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高崎山にて考える

2月1日(水)

今月のセットの中身です。

(大体全員に入るもの)
卵、ジャガイモ(キタアカリorメークイン)、人参、九条長ネギ、キャベツ、大根、里芋、ゴボウ、サツマイモ(ベニハルカor安納)、白菜、

(その他入る可能性のあるもの)
小松菜、カブ、ヤーコン、チンゲン菜、


「これははずして。これは沢山入れて。」などのリクエストがございましたら、お届け予定日の前々日のお昼頃までにご連絡を下さい。

今年も、例年通りに春の端境期のお休みをいただきます。3月中旬~ゴールデンウィーク頃を予定しております。今年はこの寒さで葉物が品薄です。まあ、天気を言い訳にしてはいけないんですけど、あまりにも寒いです・・・。詳細はまた個別にご連絡いたしますね。


なお現在、椛島農園では、

「無理をせずに、子供と過ごす時間を大事にする時期」
「とりあえず目の前の作業をこなすのではなく、将来のために農場環境を整える時期」
「新しく技術を学びなおす時期」

と位置づけ、作付け量を減らしています。新規の定期便のご注文は、しばらくの間は承ることができません。時期が来るまでお待ち頂ければ幸いに思います。

また、単発のご注文につきましては、お届けできる野菜にゆとりがある時期もありますので、お問い合わせください。お米や卵メインで、「野菜はあるぶんちょっとだけでも入れてください」というご注文は随時承りますね。

野菜と卵のセット、そしてお米のご注文はまずはこちらのご案内(クリック下さい)をご覧のうえ、ご連絡ください。

どうぞよろしくお願いいたします。


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椛島農園
〒869-1404 熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽1369-2 
TEL/FAX 0967-67-0899 090-9973-0926
E-MAIL tkabashima@hotmail.com
椛島剛士・のりこ





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ホームページを作りたい作りたいと思いながらも、手が回らずにいます。そこで、とりあえずではありますが、ホームページ的な内容の記事を書いてアップして、リンクを並べてます。ご覧いただければ幸いであります~。

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さて、1ヶ月ぶりのブログです。とりあえず1ヶ月に1回と決めたので、何か気の利いた事をかかなくちゃいけないな、と少々プレッシャーを感じていますが、まあ気負わずに淡々ぼちぼちと続けてまいりますね。



寒いですねえ・・・。何なんですかね、この冬のこの寒さは。

東京都心で−4℃、さいたま市で−9℃になったというニュースを聞いてたまげてしまいました。もちろん、阿蘇も冷えてます。先日も−8℃になりました。

その日の朝、ちょっとだけ鶏の世話をして家に戻って玄関で作業着を脱いでいると息子の叫ぶ声が聞こえてきました。

「おとーさん、すごいのがあったよ。来て来て。」

呼ばれるがままに台所に行ってみると、

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こりゃ確かにすごいわ(笑)

凍結防止のために蛇口をすこし開けていたのですが、まさかの光景に家族みんなで大笑い。家の中ですからねえ~・・・。断熱材など入っていない昔の家の恐ろしさですね。

まだまだ寒さは続きそうですね。どうぞ皆様、お風邪を召されませんようにご自愛ください。


さて、先週家族で一泊旅行に行ってきました。

「一度は爺ちゃん祖母ちゃんも一緒に家族で温泉旅行行きたいね」
「そうだよね。まだ若いとはいえ、いつ何があるかもわからないもんね。行ける時に行こう」
「そうだそうだ、行こう行こう」
「やっぱ農閑期、冬だよね」
「一月、お母さんの古希祝ということで行こうか」
「どこがいい」
「子供達がまだ小さいしなあ、ファミリー層大歓迎な無難なとこがいいな。どこでもいいよ」
「近めの温泉がいいね。」
「よし、じゃあ、別府だ。」

という会話を経て決定したのが昨年の晩秋。

生き物を飼っていると、家を空ける段取りが大変です。鶏や猫の世話を留守番を近所の友人に頼んだり、凍結防止のため水道の元栓も止めて行ったり、南瓜やジャガイモの貯蔵小屋のヒーターの段取りをしたりと、リストを作って漏れの無いようにチェックします。なぜだか出発直前に原因不明のプリンター不調が生じて当日発送の伝票をすべて手で書き直したり、関東の大雪の状況をチェックして対応したりと、疲労困憊で出発。

その日の午後は、うみたまご水族館。

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セイウチのショーのクオリティーにびっくりでした。「どなたか、手伝ってください」と飼育係のお兄さんの投げかけに、ちょっと強引に春人にてを挙げさせて、セイウチさんと触れ合ってきました。

緊張で途中ちょっと涙目になっていましたが、最後はやり遂げた達成感か、じつにいい顔をしてました。息子の成長にうるっときました。(帰宅後数日、お風呂でのセイウチごっこが父としてはなかなかハードでしたが)

ちなみに「私も子供の時お父さんから水族館のイルカのショーで、なんだか手を挙げさせられて緊張した記憶があるわ~。いい思い出だけど」とのりこさん。ま、親は良かれと思っていろいろ思い付きでやってしまいますねえ(笑)

夜は、九州ではその名を轟かす杉乃井ホテル泊。これぞ、庶民のためのリゾートホテル、という見事なホスピタリティー、豪華なお風呂と(入ってないけど)プールと、バイキング料理。見事なコストパフォーマンス。圧巻。

そして、翌日訪れたのが、ここ。

高崎山自然動物園。

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正直言って、特に期待もしてなかったのですが、むちゃくちゃ面白かったです。

高崎山は、本当にユニークな場所です。別府湾からそそり立つような山容の標高600mほど、面積にして300ヘクタールほどのエリアに現在1300頭ほどのサルが棲んでいます。

もともとは、太平洋戦争後、高崎山周辺に200頭ほどのサルがいたそうです。周りの集落の田畑に現れては農作物を食い合わらすサルが増えてきて、その対策として当時の大分市長が「餌付けをして農業被害を減らし、観光地にもしよう」と発案したのが高崎山自然動物園の始まりです。

その後、餌付けの影響で生息数が増えてしまって一時は2000頭位にまで増えたそうです。いろいろな変遷の後、今B群と呼ばれるグループとC群と呼ばれるグループに分かれて生活しています。

勢力争いは、群れのリーダーの雄ザルがどれほど強く勇敢かで決まります。今は、B群が強くて、C群が餌場には現れないそうです。C群のサルにとっては、この冬の寒さは本当に厳しいものだと思います。

そもそも、餌付けをしている時点で「野生の猿」とはいいがたいです。スタッフの方に尋ねたら、「餌付けをしなければおそらくこの山域の自然が養える野生の猿の数は200頭位だと思う」とおっしゃってました。

難しい課題です。一度人間が手を付けてしまうと、その後彼らとどう付き合うのかは本当に難しいです。山に食べるものが無くなれば、里に下りて行って害獣として駆除される対象になります。適正な頭数を越えないように、この冬には飢えや野犬との闘いで命を落とすサルも沢山いるでしょう。

ちなみにサルは完全な母系社会で、オスは大人になる4~5歳頃には群れを離れます。そして、山の中を放浪し、別の群れに入るのだそうです。そうすることで、血が濃くなるのを防いでいるのだそうです。ちなみに雄ザルの群れの中での序列は、蒸れに入った順番らしいです。下っ端は、野犬との戦いの見張り役で群れの輪の端っこにしか居場所がないそうです。餌場、すなわち群れの輪の中心にいるような雄は序列が上の方の数匹しかいなく、あとは雌と子ザルです。

厳しい掟ですね。そして、確かに餌場にいた雄ざるは凛として美しく、見事な姿でした。歴代のボス猿の中でも一番と評判だったベンツという猿を讃える、こんなポスターも貼っていました。

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高崎山は、まさにリアル版「ダーウィンが来た」という感じで、知的好奇心が満たされワクワクしました。

そして、猿の生態に勝るとも劣らないほど感動したのは、

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スタッフの方の解説です。聴き惚れてしまいました。本当に、猿達のことが好き、というお気持ちがバシバシ伝わってくる解説に時間を忘れてしまいました。あの雌は、序列何番目の雄の元の恋人で、その子供があの3歳の子ザルで、あの雄は何年前にどこそこでどういう喧嘩をして‥‥、と語る姿は神々しくも見えるものでした。

そもそも、僕にはまったく猿の区別などつきません。どうやって見分けているんだろうかと不思議になるほどでした。人が何かを好きになって、それにかかわることを仕事にするって、なんて気持ちのいいことなんだろうと感動したのであります。

入口から餌場までのちょっとした道をショートカットするモノレールがあり、乗ってみました。モノレール係のお兄さんとの立ち話で、再び感動!お兄さんにいくつか質問をしたら、なんでも分かりやすく説明してくれたのです。

思わずもう一つ質問。

「やっぱり、スタッフの方はみんさん動物がお好きなのですか。大学で動物行動学など勉強されてるんですか」
「そうですね。みんな、好きですよ。そして、やっぱり学問と現場は違いますよ。みんな、入ってから勉強しますよ。」

そのお顔は、とてもいいお顔をされていました。餌の量により猿の適正頭数をコントロールするということは、間接的に猿を殺すということです。野生の猿の行動をこれだけじっくりと観察できる場所は本当に希です。猿を知ることで、人間とは何かをしる手がかりにもなります。

しかし、その代償としての、適正頭数のコントロールがあります。難しい課題を抱えながらも、その現場で働き、調査や管理、解説などの日々の仕事を誇りをもって行っているんだなあ、とお兄さんの眼差しに熱い熱い何かを感じました。熱い、熱い、何か。そう、それは、一言で言うと、

いい仕事してるなあ。

ということ。目の前の課題に粘り強く、じっくりと向かい合い、淡々と働く人の姿。現場の、姿。

「あ、そういえば」

ふっと思い出しました。昨日行った水族館で、閉館間際にカワウソのガラス張りの小屋の中を掃除していた若い女性スタッフがいたなあ。あのこの手、ひどいあかぎれだったなあ。痛そうだったなあ。でも、いい顔してたなあ。これから、いろんな経験を積んで、ベテランになっていくんだろうなあ。

みんな、いい仕事してるなあ。世の中は、名の知れた人や全体のデザインを出来る人だけが回していってるんじゃないもんなあ。名もなき庶民が支える現場がないと、世の中は回らないや。僕も、そんな、現場のひとりの名もなきオジサンでありたいなあ。いい仕事をしていこう。





しかしながら、雪の舞う高崎山は寒かったです。海風がビュンビュン吹き付ける中での2時間は、なかなかハードでした。寒さいっぱいの記念撮影。いい思い出になりました。

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そして、時を忘れている場合ではありませんでした。この後、子供たちは見事にダウンしました(笑)子供たちが風邪ひいたらいろいろストップしますね。ここのところ、出荷作業以外何にも出来てない・・・。うーん、やっぱ焦るな~。ジャガイモの堆肥も入れないと。早くレタスの種蒔かなくちゃ~。ああ、生きてるって感じがします。生活の現場は大変ですねえ(笑)



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2018年02月01日 未分類 トラックバック:0 コメント:0

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