たねまき

4月11日(月)

春らしい陽気が続いております。

このごろ、やっぱりどうもブログ書きが進みません。

なんというか、自分の中から沁みだしてくる違和感が筆を滞らせてしまいます。今の被災地の現状を前にして、何を書いてもしっくりときません。九州でのほほんとしていていいのかなあ、とはいえ生活もあるしなあ、いろいろ頭に浮かぶこともあるけど震災や原発のことを思えばどうでもよいことだしなあ、といった感じです。まあ、この位のほうがいいのかも。そういう時期なのでしょう。カバシマブログなどは、「見て見て、みんな~」というジイシキカジョウちゃんの表れでもありますしね(笑)。


というわけで、ちょっと申し訳ない気を覚えつつ、一筆…。


南阿蘇では、桜が満開です。

近所の一本桜。やはり近所の「一心行の大桜」は、超有名観光スポットです。この時期は、すさまじい人、人、人、です。ちょっと複雑な気持ちになります。この桜が、いつまでも「程よく」静かで落ち着いていられるよう、願うばかりです。

110410さくら

ちょっとだけお花見をしました。お弁当おいしゅうございました。

110411はなみ


今日は、いろいろ種まきをしました。こうやって並べてみると、なかなかすごいですね。それにしても、種の袋の色彩って、ちょっとけばけばしい。

110411種

ちなみに椛島農園では、品種選びにはそれほどこだわっていません。タキイやサカタなどの種苗会社のものが多いです。いわば、形がよい、発芽がよい、味もまずまず、作りやすい、というポピュラーなものです。悪く言えば、大手メーカーさんへの依存や、面白みのなさが漂います。理想を言えば、こだわりの伝統野菜とか、種をとってオリジナル品種を作るとか、いろいろやってみたいです。そこまで手が回れば、農業がもっともっと面白くなるでしょう。

ですが、それよりもまず「敵期にきっちりと種をまけるように早めにトラクターをかける」とか「風通しをよくするために作物に応じて畝をきちんと立てて水はけをよくして、草を取る」とか、そういうことが自分としてはまだまだ及第点とはいえない現状です。こだわりの品種選びなどは、そういう基本的なことをきっちりと問題なくこなせるようになってからかなあ、とも思ってます。

こういうのは性格なんでしょうね。我ながら、これじゃあ遊び心がないなあ、と思います。順をおうとか、ステップを大事にするとか、はたまた石橋をたたくとか、自分はそういうタイプみたいです。でもそのぶん、押えるところは押えていると思われる自分はなんて手堅いんだ、なかなかやるなあ、とも感じます(笑)。まあ、損もしているし、得もしているのでしょう。言いかえれば、損も得もないというわけですね。これでいいのだ。

でも、やっぱりどうせやるならもっと楽しみたいものです。そのためには、暮らし全般を、農業を、頭の中も、パソコンの中も、心の中も、家の中も、とにかくすっきりシンプルにさせねば、なのです。農繁期に「目の前の種まきや草取りや出荷の箱詰め」に追われて何にもできなくなる前に、4月の出荷お休み中にいろいろな片付けやシステム作りをすべくちょっとガンバリ中です。そしたら、そのうち種とりの余裕もでてくるでしょう。

それに、この先、何がどうなるかわからない世の中です。戦後の日本のこの数十年が、人類史上まれにみるよい時代だっただけなのかもしれませんが…。とにかく、何がどうなっても「どん」と構えていられるように、まずは自分の暮らしを見つめなおそう、と改めて最近感じています。

人とどうかかわっていくか、よりそっていくか、という命題も、

まずはそこから。

だと思ってます。


スロー、スモール、シンプル。そして、シンプルとは、結果ではなく、手間と過程を楽しむということ。そういう感性を磨いていけば、この先の時代も楽しんでいけることでしょう。


と、ここまで書きつつ、こんなふうに物思ふ余裕があること自体、やっぱり被災地の方に対して申し訳ない気もします。言葉には、責任が伴います。文章で食べている方は、まったくもってすごいな、と日々感じておりますわ。

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2011年04月11日 田畑 トラックバック:0 コメント:0

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