タコ焼き記念日

11月17日(日)

肌寒い雨の一日でした。一雨ごとに、冬が近づいてきています。

晴れた日の朝には大体霜も降りるようになってきて、家の薪ストーブの火も入れ始めました。本当に、季節の移ろいははやいものですねえ。

ここのところ、少量多品目栽培の有機農家として、シーズン最後の追い込み仕事の真っ只中です。里芋の収穫と貯蔵、さつま芋の伏せ込み、玉葱の植え付け、冬越し野菜の土寄せなどで汗をかいています。11月の頭にはわりとのんびり気味だったのですが、中旬は一時的に一気に忙しくなります。そのことを、なぜか毎年忘れてしまい、アセアセしてしまうという悲しい習性なのであります。成長せんなあ。


今週(11/17~23)の中身は、

卵、じゃがいも、玉葱、さつま芋、里芋、人参、ネギ、大根、カブ、小松菜、リーフレタス、ほうれん草、をメインに、カリフラワー、ルッコラ、白菜、ブロッコリ、チンゲン菜、水菜。といったところです。霜が降りるようになって、はっきりと、野菜の味が良くなってきました!よかったよかった。


畑の様子。

人参。9月の小雨の影響でかなり生育が遅れていました。そしてしばらく続いた体調不良の時期と重なったおかげで、間引きのタイミングが遅れてしまい、育ちもバラバラ。それなりにはしっかりと大きくなってきましたが、今年はイマイチ以上ボチボチ未満といった仕上がりのようです。味は、いつもどおりにgoodです!

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まだまだ、たまネギ植え付け中。手前はニラ、ネギ。その奥で玉葱植え付け中。その奥はゴボウ。

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一万本ちょっと植え付け予定です。苗が足らずに、3000本位買いました。2万円弱。うーん、苗はもっと気合をいれて発芽させないとだめですね。

ちなみに。去年より1週間近く播種を遅らせたにもかかわらず、結局今年もやや大苗傾向となってしまいました。もっと播種を遅らせてもよいみたいです。当地では、9月の15日すぎでいいのかなあ。

とにかく、大苗は、トウ立ちしやすいので勘弁なわけです。とはいえ、大きくなりすぎたかもしれない苗も、植え付けしないともったいないです。そこで、トウ立ちを防ぐための裏技を研究することにしました。わざと、ほどよい植え傷みをおこすという比較実験です。

右から、根も葉もちぎった苗、根をちぎった苗、葉をちぎった苗、そのまんまの苗、です。いちばん左は、やや小さめの植え付け適期の苗、です。来年の6月の収穫が楽しみです。

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干柿。庭の甘柿が今年はひさしぶりに豊作でした。もしゃもしゃ食べていたのですが、いつの間にか渋くなっていました。甘柿は、適期を過ぎると、また渋みが戻ってくるのだそうです。渋柿ほどではないけど、干せばそれなり美味しく食べられるのだとか。渋柿のほうがうまいのだそうです。それを、干した後に聞きました。う~~ん、惜しい!!も同じ手間をかけるのなら渋柿でやればよかった!!

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里芋収穫→貯蔵。ハードワークでした。今年は、穴に埋め込む際の仕上げの方法を、改良してみました。今までの、杉の葉っぱ利用方式では湿気がおおすぎるようなので、藁を使ってみました。Kさんご教示ありがとうです。

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さて最後に。かなりどうしようもない、くだらない話です。気分の落ち込みとたこ焼きについての考察。


今日は、熊本県有機農業研究会主催の、ゆうきフェスタに行ってきました。街に降りるついでにいろいろ買い物やら雑用やらを済ませてから会場に向かいました。最近あまりに出不精で、用事を済ませて会場に着く頃にはなんだかヘロヘロになってしまいました。

わたくし、疲れてくると発作的に人に会うのが嫌になります。わけもなくがくんと気分がおちる波のようなものがあります。「ああ、嫌だ、俺、今日だめみたい」と気がついたのが会場の駐車場。それでも、「若手新規就農者のひとこと」みたいなコーナーでちょっとだけステージに上がる予定があったので、行かないわけにもいかず、たじろんでおりました。

そのようなボヤキを妻のりこにもらすと、息子の離乳食を食べさせながら「うんうん、大丈夫、大丈夫、そういう時もあるよ。」と、話を聞いてくれました。そして、会場に歩んで行きました。

美味しそうな屋台が立ち並ぶ会場に入るやいなや…。さっきまでやさしく話を聞いてくれた妻は「きゃー、あれ美味しそう。こっちも美味しそう。何食べようか」と、息子をだっこしてフラフラ歩いていきました。取り残され気味の夫。おいおい、気分が落ちてる夫をほっといてひとりでテンション上がりまくりかいな。

思えば、まだ結婚して2年ですが、お互い成長したものです。最初は、気分の波がある夫のリズムにつられてしまうこともあったものです。「この人急に無口になって、なんだかしんどそう。なんだかやたらと細かいことが気になってるようだし。私のせいかしら」と心配したこともあったでしょう。

そうなのです。妻の大雑把な所作が何かと気になり文句をつけたくなるのです。なんでやることなすことそんなに詰めが甘いのだとか、スープの塩が薄いだとか、なんでいっつもギリギリの加減を狙って魚を焼くのだ、ギリギリを狙いすぎて結局生焼けばかりじゃないか、とか、部屋の掃除をするのなら最後までやってくれ、なんで仕上げはいつも俺なんだ、とか。

しかしわたくしある時はたと気がついたのです。妻のずぼらさにイライラして気分の波が下がるのではなく、気分の浮き沈みは波の満ち引きのように自然なものであり、沈んだ時に、妻の大雑把さにカリカリしてしまうのだ、と。逆だったわけです。それどころか、妻への不満の有無は、自分の気分のバロメーターと化していたのです。

そして妻は今ではすっかり強くなりました。いちいち夫の気分につられていては、日々の育児や家事や、出荷の事務作業や箱詰め作業に支障がでます。時には、夫のボヤキに耳を傾けて「うんうん、そうだね、わかるわ。大丈夫よ」と口にしながらも、頭の中では夜の献立を考える、という技も必要となるのが主婦というものです。夫の泣き言を聞きながらも、オムツを替える手を休めるわけにはいきません。


さて。ステージ上の仕事を無事こなし、怪しい雲行きを見ていったん傘を取りに車に戻りました。再び会場にもどって妻の姿を探すと、たこ焼きを手にして小躍りしながら手を振る彼女の姿がありました。タコのように手足をクネクネをなびかせて、アツアツのたこ焼きを買った喜びを全身で表現していました。なんといか、ほぼ、漫画のような動き。

「あつっ、あちちち。このたこ焼きちょっとやわらかすぎるねえ。でも美味しい。あちちち。」と、たこ焼きをほおばる妻。幸せそうです。ああ、うじうじ悩むのがアホらしくなってきます。なんだか、肩の力が抜けました。


君が たこ焼きを手に踊ったから 11月17日は たこ焼き記念日


あなたのその踊り、何かあった時には思い出すことにします。


妻よ、ありがとう。

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2013年11月17日 未分類 トラックバック:0 コメント:2

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椛さん幸せそうじゃのー。  いい奥さん見つけたのー。  
、、まあ、ワシもじゃけど(笑)


もっとガッツリ落ちコメばかやろーーー(笑)
なんちゃって。

ご馳走様でした。

2013年11月17日 桜の山農場 URL 編集

椛島夫婦最高!!!
うちも見習わなくちゃ!!!
あ~ほんと今回も良い記事。くすくす笑えました。
ゆうきフェスタ行こうとして天気悪いから止めたんですよ~。
行けばよかった~。
朝市は行きますね。
夫は卵かけごはん楽しみにしています。

なんていうかあたし、のりこさん見習おう。

終わらないイライラは無い。
アニッチャー

2013年11月19日 やまぐちつやこ URL 編集












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