゃった。でも、よし、頭すっきり。読んでくれる人のことはオカマイナシ、そして自意識過剰バンザイ。やっちゃいましたわ~(笑)。


それにしても、うーん、はやくリアル農閑期に入ってほしいものです。薪ストーブの火に当たりながらゆっくり本でも読みたい。メリハリもつけないとね。もうちょっとのガマンだな。頑張れ自分っ。



さて。

今日は出荷9箱。さつま芋収穫。明日予定している米の脱穀の用意。さつま芋が予想を上回る豊作です。多すぎかも。嬉しい誤算です。でもはたして全部売れるのだろうか…。同じようなことを毎年繰り返しているような気もします。なかなか成長しないなあ。困ったもんだ。



放射冷却で冷え込んだ朝は、空気が澄んで、とてもよい気分です。

思わず、車を走らせてしまいました。収穫急がなくちゃ、箱詰め間に合わんっ、やばいかもっ、と思いつつも、

101027南郷谷

行きたかったんだもん。しょうがないよね。自分が住んでいる谷の美しさに力をもらえるって、ステキなことです。


ほうれん草も、いい感じです。これから霜にあたり、甘くなってきます。

101026ほうれん草

ハヤトウリが鈴なりです。夏の間まったく元気がなかったのですが、今頃もりかえしてきました。でもこれまたもう少しで霜にやられそうです。もうちょっとはやく実が太ってくれればよかったのになあ。

101026はやとうり鈴なり

防虫ネットの中で、キャベツが元気もりもりです。収穫本格スタート。

101026キャベツ

あんまり綺麗に巻いていたので、レオさんにも見せてあげました。が、

101027レオキャベツ

ちらりと一瞥しただけで、通り過ぎて行きました。


豚に真珠、猫にキャベツ。


そんな秋の一日でした。ちゃんちゃん。

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2010年10月27日 田畑 トラックバック:0 コメント:0

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