土下座

12月30日(日)


今日は、一日中、しとしとと雨が降り続きました。朝は暖かでしたが、気温は日中上がらず、だんだんとひえてきました。明日は大晦日らしい寒さとなりそうです。

さて、一昨日で今年の発送も終了し、短い正月休みに入っています。とはいえ、やっぱり年の瀬は慌ただしいですね。なんだか、よくわからないドタバタ続きで、今日も出荷作業小屋の大掃除や地主さんの挨拶回りであせあせしていました。

昨日は、ご近所のおばあちゃんのお葬式に行ってきました。阿蘇に来てからこの6年間、よくお葬式に出ています。どうしても、街と比べると近所にご高齢の方も多く、機会が多いです。昨日は、今まで出たお葬式の中でも一番印象に残るものでした。

斎場に入りきれないほどの方が詰めかけていました。お孫さんたちが、弔辞を読み上げながら涙を流し、喪主である息子さんも挨拶で涙をこらえきれずにいました。それを聞き、会場の多くの方ももらい泣きしていました。平均寿命には、少し届かなかったけど、それでも大往生に近い年齢のおばあちゃんのお葬式で、これほど多くのかたが涙を流し、温かい空気に包まれるお葬式は、初めてでした。お人柄が偲ばれます。ご冥福をお祈りしています。

先日、やはり近所のあるおばあちゃんと久しぶりにゆっくりとお話をする機会がありました。「とにかく働いてきた。よく生きてきた。もう、いつ死んでもよかですもん。はっはっはっ。」と笑っておられました。

働くことイコール生きることだった時代。そして、生きることイコール耐える事だった時代を生き抜いてきた人達の力強さは、やっぱりかっこいいです。湯沸かし器も、お風呂のボイラーも、冷蔵庫も、洗濯機もない中での家事労働。そして機械のない時代の、手作業に次ぐ手作業の農作業。阿蘇の寒い冬も、練炭コタツと火鉢で超えてきた世代。

いろいろと、厳しい状況の時代が続きそうです。どの世代が損をして、どの世代が得をしているとか、事実は事実としてあるのでしょうが、言ってもしょうがないことも多いです。なんだかんだで、現代日本の僕らの世代は、人類の長い歴史を通して見てみた場合には、すごくすごく恵まれている世代なのだと思います。ほんの少し、何かを変えるだけで、きっと全体がいい方向にいくはず。そのきっかけって、何なんでしょうね。それがよくわからないから困っているのですが。

とにかく、日々、自分が与えられた役割はしっかりこなしていきたいものです。安心して食べられる、本物の、そして美味しい食べ物を育てる。届ける。実にシンプルです。生きる。働く。歩く。食べる。出す。その繰り返しですね。

そして、できれば、こうあってほしいと思うのです。「休日と呼べるような休日はなく毎日何かしら仕事をしているけど、自分のペースで動けてずっと現役でいられる暮らし」「親が働いている姿を、子供が見ることができる暮らし」を、なるべくたくさんの人ができるようになればなあ、と。

能力や機会に恵まれた一部の人だけが幸せになれる社会ではなく、細々と、みんなが、物はなくとも精神的に豊かに暮らしていける社会が、作れるといいですね。このままいくと、創造性とコミュニケーション能力に少しでも劣るところがあれば、あっという間に社会から脱落してしまう、という社会が来てしまいそうで怖いです。もっと、普通に、当たり前に、多少不器用でも、コツコツと努力していれば報われる社会であってほしいなあ。


ちょっとしみじみ書いてしまいましたね。


さて、年末、最後の一枚。

IMG_1771futaride.jpg

また猫ネタですみません~。土下座寝をするしょうちゃん。寒くなるとみられる光景です。


今年も、お世話になりました。皆様、よいお年をお迎えくださいね。

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2012年12月30日 未分類 トラックバック:0 コメント:0

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