お米2014⑤
6月16日(月)
田んぼの様子です。
田植え1週間後に、チェーン除草に入りました。リュックに連結し、バランスをとるためのポール(竹)を握ってやりました。ぱっと見た感じでは、今はやりの山ウェアっぽいでしょ。
75mmのパイプにキャップをして、フロートとしました。
うまく草が浮かび上がってきてくれた田もあれば、あんまりうまくいかない田もありました。決め手は、深水管理と、いかにトロトロ層を作るか、ということにあるようです。
米ぬかを撒いた後は、こんな感じに。
確かに、トロトロで、草も他の田と比べて少ないです。
いろいろ試してみて、自分の田にあった手法を確立していたいところです。
畦草にとまっていた、ホソミイトトンボ。その名のとおり、細いです。なんてキレイな青なんでしょうね。
アミミドロ。藻です。この、網目が六角形であることに、美を感じてしまいます。ちなみに英語だと、 water net だそうです。なるほど。
納屋においてある玄米保冷庫。今年の春先に購入しました。某ネットショップで、なんと相場の半額で新品を買えました。どう考えても、その業者さんの仕入れミスとしか思えない価格。こんなことがあるんだなあ、と夫婦でびっくり仰天でした。いろいろ検索しまくっていると、いいこともあるものですね。寝不足という代償はなかなかきついですけど(笑)
この先田んぼが増えてきたときにはこれでは全然足りなくなるとはおもいますが、しばらくはこの保冷庫のおかげで、梅雨を越しても品質を下げることなく、通年でお米を出荷できるようになります。まっ、そのためにはとにかく除草をがんばんないといけませんね。ちょっとずつ、野菜や卵だけでなく、お米農家としての体制がととのっていくのは楽しいことであります。
さて。今日の珍客。
お分かりになりますでしょうか。阿蘇のブランド牛、赤牛(あかうし)が田んぼの畦をとことこ走っております。いやー、びっくりしました。突然現れたのです。
慌ててとりあえず近くの牛農家さんに電話してみたら、見事に捕獲してくれました。えさに釣られてあっさり。性格がおとなしい牛で助かりました。やんちゃな牛だったら、田んぼや畦がぐちゃぐちゃにされてしまうところでした。そしてあまりの唐突な出来事に、なんだかとてもおかしくなり、皆で腹を抱えて笑ってしまいました。
近くの放牧地から、逃げ出した牛だったようです。おそらく、水かえさが切れてしまっていて出ちゃったんだろうと。
いやいや、ちょっとしたハプニングって、なんだかいいもんですねえ。