エビガラスズメ
9月6日(火)
快晴の一日。早くも秋風を感じるさわやかな空でした。
出荷、人参の草取り、玉ねぎの播種。少し作業が遅れ気味なので、けっこうがんばりモードはいっております。
草取り済みの人参。奥はごぼう、サトイモ。
草取りを待つ人参。ぱっと見、人参がどこにあるのか分かりません。はよ終わらせないとっ。
畑の道向かいの、牛。空気が澄んでいると、それだけで嬉しくなります。
晩夏の夏野菜は、むわっと、しております。右からオクラ、モロヘイヤ、マルチの上に見えるのが空芯菜。
空芯菜の葉の裏に見つけた、卵。
直径1~2mm位。小さいです。温帯の自然の中では、青や水色という色は、案外少ないです。瑠璃色や、青紫、赤紫ならばぼちぼち目にしますが、この水色は、なかなかの珍しさだと思います。あっぱれです。
さてさて生みの親は何者だろう、蛾だろうなあ、と思って飼うことにしました。
が、
がんばって検索して調べてみました。空芯菜はサツマイモの仲間なので「サツマイモ 卵 水色」とか、いろいろ言葉を入れてみました。結果、エビガラスズメという蛾の卵であると(多分)判明。この卵は、そういえばナスにもついていました。そしてナスにも、エビガラちゃんの幼虫は確かにたまについています。「エビガラちゃんの食草はサツマイモ科と書いているけど、ナスを食べるのはなぜだろうか、まあそういうこともあるのだろう。そういうことにしておこう。」というわけで、納得。
正体がわかり、しかも、畑では見つけたときにはプチュッとつぶしているエビガラちゃんをわざわざ飼う気にもならぬので、やっぱり飼うのはやっぱりやめておきます。
それにしても、美しい卵…。
エビガラと 知れば潰すは 百姓の 哀しきさがぞ なむあみだぶつ
と、
ここまで書いた後、もう一度図鑑を見てみると、エビガラすずめの口はなんと10cmもあるとのこと。先日のオオスカシバのように、口を伸ばして蜜を吸うのです。それも、10cmの口で。見てみたい…。そう思うと、無下にプチュッとしてしまうのはやっぱりやめておこう、と思ってみたりもします。
うむ。今日もまたツレヅレダラダラ。考え出すと、とまらないのだなあ。