ゴミを考える

3月13日(日)

今週のセットの中身のご案内です。

(大体全員に入るもの)
卵、人参、ほうれん草、大浦ゴボウ、水菜、菜の花、葉玉ねぎ(ネギ代わりに)

(その他入る可能性のあるもの)
春菊、サツマイモ、キャベツ、小豆、原木しいたけ、大根、阿蘇高菜、

これは沢山入れて」などのリクエストがございましたら、お届け予定日の前々日のお昼頃までにご連絡を下さい。

今週から春の端境期(野菜が途切れる時期)のお休みに入ります。今週は、いつもの半分くらいの件数の発送予定、来週からは一部の方を除いてお休みを頂きます。昨年の天候不順やら「子供が生まれた後のいっぱいいっぱい」の影響がまだ残り、例年より1週間ほどはやくいお休みinです。

4月下旬頃から再開を初め、5月半ば頃には通常のお届けリズムにもどせる予定です。皆様には大変ご迷惑をおかけいたします。発送スケジュール詳細は、個別にご案内さしあげますね。


というわけで、

・単発のご注文
・定期購入の新規のご注文

に関して、春野菜がきちんと出揃ってくる5月連休明けまでお待ちいただけますよう、お願い申し上げます。お米・卵につきましては3月4月もご注文承っております。また、お米・卵を送る際に「その時ある野菜もちょっとでもいいので一緒に送って」というご注文も承っております。

野菜と卵のセット、そしてお米についてのご案内はこちらのご案内(クリック下さい)をご覧下さい。5月以降のご注文、お待ち申し上げております。


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椛島農園
〒869-1404 熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽1369-2 
TEL/FAX 0967-67-0899 090-9973-0926
E-MAIL tkabashima@hotmail.com
椛島剛士・のりこ



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ホームページを作りたい作りたいと思いながらも、手が回らずにいます。そこで、とりあえずではありますが、ちょっとずつホームページ的な内容の記事を書いてアップして、この欄にリンクを並べていってます。お付き合いいただければ幸いであります~。

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以下、本題ブログ記事となります。今日はあっさりでいきます。書きにくいことを書いてみます。

3月11日から5年が過ぎましたね。月日の流れは本当に速いです。毎年この時期、ラジオや新聞で震災関連の報道を見聞きし、身の引き締まるものを感じます。残念ながらそういう気持ちは長続きせず、九州と東北の距離感や時の流れというものを痛感したりもします。

原発に関しても、反対は反対だけれどもこれといって特別何かしているわけではないし、エネルギーの自給なんてものにも関心はあるけど、これまた特別何かをやるところまでは到底いってません。という、まさに大多数の一般大衆として日々を送っています。

情けないけど、目の前の仕事や育児でいっぱいいっぱいになってしまって、なかなかそういうところに力がまわせまん。そんな一般大衆が気軽にできることって、具体的に何かやってる方の支援をすることなんでしょうね。まあ、やれることをやっていこう。


この1週間の作業は、田んぼの堆肥まき、茄子やピーマン、トマトなどの種まき、キャベツやブロコリの植え付け、などなど。春らしくなってきました。そして、季節の変わり目は、病気に要注意ですね。長男が保育園でもらってきた胃腸炎がなかなか激しく、彼の3年ちょっとの人生で初体験と言っていいくらいの下痢と嘔吐の繰り返しでぐったり。

軽い脱水症状も起こし、親としてはやきもきした数日間を過ごしていました。そして長男が落ち着いたと思ったら、今度はのりこがダウン。いやー、分かりやすい。うつった。次に症状が出るのは長女か、僕か。明日か、明後日か。ひやひやですね(笑)。

昔聞いた話で印象に残っているのですが、いわゆる途上国において乳幼児の死因で一番多いのが「下痢」なのだとか。正確にいうと、下痢による脱水症状が危ないのだそうです。日本の衛生環境、医療に感謝、と心底思います。


玉ねぎの様子。今年は、かなり調子がよいです。

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こちらのビニールトンネルの中には、人参や大根、ネギの苗、小松菜、レタス、などなど。

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人参の双葉。気温が低い2月に種を撒き、発芽までに2週間もかかりました。5月上旬から、間引き人参としてお届けの予定です。

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ところで!、今日はちょっと書きにくいことを書きます。

先日、年に1回のビニールゴミ回収の日でした。

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軽トラ2杯のトンネル用ポリやら、マルチやら、保温用不織布やら、日よけ寒冷紗やらを運びました。「まだ使えそうだけど要るかい?」と声をかけてもらってとりあえず「はい」ともらってきたものもけっこうあり(笑)、なかなかの量になってしまいました。

地域の農家の出したゴミがこんな感じで回収されます。

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迫力ある光景です。農業も産業である以上、他の産業同様に廃棄物は出ます。特に、熊本は生産額でいうと全国4位の農業県です。ゴミの量もすごい。その分、回収率もトップクラスらしいです。年中スーパーで野菜がある程度そろうのは、ひとえにビニール(正確にはプラスチック)などの農業資材のおかげといって過言はありません。あとは、見事に発達した流通網によるところも大きいですが。

僕がちょっと気がかりなのは、有機農業におけるビニール(プラスチック)の利用です。30年前、40年前の、有機農業黎明期といった時代では、「ビニールマルチはあまり使いたくないから、敷き藁を使おう」という意識が農家の中に強かったし、共通認識があったと思います。僕が研修を受けた農場でも、「収穫期間が長い夏野菜意外はマルチは使わない」がポリシーでした。

僕も9年前の就農当初は「マルチを使うか使わないか」をひとつひとつ吟味しながら栽培をしていました。でも、最近はその判断がだんだんゆるくなってきているなあと自分で感じます。まあ使用量としては標準量くらいだとは思うのですが。じゃがいもや里芋には使っていないし、畝間のシートも使ってないし、トンネルもちょっとしか作ってないし、不織布もボロボロになるまで使うし。

気がかりなのは、自分もそうですが、有機農業の業界全体でどうも「だんだん使用量が増えている」傾向があるなあ、という点。資材を作るメーカーもいろんなものを開発して、全体の使用量がすごく上がってきている印象。これは、有機農業が「とにかく環境負荷の少ない農業」というよりも「とにかく美味しく(化学的に)安全なものが欲しいという消費者側の需要に応えるための農業」に変わってきているののでしょうね。

もちろん、有機農産物が非常に狭いマーケットの中で完結するのではなく、もっと一般化するためにはその視点はなくてはならないのでしょうけど。でもポリ資材の使用量ということはちょっと気にはしたほうがいい点かもしれませんね。

なので、こだわってビニール(プラスチック)を極力使用しない農業をしている方は、本当に尊敬します。実際、使用するとしないでは作物の出来はかなり違ってきます。味や化学的な安全性だけではなく、社会的負担を分け合うという意識でそこに価値を見出してそういう価格で買っていただければいいのでしょうけど、時代の流れはそうではないみたいですね・・・。



と書きつつも、結局何もやってないなあ。原発やエネルギー問題と同じです。ああ、情けないなあ。いや、情けないと思うこと自体が自分に対する過剰な期待なのかな。うーん、よく分からん。悩ましい。

とにかく、軽トラ2杯のゴミを見て我ながら「これじゃあ、とてもじゃないけど、環境負荷が少ない農業なんていえないなあ」となんともいえない気持ちになりました。

そうだ、少なくとも、自分はどなたかにうちの農業を説明する時に「環境にいいことをやってます」というのはやめよう。(もともと言ってないけど、改めて、そうしよう)。そもそも、地球の生態系や野生動物にとっては、ホモサピエンスがこれほど繁栄することが嬉しいこととは到底思えないし。

しかしながら、せっかくヒトとして生まれてきた以上は、ヒトの、ヒトの作ってきた文明の、ヒトのおこなっている農業の批判をしても悲しくなるだけだから、僕はそれはしません。背伸びをせず、目の前の経済活動と折り合いをつけながら、ヒトにもヒト以外の生き物達にもやさしい農業を、できる範囲でやっていきます。

多すぎる肥料を入れすぎて地下水を汚したり、土壌消毒や農薬で田畑の小さな生き物や微生物の元気を無くしたりする農業はしない。草や堆肥などの有機物を土の中にしっかり入れていくことで、間接的に空気中の炭素を土中にプールして温暖化防止に貢献する。生き物がいっぱいの土を育てる。野鳥が餌をとりにこれるような田畑にする。

それくらいのことならできますもんね。コツコツ、一歩一歩、地味に、続けていくことにしよう。まっ、ぼちぼちいきます。



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2016年03月14日 田畑 トラックバック:0 コメント:0

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