ジャーニー君

2月22日(日)

ふぅー。ホントに、1週間が過ぎるのは早いものです。パソコンの前で書き書きしていて、毎週感じます。

熊本県有機農業研究会の、有機農業者養成塾の会議に出たり、後述のように大先輩農家さんの農場に見学に伺ったり、家畜保健所の方から鳥インフルエンザ予防の講習を受けたり、などなど、通常の出荷作業や苗の管理、植え付け準備のほかに、いろいろドタバタの1週間でした。


久しぶりに、ウーファーさんがやって来ました。

和歌山のジャーニー(というあだ名だそうです)君。将来農家として独立することを見据え、農業法人で働いて経験を積みたいという25歳。「若いときにいろいろ体験したい」ということで、去年はカツオ一本釣りやサンマ漁の船で働いていたという面白い経歴の好青年でありました。

玉葱の草取り、ハウス解体後の片付けなど、頑張ってくれました。切るだけ切ってほったらかしていた杉の間伐材も、25歳の若い力で農園内まで運び、皮も剝いてもらいました。豚小屋の木材として、次の冬には活躍してくれるでしょう。

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1週間の滞在でしたが、春人がすっかりなついておりました。毎日風呂に一緒に入り、歯も磨いてもらって、楽しそうにしてました。僕が歯を磨こうとすると逃げるのに、ああ、ジェラシィ・・・・(笑)。

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そして、ご縁というものは、ありがたきことです。ジャーニー君が「気になる。ぜひ行ってみたい。滞在して学んでみたい」と言っていた農場に、僕も一緒にお邪魔するという機会を頂きました。

その農場とは、知る人ぞ知る農業法人「肥後あゆみの会」。JAS認証の有機栽培トマトを5ヘクタールという広大な面積で栽培しています。お米や、いくつかの野菜の自然栽培にも取り組んでおられ、売り上げ額でいうと、椛島農園とはマルがふたつ違うという規模です。若い方を沢山雇用され、箱詰め作業をしている作業場は活気に溢れていました。

代表の澤村さんは、ちっちゃな普通の農家から、1代で今の経営を作り上げた方です。熊本県有機農業研究会の関係で面識があったもの、話をきちんとする機会もなく、「見学に行きたいなあ。でも、これほどの経営をしている方なら、お忙しいだろうし、怖い方だったらどうしよう」と尻込みをしていました。

が、ジャーニー君が行きたいというのであれば、間に入って紹介しないわけにはいきません。若者の応援をするのはアラフォー農家の役目であります。自分も、ジャーニー君の年のころ、いろんな人にお世話になってきました。ジャーニー君を車で送っていきがてら、そのまま澤村さんのお話を伺い、農場見学とあいなりました。そういうわけで、じっくりと農業経営について、微生物について、栽培技術について、人を育てるということについて、お互いの夢について、ジャーニー君も交えて、3時間ほどかけてお話を伺いました。

本当に、勉強になりました。売上額や所得での評価というのは、農家であれなんであれ経営していくうえではある程度大事な指標ではあります。しかし、数字だけを見ていては寂しいものがあります。

どうせやるのなら、皆が欲しがるとびっきりのものを作ろう。環境や生き物にやさしい農業をしよう。人に負けないように努力しよう。耕作放棄地が増えていかないように、耕してくれと頼まれたところは話を受けるようにしよう。その結果としての規模拡大と売り上げ、ということが大事なのでしょうね。農業に限らず、ものづくりや経営で成功する方がもつ特性、みたいなものをお話の中で感じました。

いくつになっても、「あれがやりたい。これにもチャレンジしたい」と語る姿って、かっこいいものです。僕も、そういうおっちゃんになりたいなあ。

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トマトの畝間に立ったら、狭くて横に並べなかったのでこんな感じなりました。まるで長い付き合いの師弟みたいな写真ですね。恐縮であります(笑)

しばらくの間、あるいはもっと長くかな?、ジャーニー君は澤村さんのもとでいろんなことを学ぶことでしょう。とりあえずのインターン、頑張ってね、ジャーニー君。


もひとつ。

「立野ダムによらない自然と生活を守る会」主催で、2月28日に学集会が行われます。
以下、詳細です。

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阿蘇が火山活動を活発化しています。その阿蘇外輪山の唯一の切れ目である立野峡谷に、高さ90mもの立野ダムが造られようとしています。火山地帯に巨大なコンクリートのダムをつくって大丈夫なのでしょうか。そこで、火山物理学者の須藤靖明氏をお招きし、緊急学習会「阿蘇火山と立野ダム」を開きます。是非ご参加ください。

緊急学習会 阿蘇火山と立野ダム
●とき  2月28日(土)18:30開会
●場所 パレア会議室7(鶴屋東館10階)…
熊本市中央区手取本町8番9号 TEL096-355-4300
●講師 須藤靖明氏(火山物理学者)
●入場無料
連絡先 中島康 電話 090-2505-3880

「立野ダムによらない自然と生活を守る会」のホームページはコチラです。

もしダムを作る以外には選択肢がないのであれば、ダムを作ってもよいと思います。でも、ダムの新設は今の民意にそっている選択なのかなあ、と疑問です。目の前の暮らしの忙しさの中では、つい無関心になってしまいがちです。でもそれじゃあやっぱり寂しい。もうこれ以上、美しい森や田園風景を、コンクリートやLEDの眩しすぎる灯りで覆って欲しくないなあ。と、右脳全開で思うのであります。左脳でも自分の意見を持てるように、まずはしっかり勉強しようっと。

阿蘇って、こんなとこです。阿蘇の入り口には、なるべくならダムはないほうがいいなあ。



(内山さん、使わせていただきました。ありがとうございます~)


で、全然関係ないんですけど、阿蘇が人の手が入った里山の美しさであるならば、こちらは人が足を踏み入れることを拒む原生自然の美しさ。忘れかけた頃に時々ついつい見てしまう超お気に入りの動画。山は信仰、登山は巡礼なんだなあ。たまりません。胸がキュンとなるなあ。




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2015年02月21日 日々雑感 トラックバック:0 コメント:0

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