穴掘り

5月28日(土)

雨が続いております。台風も接近中です。あまり一気に降り過ぎないように、と願うばかりです。

さて、久しぶりに、テンションがぐっと高まる面白いことがありました。



春先は、かなり雨が少なかったです。南阿蘇でも、田の潅水用のボーリング井戸で、ことごとく水の出が悪い状態が続いていたようです。家の裏の田んぼを作っているおっちゃんの井戸でも、「うわっ、出ない!」と、大騒ぎとなりました。

地下の水位が下がってしまい、ポンプがうまく水を吸い上げることが出来なくなってしまったとのこと。今年は田を作らずに転作で何か育てるか、という最悪のケースも想定して、おっちゃんはいろいろ考えておりました。

そこで、別のおっちゃんが登場。「よし、土を掘り下げて、ポンプの位置を下げよう」との決断が下されました。「出るか出らんかじゃなく、出す!なんとかする!」うむ。なんと力強い言葉。椛島も、穴掘り部隊として、駆り出されました。

畑の畦の鉄製の扉を開けると、階段が7、8段ほど下に伸びています。まずは、そこに据えられているポンプとモーターをはずして、そとに運び上げました。そこから、1、3m四方くらいの穴をさらに下に1,5mほど掘り下げます。機械も入らず、ひたすら人力作業となりました。

丸一日交代で掘りつづけました。途中、何度か硬い層が出てきました。その度に、唐鍬でガツガツ礫を打ち砕いていきます。次第に、作業そのものが気持ちよくなってきました。ランナーズハイとか、クライマーズハイなどと、同じ現象なのでしょう。

暗くなってくる頃、ようやく掘り終りました。おっちゃん二人と椛島、各々テンションはさらに高まります。水位が上がってきたときにポンプの位置を変えられるようにする足場の据え方やら、重いポンプを下ろす方法やら、ひとつひとつを、ああしたらよい、このほうがよい、と知恵を出し合います。なんだかとても楽しい感じ。よし、今日中に終わらせるぞ。水を出すぞ。期待は高まります。

が、結局その日は給水パイプがうまく穴にもどらず、タイムアウト。そして翌日、出荷作業の合間に通ってみたら、見事にポンプが水を吸い上げる瞬間に立ち会えました。気分はまるでもう黒板五郎さんです。

いやはや、田舎のおっちゃんは、やっぱりすごい。こういうのって、なんともいえないカッコよさを感じます。

たった一日のことでしたが、とても勉強になりました。ポンプの仕組みはもちろんのこと、相互扶助スピリッツ、何とかするんだ、という意思。やれば終わるし、やらんきゃ終わらん、ということ。


そして、一番の収穫は、あれだけ穴掘りをしたのに、二日たった現在でも、筋肉痛がきていない、ということかな。まだまだ僕も若いようです。よっしゃ。ひょっとしたら、これからくるのか!?という危惧もないではないが、まあ、よしとしましょう。

こういうことがあるので、田舎暮らしはやめられません。感謝!

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2011年05月28日 日々の暮らし トラックバック:0 コメント:0

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